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中学生の娘から「脱毛したい」と相談されました。クラスで数名は脱毛をしているらしいのですが、今の時代は中学生でも脱毛するのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 5時20分

中学生の娘から「脱毛したい」と相談されました。クラスで数名は脱毛をしているらしいのですが、今の時代は中学生でも脱毛するのでしょうか?

中学生の娘から「脱毛したい」と相談されたら、多くの親は悩むことでしょう。   最近では、身だしなみや美意識が高まる中学生も増えており、脱毛を希望する子どもも少なくありません。しかし、成長期の肌に脱毛は影響がないのでしょうか?   本記事では、中学生の脱毛事情やリスク、親が気をつけたいポイントについて解説します。お子さんの気持ちに寄り添いながら、正しい判断をするための参考にしてください。

中学生でも脱毛は普通!? 何歳から始めている?

近年、中学生の間でも脱毛が話題になることが増えています。その背景には、美容意識の高まりやSNSの影響があるでしょう。友だちやクラスメートが脱毛をしていると知ることで、「自分も脱毛したい」と感じる中学生もいます。
 
参考として、セブンエー美容株式会社(福岡市)が運営する、脱毛サロン「恋肌」が10代女子を対象とした「『10代女子の脱毛事情』に関する調査」(調査期間:2022年12月、ゼネラルリサーチ調査)を見てみましょう。
 
「何歳から脱毛を始めましたか?」の問いに対し、「中学生の頃」が29.9%と最も多く、「高校在学中」が21.6%、「高校に入学してから」が18.1%と続き、「小学校高学年の頃」も9.9%いるという結果でした。
 
10代は思春期の時期であり、学校生活のなかで体育の授業や部活動で肌を見せる機会が多くなることも、脱毛への関心が高まる理由のひとつかもしれません。また、周囲で脱毛をしている人がいたことがきっかけとなる場合も多いでしょう。
 

中学生が脱毛するメリットとリスク

同調査では「脱毛をする理由」についても質問しており、「清潔さが保てるから」が73.3%、「見た目を変えたいから」が48.3%、「自信を持ちたいから」が46.0%、「可愛い洋服や下着を身につけたいから」が42.4%という結果でした。
 
しかし、成長途中の肌にはリスクも伴います。ここでは、メリットとリスクを簡潔にまとめます。
 
<メリット>

・コンプレックスの解消

体育や部活動で体毛が気になる悩みを軽減し、自信の向上につながることがあります。学校生活や日常生活において自己表現が豊かになり、精神的な負担が軽減されるでしょう。
 

・身だしなみや清潔感の向上

ムダ毛がなくなることで清潔感が高まり、周囲の印象もよくなります。
 

・自己処理による肌トラブルの軽減

カミソリや毛抜きの頻繁な使用を減らすことで、肌への負担が軽くなります。特に中学生は成長過程にあるため、皮膚が薄くデリケートで、自己処理による肌荒れや色素沈着のリスクが高まります。
 
<リスク>

・肌への負担

中学生の肌はデリケートで、脱毛の刺激による赤みや炎症が起こりやすいです。
 

・再び毛が生える可能性

成長期である中学生は、ホルモンバランスが不安定といわれます。ホルモンバランスが安定しない時期は、脱毛しても毛が再生しやすいです。
 

・費用と時間の負担

脱毛には費用がかかり、複数回の施術が必要なため時間もかかります。また、脱毛期間は日焼けを予防する必要があり、日焼けした場合には施術期間が長引くリスクもあります。
 
中学生の脱毛は、メリットとリスクをよく理解し、肌への影響を考慮することが大切です。親子で専門家の意見を聞きながら、判断するようにしましょう。
 

脱毛の費用はどれくらい?

脱毛の費用は選ぶ方法やサロンによって大きく異なります。まず、中学生にとって一般的に考えられる選択肢は「脱毛サロン」「家庭用脱毛器」「自己処理」の3つです。それぞれの費用感を見ていきましょう。
 

1. 脱毛サロンの場合

脱毛サロンでは全身脱毛や部分脱毛が選べます。例えば、脇や腕だけなど部分的な施術を選ぶと、費用は1万〜3万円程度が相場です。
 
一方、全身脱毛を選ぶ場合は、契約回数にもよりますが、20万円以上になることが一般的です。一部のサロンでは「学生割引」や「月額制」を提供しているため、これらを活用することで初期費用を抑えることができます。
 

2. 家庭用脱毛器の場合

家庭用脱毛器の初期費用は5万〜10万円程度が一般的です。最近では、低価格帯でも効果が期待できる製品が増えています。ランニングコストがほぼかからないため、長期的に見るとコスパが良いといえます。ただし、効果を得るためには継続して使用する必要があります。
 

3. 自己処理の場合

最も安価な方法はカミソリや除毛クリームなどを使った自己処理です。カミソリは数百円から手に入るため初期費用は安いですが、頻繁に買い替えが必要です。また、除毛クリームは1本1000〜2000円程度ですが、使い続けると合計費用がかさむことがあります。
 

子どもの気持ちに寄り添い、適切な判断を

中学生の脱毛は、現代では珍しいことではなく、美意識の高まりやSNS、友だちなど周囲の影響で関心を持つ子どもが増えています。しかし、成長期の肌には負担がかかる可能性もあるため、メリットとリスクをよく理解することが大切です。
 
お子さんが脱毛を希望する場合は、まずは親子でしっかりと話し合い、信頼できるクリニックやサロンでカウンセリングを受けることをおすすめします。子どもの気持ちに寄り添いながら、健康や安全を最優先に考え、適切な判断をしましょう。親の理解とサポートが、子どもにとって大きな安心につながるはずです。
 

出典

セブンエー美容株式会社 恋肌 「10代女子の脱毛事情」に関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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