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新幹線の「グリーン車」で帰省するというママ友家族。5人家族でグリーン車の往復に乗れるのは「高収入家庭」なのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月24日 23時30分

新幹線の「グリーン車」で帰省するというママ友家族。5人家族でグリーン車の往復に乗れるのは「高収入家庭」なのでしょうか?

新幹線のグリーン車と聞くと、経済的に余裕のある人が利用しているイメージを持つ人もいるでしょう。グリーン車にいつか乗ってみたいと思ってはいるものの、普通車との料金の差が気になりなかなか乗れないという人も多いのではないでしょうか。   そこで本記事では、5人家族で東京から新大阪まで新幹線に乗った場合の料金をグリーン車と普通車(指定席)で比較しつつ、グリーン車の利用者層の特徴についても解説していきます。

5人家族で東京から新大阪までの料金を比較

新幹線の普通車とグリーン車ではおもに座席、設備、料金に違いがあります。グリーン車は普通車よりも座席や足元のスペースが広く、リクライニングの角度が大きいことから、普通車よりも快適と感じる人が多いでしょう。
 
新幹線に乗るためには通常乗車券と特急券が必要ですが、グリーン車はグリーン料金が必要です。5人家族(大人2人、6歳~12歳未満の小学生の子ども3人)で、東京・新大阪間の新幹線を利用した場合のグリーン車と普通車(指定席)の料金は次の通りです。ここでは通常期の料金で比較します。
 

【グリーン車】

大人1人片道(1万9590円)×2人=3万9180円
子ども1人片道(1万2490円)×3人=3万7470円

【普通車(指定席)】

大人1人片道(1万4720円)×2人=2万9440円
子ども1人片道(7350円)×3人=2万2050円

大人2人、6歳~12歳未満の小学生の子ども3人の5人家族で東京から新大阪まで往復で利用する場合、グリーン車は15万3300円、普通車(指定席)は10万2980円かかります。東京から新大阪まで、グリーン車と普通車(指定席)では5万320円の差があることが分かりました。
 

グリーン車の利用者層について

次に、グリーン車の利用者層の特徴を見ていきましょう。
 
株式会社JR東海エージェンシーがインターネット上で行った調査によると、新幹線を利用しているのはグリーン車・普通車ともに40代・男性が最も多く、次いで50代・男性です。
 
世帯年収については、普通車では約30%の世帯年収が1000万円を超えている一方で、グリーン車では半数近い約45%の世帯年収が1000万円超となっています。またグリーン車利用者の60%以上が経営、管理職などの役職についているようです。
 
さらに、新幹線利用者の約25%の所有資産は3000万円を超えており、グリーン車利用者においては約20%の方の所有資産が1億円超という結果でした。
 
このことから、グリーン車の利用者層の年収は高めの傾向があるといえそうです。快適性やストレスの少ない環境を求めるために、経済的に余裕のある所得層が利用していると考えられるでしょう。
 

グリーン車は比較的年収の高い層が利用している傾向にある

株式会社JR東海エージェンシーが行った調査によると、グリーン車の利用者層は、半数近くの世帯年収が1000万円を超えており、経営や管理職についている方が多いようです。さらにグリーン車利用者の約20%の所有資産は1億円超と、経済的に余裕のある方が利用する傾向にあることが分かりました。
 
実際に、東京から新大阪まで家族5人で往復利用した場合のグリーン車と普通車(指定席)の通常期の料金を比較すると、その差は5万320円です。
 
しかし、グリーン車は必ずしもお金に余裕のある人だけしか乗れないわけではありません。毎回の帰省でグリーン車の利用が難しくても、利用シーンや予算に応じてグリーン車を検討すると、移動時の快適性が上がり満足度の高い旅行になるでしょう。
 

出典

株式会社JR東海エージェンシー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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