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「湯たんぽ」と「電気あんか」の水道代・電気代を比較! 「節約効果」に期待できるのはどっち?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月13日 9時50分

「湯たんぽ」と「電気あんか」の水道代・電気代を比較! 「節約効果」に期待できるのはどっち?

足元の暖をとれる湯たんぽや電気あんかは、秋の終わりから春先にかけて重宝するアイテムです。これらがあたたかいのは熱を持っているためですが、湯たんぽの場合はお湯、電気あんかは電気を使ってあたためているため、それぞれ水道代や電気代がかかります。   そのため、湯たんぽと電気あんかではどちらの方が安いのか気になるという方もいるでしょう。   本記事では、湯たんぽと電気あんかを使用する際に必要となる水道光熱費を具体的に計算して比較し検証します。湯たんぽと電気あんかではどちらが水道光熱費を節約できるか見てみましょう。

湯たんぽと電気あんかの水道光熱費比較

湯たんぽと電気あんかとでは、熱をもつ仕組みが違います。湯たんぽはお湯が必要なため、水道代と光熱費がかかります。電気あんかについては、使用している間、電気代が発生します。それぞれに必要となる水道光熱費を計算し、比較してみます。
 

湯たんぽに必要な水道光熱費

湯たんぽは金属やポリエチレンなどの容器に熱湯を入れて使用します。そのため水道代とお湯を沸かすための光熱費が必要です。ミニサイズの湯たんぽであれば600ミリリットル程度のお湯で利用できるものがあるようです。レギュラーサイズであれば2リットル~3リットル程度のお湯が必要となります。
 
ここでは、東京都水道局が水道代の目安を試算する際に用いている数値である、1リットルあたりの単価0.24円で計算します。これを踏まえると、2リットルサイズの湯たんぽを使用する場合にかかる水道代は約0.5円です。
 
お湯はやかんや電気ポット・電気ケトルを使って沸かすと考えられるでしょう。今回は、電気ポットと電気ケトルそれぞれに必要となる電気代を算出します。
 
電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間×電気料金単価(円/キロワットアワー)」の計算式で求められます。なお、電力料金単価は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価である31円/キロワットを使用しています。
 
・電気ポット
ある電気ポットに水道水を満水で沸騰させる場合、700ワットで約26分かかります。電気料金は、0.7キロワット×26/60分×31円/キロワットアワー=約9円となります。水道代を合わせても1回当たり約9.5円です。
 
・電気ケトル
電気ケトルの場合、5分半ほどで沸きますが容量がそれほど多くありません。容量が1リットルの電気ケトルの場合、2回沸かす必要があります。電気代は1.25キロワット×5.5/60分×31円/キロワットアワー×2回=約7円となります。水道代を合わせると1回当たり約7.5円です。
 
なお、これらの金額は使用する湯たんぽや、電気ポット・電気ケトルの種類によって異なるため、あくまで参考程度にしてください。
 

電気あんかの電気代

電気あんかにも、さまざまな種類のものがあります。例えば、とある平形の電気あんかを使用する場合、消費電力は60ワットです。1晩8時間使用した場合の電気代は、0.06キロワット×8時間×31円/キロワットアワー=約15円となります。
 

湯たんぽと電気あんかを比較すると湯たんぽの方が節約効果に期待できる

湯たんぽと電気あんかの水道光熱費を比較したところ、湯たんぽの方が節約になる可能性があると分かりました。
 
しかし、電気あんかはお湯の準備をする手間が省けるといったメリットがあります。もし手軽さや機能面で電気あんかを使いたい場合は、消費電力の大きさに着目し、消費電力の小さな製品を活用してみるとよいでしょう。
 

出典

東京都水道局 よくある質問
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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