2年前に買った洗濯機を掃除していないと話したら、「汚い…」と友人に言われました。洗濯機の掃除はどのくらいの頻度でやるべきなのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月17日 4時50分
洗濯機の掃除頻度は、人それぞれです。購入してから一度も掃除していない方もいるでしょうが、衛生面や節約の観点から、洗濯機は定期的に掃除することをおすすめします。 本記事では、洗濯機の掃除頻度の目安や使用するクリーナーの種類、掃除をさぼった際のリスクなどを紹介します。
【パーツ別】洗濯機の掃除頻度
洗濯機の掃除頻度は、パーツによって異なります。可能であれば一度に全体を掃除したいところですが、難しい場合はパーツごとに掃除を行いましょう。ここでは、パーツごとの掃除頻度と掃除方法を紹介します。
糸くずフィルターは週1回が目安
糸くずフィルターとは、洗濯物から落ちる繊維や小さなゴミが衣類に絡まないようキャッチする役割をもつパーツです。掃除の目安はおよそ週1回ですが、ペットを飼っていて細かい毛が衣類に付着しやすい場合や、毛布やタオルなどの繊維が細かい衣類を洗濯する機会が多い場合などは、さらにこまめに掃除したほうがよいでしょう。
フィルター掃除には、特別な道具を必要としません。そのため、日常的に短期間で掃除可能なパーツといえます。フィルターを掃除せずにゴミがたまったまま放置していると、洗浄力の低下や悪臭をまねく原因になるため注意しましょう。
排水溝は月1回が目安
排水溝の掃除は、月1回を目安に行いましょう。ただし、排水溝の汚れ具合は使用頻度や衣類の汚れ具合によって異なるため、洗濯の排水時に水の流れが悪い、変なにおいがするなどのサインが現れたら、掃除の頻度を増やすことをおすすめします。
そのほかのパーツの頻度
そのほか、洗剤トレイは湿気が高くせっけんカスや柔軟剤の残りがたまりやすいパーツです。湿ったまま放置するとカビが生じるおそれがあるため、週に1回ほど掃除しましょう。
また、乾燥機能を使用すると乾燥フィルターにほこりがたまっていきます。ほこりを放置すると乾燥効率が低下し、電気代が増えてしまう可能性があります。
掃除する際は、フィルターを洗濯機から取り外し、掃除機でほこりを吸い取っていきましょう。汚れが落ちにくい場合は中性洗剤でフィルターを優しく洗い、しっかりと乾燥させてからつけ直してください。
洗濯槽の掃除に使うクリーナーは主に3種類
ここでは、洗濯槽の掃除に使用するクリーナーを3種類紹介します。洗濯槽の掃除は1ヶ月に1回ほどが目安です。
塩素系
塩素系のクリーナーは、強い殺菌効果が期待でき、カビを分解しながら除去してくれます。目に見えないカビ菌も除去してくれるため、効果が長く持続します。価格は150円程度から、大容量のものでも1000円前後で購入できるでしょう。
酸素系
酸素系クリーナーは、塩素系と比較すると殺菌力が低くなりますが、においや皮膚への刺激、衣類に与えるダメージが少ないことがメリットです。200円程度の商品が多く、大容量でも1000円以下で購入できる商品がほとんどです。
重曹
塩素系や酸素系のクリーナーと比較すると殺菌効果は劣るため、こまめなお手入れが欠かせません。また、重曹で掃除した後に浮いてきたカビや汚れは自分で取り除く必要があります。重曹も1キログラム300円程度から販売されており、掃除をする際の経済的な負担が少ない点がメリットです。
洗濯機の掃除をしないとどんなリスクがある?
ここでは、洗濯機の掃除をせず放置していると生じるリスクを紹介します。
電気代や水道代がかさむ可能性が
洗濯機の掃除を定期的に行わないと、電気代や水道代がかさむ可能性があります。具体的には、乾燥フィルターや洗濯槽にゴミがたまると、風量が弱くなり、乾燥時間が延びて電気代が増加します。また、洗浄力の低下により洗浄時間が長くなると、電気代や水道代を無駄に消費してしまうことがあります。
雑菌が肌トラブルの原因に
定期的な洗濯槽の清掃は、カビや雑菌の繁殖を防ぐために重要です。洗濯機の掃除を怠って黒カビや雑菌が繁殖した状態で洗濯をしてしまうと、衣類にカビが付着して、肌荒れを引き起こす原因になる場合があります。特に、敏感肌の方や小さな子どもがいる家庭では、定期的な掃除を意識して、カビの発生リスクを抑えましょう。
洗濯機の掃除はパーツごとの目安にあわせて定期的に行おう
洗濯機の掃除頻度はパーツによって異なりますが、洗濯機にたまる汚れの量は、洗濯機の使用頻度や洗濯する衣類の汚れ具合で変化します。そのため、いつもと違うにおいがするといった変化を感じたら掃除するようにしましょう。
洗濯槽を掃除する際は、汚れ具合に応じたクリーナーを選択してください。洗濯機の掃除を怠ると、肌トラブルや電気代や水道代がかさむ原因にもなるため、面倒でも定期的に行うことをおすすめします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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