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【注意】通販の注文で「欠品なので返金します」と連絡が→「QRコード」を読み取ったら、なぜか「10万円」送金していた!? 詐欺の手口と注意点を解説

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月17日 4時40分

【注意】通販の注文で「欠品なので返金します」と連絡が→「QRコード」を読み取ったら、なぜか「10万円」送金していた!? 詐欺の手口と注意点を解説

近年、ネット通販の利用者が増加する中、それを悪用した「返金詐欺」の手口が増えています。その中でも特に注意が必要なのが、QRコードなどの二次元コードを利用した詐欺です。   二次元コードが用いられていると一見信頼できる手順に見えるため、被害に遭う人も後を絶ちません。本記事では、実際に起きた詐欺事例をもとに、その手口や注意点を解説します。

「○○ペイで返金します」という詐欺に関する相談件数

国民生活センターによると、「○○ペイで返金します」と言われた詐欺に関する相談件数は2023年4月に21件だったものが、毎月増え続け、2023年9月には8倍以上の176件に膨らんでいます。
 
そして、2023年9月に注意喚起を行ったものの、その後も相談件数は増加傾向で、2024年4月には444件となっています。
 

詐欺の事例:欠品連絡から始まる罠

ある日、ネット通販サイトで商品を購入したAさんは、「欠品のため返金します」との連絡を受け取りました。販売者から送られてきたのは、返金手続きに必要だという二次元コード。販売者の指示通り、二次元コードを読み取り、指定の操作を行ったところ、驚くべきことに自分が10万円を送金していたことに気づきました。
 
なぜこのようなことが起きたのでしょうか? これは、詐欺師が二次元コードを悪用して巧妙に仕掛けた罠だったのです。
 

なぜ騙されてしまうのか?

客観的に結果だけを見ると、「自分は騙されない」と思う人もいるでしょう。しかし、この手口が成功するのにはいくつかの理由があり、詐欺師の罠に気づきづらい仕組みがありそうです。
 
まず、ネット通販を通じての取引という背景から、購入者は販売者を信頼しやすくなっていると考えられます。「自分がネットで見つけたサイトだから大丈夫」という意識が働いてしまったのかもしれません。
 
また、二次元コードを利用することで、「手続きを簡略化できる」という印象を与え、警戒心が下げられている可能性もあります。二次元コードを読み取る際には、リンク先や送金先の詳細を確認する人は少なく、詐欺師の罠に気づきにくい場合もあるでしょう。
 

被害を防ぐための注意点

国民生活センターでは、消費者へのアドバイスとして、「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑うことを注意喚起しています。
 
また、以下のようなサイトは詐欺サイトの可能性があるため、事前のチェックが必要としています。

●サイトの日本語表記が正しくない
●市場では手に入りづらいものが簡単に入手できる
●通常よりもブランド品などが安く入手できる
●振込先の銀行口座の名義が個人名
●キャンセル、返品、返金のルールの記載がない
●サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない

これらの特徴に当てはまるサイトは詐欺サイトかもしれませんので、必要に応じて利用を控えましょう。また、突然の欠品連絡や返金提案があった場合、まずは公式の通販サイトや販売者に直接確認を取ることが大切です。
 
少しでも変だと感じた場合には周りの人や消費者ホットライン「188(いやや!)」番などに相談しましょう。
 

まとめ

二次元コードを利用した返金詐欺は、巧妙でありながら、少しの注意で防ぐことができます。「便利そうだから」「早く解決したい」という心理を逆手に取る詐欺師に惑わされないよう、冷静に対応することが大切です。
 
怪しい連絡を受けた場合は、自分一人で判断せず、周囲や専門機関に相談しましょう。
 

出典

独立行政法人 国民生活センター 引き続き返金詐欺に注意!「○○ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑って!
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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