多くの人はプライベートな時間を「メンタル面のケア」にあてている?ワークライフバランスで「私生活」を重視している人の割合とは
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月18日 4時10分
プライベートの時間の過ごし方は人それぞれですが、「メンタルケア」を重視して過ごしている人はどれくらいいるのでしょうか。 本記事では、休日をメンタルケアにあてている人の実態を解説します。また、ワークライフバランスを意識した生活の重要性やメリットも紹介します。
ワークライフバランスとは
ワークライフバランスとは、仕事と生活のバランスが取れている状態のことを指します。生活には、家庭生活だけでなく、地域生活や個人の自己啓発などさまざまな活動が含まれます。
これらのプライベートと仕事のどちらも充実させる働き方や生き方が、ワークライフバランスを実現できている状態といえるでしょう。
内閣府の「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」によると、ワークライフバランスが実現された社会とは「就労による経済的自立ができること」「健康で豊かな生活のための時間が確保できること」「多様な働き方・生き方が選択できること」の3つが実現された社会とされています。
また、ワークライフバランスは、働いている人だけのものではありません。年齢を問わず、子育て中の人、子どもがいない人、結婚していない人などさまざまな人がワークライフバランスを充実させることが、社会を豊かにします。
ワークライフバランスの実現によるメリット
ワークライフバランスが実現すると、次のようなメリットがあります。
それぞれにあった働き方ができるようになる
例えば、在宅勤務や時短勤務が可能になれば、自分のライフスタイルやライフステージに合わせた働き方ができるようになります。
その結果、子育てや介護をしながらでも働けるようになるでしょう。また、何らかの事情で働くことが困難だった人も自身の生活に合わせた働き方ができるようになれば、新たな雇用につながる可能性が広がります。
仕事に対するモチベーションが上がる
仕事と生活のバランスが取れないと、休みの日も気持ちが休まりません。そのような状態では、仕事のモチベーションも下がり、生産性が低下する可能性もあります。仕事とプライベートの切り替えやバランスをうまく取ることで、結果的に仕事へのモチベーションも向上するでしょう。
自己実現につながる
プライベートの時間で、趣味やこれまでに挑戦できていなかったことに取り組めるようになれば、自己実現の可能性が広がります。仕事以外の場でも多くの経験を積むことで、人生の充実度も向上するでしょう。
多くの人が休みの日を「メンタルケア」にあてている?
ワークライフバランスの実現には、「メンタルケア」が欠かせません。メンタルケアの方法は人それぞれですが、仕事とプライベートの切り替えがポイントとなります。オンオフを切り替えて、メンタルケアをすることによって、仕事のモチベーションや人生の充実度が向上するでしょう。
株式会社ライボの調査機関Job総研は、796人の社会人男女を対象に「2023年 ワークライフ実態調査」を実施しました。この調査によると、仕事とプライベートでは「プライベート」を重視したいと多くの人が考えているものの、実際には「仕事」重視の生活になっていると回答しています。
プライベート時間に重視することが何かという質問では、「メンタル面のケア」と回答した人が約30%、「どちらかといえばメンタル面のケア」と回答した人が約37%でした。この結果から、半数以上の人が、休日にメンタル面のケアを行っていることが分かります。
メンタルに支障をきたすと通院や休職も
もし、ワークライフバランスの実現が困難な状況が続き、心身に影響をきたすことがあれば、通院して治療したり休職が必要になったりすることもあるでしょう。
メンタルに支障をきたした場合は、一般的に心療内科に通院します。心療内科の受診費用は、診察内容などによって異なりますが、保険適用で通院できる場合、初診では2500〜6000円程度、再診の場合は1000〜2000円程度の費用が必要とされています。
ただし、場合によっては、自費で別途検査の実施が必要になることもあるでしょう。さらに休職が必要な場合には、証明書や診断書を作成してもらう必要があります。病院によって書類発行手数料は異なりますが、一般的に書類作成には、都度2000〜1万円程度必要とされています。
心身の健康のために、メンタルケアを実践してみましょう
多くの人が休日をメンタルケアにあてていることから分かるように、心身ともに健康で充実した生活を送るにはワークライフバランスの実現が重要です。
また、ストレスがかかって心身に支障をきたせば、生活にも影響を及ぼします。休日は自分なりの方法でメンタルケアをしながら、心身の健康維持に努めましょう。
出典
仕事と生活の調和とは(定義)-「仕事と生活の調和」推進サイト-内閣府男女共同参画局
Job総研による『2023年 ワークライフ実態調査』を実施 理想はプライベート重視7割 実際は仕事に偏りギャップ顕著 | パーソルキャリア株式会社のプレスリリース
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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