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「年末は料理をしたくない」と、夕飯はすべて取り寄せにすると言い張る母。5日間でどのくらいの出費になるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月25日 5時30分

「年末は料理をしたくない」と、夕飯はすべて取り寄せにすると言い張る母。5日間でどのくらいの出費になるのでしょうか?

年末年始には、家族や友人と普段より豪華な食事を楽しむ方も多いでしょう。特に、大みそかやお正月は奮発して、いつもより高いお取り寄せをする方もいらっしゃるかもしれません。そこで気になるのは、お取り寄せにかかる費用です。   本記事では、年末年始にお取り寄せをした場合の費用の目安や、お取り寄せ費用をおさえるためのポイントについて解説します。

年末年始5日間の夕飯をすべて取り寄せた場合にかかる費用はどれくらい?

年末年始ならではの食材である、年越しそば、おせち、鍋、かになどを取り寄せた場合の費用目安を見ていきます。
 
例えばおせちを約2万5000円、それ以外の4日間における夕飯の食材を1日あたり約5000円とした場合、合計で約4万5000円かかる計算となります。これは5日間の夕飯のみの費用になるため、朝食や昼食の費用を考えるとさらに費用はかさむことが予想されます。また、家族の人数や、お取り寄せする食材の選び方によって、かかる費用が大幅に異なるでしょう。
 
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)」にて、二人以上の世帯における「食料にかかる1世帯あたり月ごとの費用」を比較すると、2023年10月は8万3302円、2023年11月は8万1447円、2023年12月は9万9523円、2024年1月は7万8792円でした。12月は、ほかの月に比べると、食料費が高くなることが分かります。
 

年末年始の食事で、すべて購入してきたものを食べる人はどれくらいいるのか?

農林水産省が、20代~60代の男女2000名に対して行った、和食文化に対する意識と実態を把握するためのアンケート結果を基に解説します。正月や大みそかに関連する食べ物について、「自分あるいは家族が手作りしたものと、購入してきたもの、両方を食べることが多い」と答えた人が全体の49.9%で、最も多いようです。次いで「自分あるいは家族が、すべての料理を手作りすることが多い」と答えた人が30.3%、「すべて購入してきたものを食べることが多い」と答えた人は13.1%でした。
 
さらに、家族の誕生日や、季節の行事全体(お正月・大みそか・節分・桃の節句・端午の節句・お彼岸・お盆・秋祭り・ハロウィーン・クリスマス)のケースと比較してみましょう。お正月・大みそかは、家族の誕生日や他の季節の行事と比べても「すべて購入してきたものを食べることが多い」の割合が最も低いようです。一方で、「手作りしたものと、購入してきたもの、両方を食べることが多い」の割合は、最も多くなっています。
 
調査結果から「年末年始は、すべての食事を購入する人は少ないものの、手作りと購入してきたものを組み合わせる人が多い」ことが分かります。
 

取り寄せ費用をおさえるためのポイント

取り寄せの便利さを残しつつ節約もしたい場合は、次のような点をおさえるとよいかもしれません。
 

【早期予約割引を利用する】

多くの業者では、年末年始に関連する食品の早期予約割引を提供しています。これにより、通常価格よりも5~10%程度の割引を受けられるケースがあります。特におせち料理は予約が集中するため、早期の注文を心がけましょう。
 

【家族が食べる量に合わせてプランやメニューを調整する】

量が多すぎると食べきれないことも考えられるため、コストパフォーマンスが下がるでしょう。家族の人数や食べる量に合わせてプランやメニューを選ぶことで、無駄を減らせます。
 

【地元の業者を活用する】

全国配送商品の場合は、送料が高くなる可能性があります。地元の店舗で受け取れる商品を選ぶと、送料分を節約できるでしょう。
 

年末年始5日間の夕飯をすべて取り寄せするのに4万5000円程度かかる可能性も|食材の選び方によってはもっと必要な場合もある

年末年始5日分の夕飯をすべて取り寄せると、4万5000円程度かかるケースがあることが分かりましたが、家族の人数や食材の選び方によっては、さらに高額になる可能性もあります。
 
年末年始は3食の献立を考える必要があるうえに、買い出しに行っても人が多く、ゆっくり休めないと感じる方も多いようです。農林水産省が行ったアンケート調査によると、大みそかとお正月の食事をすべて購入する人は少ないものの、半数近くの人が手作りと買ってきた食事を組み合わせていることが分かりました。
 
人気のおせちやお取り寄せ食材は、早めに売り切れてしまうこともあります。お取り寄せを検討する場合は、早期予約などを活用するために、余裕を持って計画を立てるとよいでしょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯) 2. 用途分類:収入及び支出金額・名目増減率・実質増減率(月・四半期・年) 二人以上の世帯
農林水産省 令和元年度国産農産物消費拡大事業のうち「和食」と地域食文化継承推進委託事業(地域の食文化の保護・継承事業)のうち国民の食生活における和食文化の実態調査調査報告書(要約版) 季節の行事など特別な日に関連した食べもの 「手作り、購入など」【各季節の行事など特別な日の食べものを食べた回答者】(5ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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