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「冬場」の「電気代」と「ガス代」はどのくらい? 一人暮らしで「1万円」以内に抑えるのは不可能?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月8日 4時20分

「冬場」の「電気代」と「ガス代」はどのくらい? 一人暮らしで「1万円」以内に抑えるのは不可能?

冬になると暖房やお風呂などで電気代やガス代が高くなる傾向があります。電気代やガス代の高騰が懸念される中、節約を意識する人も多いのではないでしょうか。   今回の記事では、冬場の電気代やガス代の節約方法と1人暮らしで光熱費を1万円以内に抑える方法を解説します。

冬場の電気代とガス代の節約方法

ここからは、光熱費が高くなる冬に実践できる節約方法を紹介します。
 

断熱シートの活用

断熱シートは、窓ガラスに貼るだけで、熱を逃がしにくくする効果があるとされています。最近では100円ショップでも販売されており、手頃な価格で手に入れられることが増えたようです。ただし、ものによってはガラスを傷つけてしまう可能性もあるため、購入前に商品をよく確認して丁寧に貼るようにしましょう。
 

冷蔵庫の温度を上げる

冬は室内が冷たくなるため、冷蔵庫の温度を上げるのもよいでしょう。特に夏に「強」にしたままの場合が多く、冬もそのままの状態で使用している人もいるのではないでしょうか。冷蔵庫の温度を上げるだけでも、年間数千円以上の節約になることもあります。冷蔵庫の温度は季節に応じて変えましょう。
 

エアコンの温度を下げる

部屋が寒くなると、エアコンの温度を上げる人も多いのではないでしょうか。しかし、室内と室外の気温差が大きくなると、消費電力が多くなり電気代が上がる原因につながるといわれています。したがって、温度を変えず一定に保てば電気代を抑えられる可能性があるのです。
 
温度を1度調整するだけでも、10%程度の消費電力を抑えることができ、電気代の節約につながるとされています。冬における室温の目安は20度です。部屋が寒いときは厚着をするなどの対策をすれば、エアコンの温度が低くても快適に過ごせる可能性があるでしょう。
 

一人暮らしのガス代と電気代の平均

次に、一人暮らしのガス代と電気代の平均はどのくらいなのかを見てみましょう。総務省の家計調査では、それぞれの金額は表1の通りとなっています。
 
表1

ガス代 3359円
電気代 6726円
ほかの光熱費 720円

※e-Stat 政府統計の総合窓口「家計調査 家計収支編 2023年 表番号1」を基に筆者作成
 
上記の費用を合計すると、1万805円となります。個人の価値観などにより異なりますが、家族で暮らしている場合と比べ、一人暮らしは洗濯や浴槽に入る頻度が少なくなるため、比較的光熱費は少額であるようです。
 
そのため、工夫次第では光熱費を1万円以内に抑えられる可能性があるといえるでしょう。しかし、自炊をしたり暖房や冷房を多く使ったりすると、光熱費は高くなる可能性があります。
 

一人暮らしで光熱費を1万円以内に抑える方法

ここからは、一人暮らしで光熱費を1万円以内に抑えるための節約方法を見ていきましょう。ただし、必ずしも1万円以内に抑えられるとはいいきれませんので、あくまで参考程度にしてください。
 

契約アンペア数を確認する

アンペア数を見直すことで、余計な電気代がかからなくなる可能性があります。1人暮らしのアンペア数は20~30アンペアが目安です。しかし、電気の使用量が多いのに無理やり少ないアンペア数にしてしまうと、生活に支障が出る可能性があります。普段家にいる時間や、使用する電気製品を考慮して契約しましょう。
 

電力会社を見直す

電気の自由化に伴って、電力会社を自分で選べるようになりました。賃貸に住んでいても、自分に合った電力会社を選べば、節約効果を得られる可能性があります。例えば、とある電力会社では、関東で1人暮らしの場合、12月の電気代は約5000円となり、前述の電気代の平均よりも安く抑えられる可能性があります。
 
電力会社によっては、ガスと電気のセット契約でお得になるプランや、夜間の電気代が安くなるプランなどもあります。自分のライフスタイルに合った電力会社を選べば、節約につながる可能性があるでしょう。
 

冬でも節約次第で光熱費は抑えられる

単身世帯のガス代の平均は3359円、電気代の平均は6726円、ほかの光熱費の平均は720円だということが分かりました。これらを合計すると、1万805円となります。そのため、工夫次第では光熱費を1万円以内に抑えられる可能性があるといえるでしょう。
 
1万円以内に抑えるためには、契約アンペア数や電力会社を見直すといった方法が挙げられますが、必ずしも1万円以内に抑えられるとはいいきれませんので、あくまで参考程度にしてください。
 
冬の光熱費で悩んでいる人は、どんなことに電気やガスを使用しているのかを改めて見直してみましょう。今回紹介した節約方法を少しでも意識すれば、大きな節約につながる可能性があります。
 

出典

e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査 家計収支編 2023年 表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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