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出張で東京から大阪へ新幹線で行きます。やっておきたい仕事があるので集中するためにグリーン席に座りたいのですが、経費になるでしょうか? また、普通席の料金とどれくらい違うのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月18日 5時0分

出張で東京から大阪へ新幹線で行きます。やっておきたい仕事があるので集中するためにグリーン席に座りたいのですが、経費になるでしょうか? また、普通席の料金とどれくらい違うのでしょうか?

仕事で出張することが多い人のなかには、新幹線のグリーン車で快適に移動したいと考える人もいるかもしれません。しかし、グリーン車を利用料金が費用になるかどうか気になるでしょう。   本記事では、グリーン車が経費になるかどうかを解説するとともに、グリーン車の利用を主張するためのポイントを紹介します。

グリーン車の料金が経費になるかは状況次第

一般社員や管理職クラスが新幹線のグリーン車を利用する際に、経費として認められるかどうかは微妙なところです。特別な理由がないかぎり、グリーン車の利用は経費として認められないケースが多いといえるでしょう。
 
一方、社長や役員クラスは新幹線のグリーン車の利用が一般的で、業務効率化や重要な経営判断を下すために必要との考えから、経費として認められることが多いです。
 
ただし、会社に旅費規程が存在し、その規程に基づいていることが重要です。さらに企業によっては、特別な理由(指定席や自由席がすべて埋まっている、社長と部下との打ち合わせなど)が存在する場合、経費として認められる可能性があります。
 

東京-新大阪間の指定席とグリーン車の料金を比較

ここでは、東京-新大阪間の指定席とグリーン車の利用料金を紹介し、比較していきます。
 
図表1

新幹線の種類 指定席(普通車) グリーン車
のぞみ 約1万4920円 約1万9790円
ひかり 約1万4600円 約1万9470円
こだま 約1万4600円 約1万9470円

筆者調べ
 
図表1から、指定席とグリーン車では、どの新幹線の種類でも約4870円の差があることが分かりました。
 

グリーン車利用の必要性を主張するためのポイント

新幹線のグリーン車を経費として認めてもらうためには、業務上の合理的な理由が必要です。以下のポイントを意識しておきましょう。
 

1. 業務効率の向上

グリーン車の座席は、普通席よりも静かで広い座席が確保されています。そのため、重要な業務を移動中に行う必要がある場合や、指定席や自由席が満席である場合など、具体的な理由を示して業務効率化のために利用することを上司に説明しましょう。
 

2. 疲労軽減によるパフォーマンス向上

長時間の移動では、疲労がたまりやすいものです。特に社長や役員クラスの場合、重要な経営判断を下すために必要な休息時間を確保するためにグリーン車を利用することがあります。到着後すぐに、商談や会議に臨む体力や集中力を保つためにも有効です。
 

3. 取引先との同席

取引先の重役と同行する場合や、大事な取引が控えている場合は、グリーン車を選ぶことでビジネスマナーとしての印象がよくなることがあります。ただし、明確な理由を示さなければ、単なるぜいたくと見なされるリスクがあります。
 
これらの理由があれば、グリーン車の利用は単なるぜいたくではなく、業務上必要な経費として正当性を主張しやすくなるでしょう。ただし前述のとおり、会社に旅費規程が存在し、その規程に基づいていることが重要です。
 

グリーン車の利用はまず会社のルールの確認を

グリーン車が経費になるかどうかは一概にはいえません。一般社員や係長、課長クラスがグリーン車を利用する場合には、正当な理由がなければ税務調査の際に問題視される可能性があります。一方、社長や役員クラスであれば必要経費と見なされる可能性が高いでしょう。
 
新幹線のグリーン車を出張時に利用する場合、経費として認められるかどうかは会社の旅費規程によります。まずは規程を確認し、必要に応じて上司に相談することが大切です。出張をより快適で効率的にするためにも、ルールを守りつつ上手に新幹線を利用しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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