1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

冬は車の「暖房」の設定温度を高くする母。「燃費に影響しないから大丈夫」とのことですが、冷房とは仕組みが違うのでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月25日 2時10分

冬は車の「暖房」の設定温度を高くする母。「燃費に影響しないから大丈夫」とのことですが、冷房とは仕組みが違うのでしょうか…?

冬のドライブでは寒さを和らげるために車の暖房を使う機会が増えるものです。その際には、「車のエアコンを使うと燃費が悪くなる」と思い、できるだけ外気温との差が少ない設定温度にする人も多いのではないでしょうか。   ところがある日、母から「暖房は燃費に影響しないから気にしなくていい」と言われたら、「一体どういうこと?」と困惑するかもしれません。本記事では車の暖房と冷房の違い、暖房を使う際の注意点について解説します。

エアコンの使用で燃費が悪くなると言われる理由は?

「エアコンを使うと燃費が悪くなる」という話は、必ずしも間違いではありません。車の冷房はエンジンから動力を得てコンプレッサーを作動させる仕組みなので、その分エンジンに負荷がかかり、燃費が低下します。
 
特に、夏場は外気温との差が大きく、その分エアコンの負荷が増えるため、燃費への影響が顕著です。「エアコンは燃費の敵」と考えるのは、この冷房時の影響を指している場合が多いでしょう。
 

暖房は冷房とは違う? 実は燃費にはほとんど影響しない

では、暖房の場合はどうなのでしょうか? ここで注目すべきなのは、車の暖房は冷房とは異なる仕組みで作動しているという点です。
 
車の暖房は、エンジンが稼働する際に発生する熱を利用しています。エンジンの熱で温められた冷却水が車内のヒーターコアに流れ込み、ヒーターコアに風を当てることで、暖かい風を車内に循環させます。
 
つまり、暖房を使うことでエンジンに新たな負荷をかけるわけではないため、燃費にはほとんど影響しないのです。
 

電気自動車やハイブリッド車は暖房で燃費が悪くなることもある

ガソリン車の場合、暖房を付けても燃費にはほとんど影響はありませんが、電気自動車やハイブリッド車では事情は異なります。
 
電気自動車では、エンジン熱ではなく電熱線などで熱を新たに発生させなければなりません。また、一部のハイブリッド車ではエアコンのシステムを作動させて熱を作り出します。
 
これらの場合、暖房のために新たなエネルギーを消費しているため、暖房をつけることが燃費に影響するでしょう。
 

暖房を使う際の注意事項

ガソリンでは暖房が燃費に大きな影響を与えないとはいえ、より快適で効率的な使い方ができるポイントがあります。いくつか見ていきましょう。
 

内気循環にしておく

車のエアコンには外気導入と内気循環のスイッチがあります。外気導入は、車の外から空気を取り込み、内気循環は車内の空気を循環させるためのものです。
 
暖房使用時に外気導入のスイッチを入れてしまうと、車内に冷たい外気が入り込んでしまいます。そのため、車内を効率的に暖めるには、外気ではなく内気を循環させる設定に切り替えておきましょう。
 

A/Cボタンを押さない

エアコンを入れる際、冷房でも暖房でもA/Cボタンを押している人もいるかもしれません。A/Cボタンを押すと、コンプレッサーを動かし、冷房・除湿機能が働きます。
 
そのため、冷房の際にはA/Cボタンを押しますが、暖房では押す必要がありません。逆に、暖房時にA/Cボタンを押してしまうと、動かす必要のないコンプレッサーを動かすための燃料が必要となるため、非効率となってしまいます。
 

暖房のためのアイドリングを避ける

冬場に車内を温めるためのアイドリングは、燃料を無駄に消費するだけでなく、環境にも良くありません。走行しながら暖房を効かせるようにしましょう。
 

まとめ

車の暖房は基本的には燃費に影響しない仕組みで動いています。冷房のようにエンジンに余分な負荷をかけることがないため、冬場は安心して暖房を使いましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください