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ランチで友人が400円の「ドリンクバー」を注文したら、店員さんに「グループ全員の注文が必要です」と言われた!「回し飲み」するつもりがなくても、全員注文する必要はある?

ファイナンシャルフィールド / 2024年12月30日 4時30分

ランチで友人が400円の「ドリンクバー」を注文したら、店員さんに「グループ全員の注文が必要です」と言われた!「回し飲み」するつもりがなくても、全員注文する必要はある?

ランチメニューを頼むと、セットでドリンクバーを付けられるお店もあります。ドリンクバーは自分が好きなドリンクを好きなだけ楽しめるので、注文する人もいるでしょう。ただ、同席者のうち1人でもドリンクバーを注文した場合、ほかのメンバー全員もドリンクバーの注文を求められることも。   このようなとき、「自分はドリンクバーを注文したくないのに」と不満に感じるかもしれません。本記事では、ドリンクバーは全員注文する必要があるのかについて解説します。

ドリンクバーとは?

ドリンクバーは、一定の料金を支払うことで、店舗内に設置されたソフトドリンクやコーヒーなどを自由に楽しむことができる飲み放題サービスのことです。提供される飲み物の種類は店舗によって異なりますが、一般的にはジュース、炭酸飲料、コーヒー、紅茶など、多くのドリンクが用意されています。
 
主なチェーン店のドリンクバーの税込料金は次の通りです(2024年12月3日時点。ランチドリンクバーの料金、なければ通常のドリンクバーの税込料金を記載)。

●サイゼリヤ:100円(セット)
●ココス:319円(セット)、429円(単品)
●ジョナサン:209円(セット)
●デニーズ:418円(セット)、561円(単品)

ドリンクバーの料金は店舗ごとに異なりますが、食事とのセットで100~400円前後、単品で500円前後です。数百円で好きな飲み物を好きなだけ楽しめるため、魅力的に感じる人も多いでしょう。
 

「全員注文」がルールになっている店も

友人がドリンクバーを注文していても、「自分は水で足りる」とドリンクバーを注文しない人もいるかもしれません。ただ、店舗によっては「ドリンクバーはグループ全員の注文が必要」ということをルールにしていることもあるため、注意が必要です。
 
このようなルールが設けられている理由の1つに、「お店の利益を守る」ということが挙げられるでしょう。ドリンクバーは何度でもおかわりができるシステムです。1人分の料金で複数人が飲み物を共有する「回し飲み」が発生すると、お店は大きな損失を被ることになります。
 
例えば、ある店舗でドリンクバーが1人400円だとします。グループ5人のうち1人だけが注文し全員でその飲み物を共有した場合、お店側は本来2000円で提供するはずのサービスを400円で提供していることになります。ドリンクバーは飲み物の原価や設備の維持費がかかるため、このような利用が続くと経営に悪影響が及びます。
 
ドリンクバーのシステムを悪用する人ばかりとは限りませんが、「ドリンクバーはグループ全員が注文する」というルールを設けることで、公平性を保ち、お店の経営を守っているのです。
 

店のルールに従うのがマナー

ドリンクバーで「回し飲み」をするつもりがなくても、「全員注文」がお店のルールである場合、基本的にそのルールには従うべきです。無料の水で十分である人にとっては不満に感じるかもしれませんが、これはお店の経営を守るためのやむを得ないルールともいえます。
 
「ドリンクバーは全員注文」というルールは全ての店舗で共通しているわけではなく、グループの1人だけ注文できる場合もあります。もし全員注文のルールが気になる場合は、予約時や入店時に確認したり、別の店舗を選んだりすることをおすすめします。
 

出典

株式会社サイゼリヤ ランチメニュー ランチドリンクバー
株式会社ココスジャパン ソフトドリンク・アルコール
株式会社すかいらーくホールディングス ジョナサン ドリンクバー ランチドリンクバーセット
株式会社セブン&アイ・フードシステムズ デニーズレストラン ドリンクバー
 
執筆者:山田麻耶
FP2級

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