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「有料の公衆Wi-Fiなら安全」だと思い、カフェで仕事するときに使っています。何かリスクはあるでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月8日 22時30分

「有料の公衆Wi-Fiなら安全」だと思い、カフェで仕事するときに使っています。何かリスクはあるでしょうか?

カフェで仕事することが一般的になった現在、便利なフリー(無料)Wi-Fiは欠かせないものとなっています。しかし、フリーWi-Fiはセキュリティーのリスクが懸念されます。そこで、「有料の公衆Wi-Fiなら安全だろう」と考える人も多いのではないでしょうか。   しかし、有料であっても必ずしも安全とは言い切れないようです。本記事では、有料の公衆Wi-Fiを利用する際のリスクと、安全に利用するための対策についてまとめました。

有料でも安心できない、公衆Wi-Fiのリスク

公衆Wi-Fiには有料のサービスもあります。有料のサービスは、パスワードの入力などが必要でアクセスできる人が限られているため、無料のWi-Fiと比較すると安全性は高くなるでしょう。料金はサービス提供者によって異なりますが、月額300円台から利用可能です。
 
しかし、公衆Wi-Fiは有料、無料を問わず、セキュリティーのリスクが存在します。有料だからといって安全というわけではないようなので注意が必要です。
 

データ漏えいのリスク

有料の公衆Wi-Fiであっても、データ漏えいのリスクはあるでしょう。セキュリティー対策が不十分であったり、悪意のある利用者が通信内容を傍受したりする可能性があります。
 

不正なAP(アクセスポイント)の可能性

なかには、カフェの正規のWi-Fiに似たSSID(ネットワーク名)が設定された、偽のアクセスポイントが設置されている危険性もあるようです。これらは有料Wi-Fiを装っていることもあるため、知らずに接続してしまう可能性があります。
 
攻撃者はアクセスポイントを通じて、利用者と通信サーバーの間の通信を傍受したり、改ざんしたりできます。そのため、パスワードやカードの情報など、重要な情報が盗まれてしまうかもしれません。
 

マルウェア感染のリスク

また、無料Wi-Fiと同様、マルウェアにも注意が必要です。マルウェアとは、コンピューターやネットワークに対して不正かつ有害な動作を行うことを目的に作成されたソフトウエアの総称です。
 
マルウェアに感染すると、個人情報が盗まれたり、パソコンの動作が妨害されたりする恐れがあるようです。
 

有料の公衆Wi-Fiを安全に利用するための対策

有料であっても、公衆Wi-Fiを利用する際はリスク対策が必要です。
 
例えば、VPN(Virtual Private Network)は、公衆Wi-Fiを安全に使用するための最も効果的な方法の一つです。VPNを使用することで通信が暗号化され、第三者による傍受や盗聴のリスクを減らせ、プライバシー保護にも効果的です。
 
VPNを利用するには、サービスを選んでアカウントを作成し、アプリをインストールする必要があります。有料と無料がありますが、有料の方がセキュリティーやデータ容量などの面で安心でしょう。
 
加えて、公衆Wi-Fiに接続している間は、安全のためにカード情報や銀行口座など、重要な個人情報はできれば入力しないことをおすすめします。
 
カフェで作業を頻繁にする場合、個人用のモバイルWi-Fiを利用すると、公衆Wi-Fiを利用するのに比べてリスクを軽減できるため、検討してみるのもいいかもしれません。
 

公衆Wi-Fiの利用は、有料でも情報漏えいリスクに対する注意が必要

安全にインターネットを利用するには、有料の公衆Wi-Fiを利用する場合でも、無料のサービスを利用する場合と同様、リスクを十分に認識し適切な対策をとることが必要です。頻繁にカフェで作業する場合は、モバイルWi-Fiの利用を検討するのもいいでしょう。
 
重要な情報が漏えいしてしまう影響は計り知れません。常に自身の情報を守る意識を持ち続け、最新の対策方法を学び、実践することが不可欠でしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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