高校生の娘は「モデル」を目指しています。活躍するためには努力も必要だと思うのですが、平均年収はどのくらいでしょうか？

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月16日 9時0分

華やかな世界で活躍しているモデルに憧れて、服装をファッションの参考にしている人もいるでしょう。しかし、中にはなかなか活躍の場を得られないモデルもいます。このようなモデルは、どのような給与体系で、いくらくらいの年収があるのでしょうか？そこで今回は、モデルの仕事内容や給与体系、年収などについてご紹介します。

モデルの種類

一言で「モデル」といっても、さまざまな種類があります。モデルというと、ファッションモデルや広告モデル（コマーシャルモデル）などがイメージしやすいでしょう。

ファッションモデルは、雑誌や広告などで指定の衣装を身に付けて被写体となったり、ファッションショーに出演しブランドPRを行ったりするモデルのことを指します。スチールモデルやショーモデルと呼ばれることもあるようです。

広告モデルは、商品広告やカタログ、テレビCMなどに出演し、商品の宣伝を行うモデルのことを指します。

ほかにも、手や足など特定の部位だけを使う「パーツモデル」や美術大学などで絵画のモデルとなる「絵画モデル」など、多種多様なモデルが活躍しています。

モデルの給料事情

モデルも芸能人同様、事務所に所属し仕事をもらっているケースが一般的なようです。そのため、1件仕事をして得たギャランティは、全額もらえるわけではなく、事務所とモデルで配分することが一般的とされています。

また、給料は固定給ではなく出来高制を採用している会社が多いようです。そのため、モデルによって収入には大きな差があり、中には生計を立てるために、アルバイトと掛け持ちをしている人もいるでしょう。

とはいえ、仕事をたくさんすればその分収入につながる夢のある仕事でもあります。

モデルの年収はいくら？

モデルの平均年収は、公的な数字が出ているわけではありませんが、一般的に200万円～300万円ほどともいわれるようです。

国税庁が発表している「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、給与所得者全体の平均年収は459万5000円です。給与所得者全体の平均年収と比較しても、年収200万円〜300万円は少ない額であるといえるでしょう。

しかし、タレントのようにテレビにも出演し、高額な年収を得ている人もいます。モデルの年収に幅があるのは、人気の有無も関係していると考えられます。同じ仕事でも、人気のあるモデルの場合は、ギャランティも高くなりやすいでしょう。

雑誌のモデルでも、専属契約していれば毎月専属契約料が入り、さらに撮影ごとに数万円が支払われているといわれます。しかし、専属契約ではないモデルは、撮影料しか支払われませんし、毎月その雑誌に呼んでもらえるとも限りません。

モデルになる方法

モデルとして活躍するためには、事務所に所属し、ファッション雑誌などさまざまなオーディションを受ける必要があります。オーディションを通過し、多くの雑誌やテレビなどに出演することで知名度が上がり、ギャランティも増えていくことが考えられます。

モデルとして働くためには、見た目や体型などにも気を配らなければなりません。場合によっては、エステやジムなどに定期的に通う必要もあるでしょう。華やかな世界のように見えますが、その華やかさを維持し続ける努力が必要な仕事だといえます。

モデルの年収には幅がある。第一線で活躍し続けるためには自分磨きの努力も必要

綺麗な衣装に身を包み、ランウェイを歩く姿や、雑誌でさまざまな衣装を着こなすモデルの姿に、憧れを抱く人もいるでしょう。モデルの年収は一説では100万円〜300万円ともいわれており、決して一般的な額の年収を得られるとは限りません。

また、モデルとしての外見やスタイル維持のために努力し続けたり、エステなどお金を掛けなければならないこともあるかもしれません。第一線で活躍し続けるためには、それなりの努力も必要であるといえるでしょう。