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お金を育てる為に重要な4つのキーワード

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月8日 10時30分

お金を育てる為に重要な4つのキーワード

11月、私が住んでいる山形県山形市で金融庁が主催する「つみたてNISA meetup in 山形」(つみップ)が開催されました。このセミナーは金融庁が主催し、「つみたてNISA」、「個人型確定拠出年金(イデコ、iDeCo)」の普及促進を目的に全国各地で開催されています。   その中で、「つみたてNISA」や「イデコ」を通して「お金を育てる」ことをお伝えしました。今回金融庁が提示した資料で興味深い資料がありました。  

長期分散投資でどれくらいお金を育てられるのか

「毎月1万円を世界中に分散し、積立投資を20年間継続した場合はどうなるか?」という結果が出ていました。元本は毎月1万円×12ヶ月×20年間=240万円です。
 
【結果】
世界中に分散投資(MSCIオール)をしたら‥、240万円の元本が566万円になりました。(結果は326万円プラス)
 

※参考
MSCIオール(緑色)‥全世界株式分散投資
MSCIエマージング(ピンク)‥新興国株式
S&P500(水色)‥アメリカ株式
MSCIコクサイ(黄色)‥先進国株式分散
日経平均(紺色)‥日本株式
 
これは20年間という「長期」に渡り、毎月1万円を全世界へ「分散」投資、それを毎月「積立」して「継続」した結果です。率に換算すると平均で年率7.9%になります。20年間の間には、良くも悪くもさまざまな出来事がありました。いろいろなことがあっても、年平均7.9%でお金が育っていったことになります。
 
これからはどうなるかわかりませんが、過去の実績から判断すると、これからも「長期」、「積立」、「分散」、「継続」この4つをキーワードにしてお金が成長していく可能性は十分にあるのではないかと考えられます。
 

4つのキーワードとは??

「分散」…日本にいながら全世界へ「分散」投資をする。
「積立」…毎月口座振替、クレジットカードなどを通じて「積立」形式で投資をする。
「長期」…短期的な視点ではなく「長期」的な視点で投資をする。
「継続」…「分散」、「積立」、「長期」をとにかく「継続」する。
 
この4つです。上記に資料では「20年間」という長きに渡って投資をしているので、この4つのキーワードと「時間」を掛けることで、お金を大きく成長させることができる可能性が広がります。
 

「NISA制度」の拡充を!

つみップでは懇親会の席も設けて、金融庁の方も交えてかなり深い話をしました。
 
その中で、参加者の方から、「NISA制度を恒久化してほしい」「非課税投資枠をもっと増やしてほしい」「NISA制度がちょっと複雑なのでもう少しシンプルにしてほしい」といった意見が出されました。
 
金融庁の方と膝をつき合わせてお話をする機会はなかなかありません。私たちの意見や要望が必ずしも通るとは限りませんが、心の内を伝えることは大切だと思います。それが政策にも反映されるかも知れません。
 
NISAの恒久化や非課税投資枠の増枠は投資家の皆さんの願いです、みんなで声を上げてNISAの恒久化、非課税投資枠の増枠が実現すれば、今よりもみんなが投資しやすい環境ができるはずです!
 
金融庁 つみたてNISA meetup(つみップ)について
金融庁 説明資料
 
執筆者:大場脩(おおば しゅう)
ファイナンシャルプランナー
 
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