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今年「Windows 10がサポート終了」と聞きましたが、今使っているパソコンは使えなくなりますか?お金がかかるためなるべく買い替えは避けたいのですが…。

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月21日 4時30分

今年「Windows 10がサポート終了」と聞きましたが、今使っているパソコンは使えなくなりますか?お金がかかるためなるべく買い替えは避けたいのですが…。

仕事やプライベートで「Windows 10」のパソコンを使っている方も多いかもしれません。高いシェアを誇る「Windows 10」ですが、2025年10月にサポート終了になることはご存じでしょうか。   サポートが終了したら直ちにパソコンが使えなくなるわけではありませんが、サポートが終了した「Windows 10」を使い続けるのはリスクがあります。当記事では、「Windows 10」のサポート終了についておさらいした上で、サポートが終了したOSを使い続けるリスクや、サポート終了までに取るべき対応を解説します。

2025年10月に「Windows 10」のサポートが終了

Windowsの最新バージョンは2025年1月時点で「Windows 11」ですが、いまだに「Windows 10」が搭載されたパソコンを使い続けている方もいるのではないでしょうか。とある調査によると、「Windows 10」の市場シェアは2024年12月時点で60%を超えているということです。
 
依然として高い市場シェアを誇る「Windows 10」ですが、開発元のMicrosoftは「Windows 10」のサポートは2025年10月に終了すると発表しており、2025年10月14日以降は「Windows Update」を介した「Windows 10」の無料ソフトウエア更新プログラム、テクニカルサポート、セキュリティー修正プログラムの提供を受けられません。
 

サポート終了後も「Windows 10」を使い続けるリスク

「Windows 10」のサポート終了に伴い、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は「サポート終了後はセキュリティ更新プログラムの提供がなくなり、セキュリティリスクが高まります」と注意喚起を行っています。
 
具体的には、OSの脆弱(ぜいじゃく)性を悪用したランサムウエアなどへの感染リスクが高まるため、注意が必要です。
 
OSのサポートが終了すると、新たな脆弱性が発見されても製品ベンダによる修正対応などが期待できず、セキュリティーリスクを解消できません。結果として、脆弱性を悪用した脅威にさらされ、ウイルス感染などの被害を受ける可能性が高まります。
 
また、OSのサポート終了に伴い、サードパーティ製ソフトウエアのサポートも終了する可能性があり、サポートが終了したソフトウエアを使い続けることで意図せずセキュリティー上のリスクを抱える恐れもあるため注意が必要です。
 

「Windows 10」のサポート終了までに取るべき対応

「Windows 10」のサポート終了までに取るべき対応としては、以下のようなものが挙げられます。
 

・「Windows 11」へのアップグレード
・「Windows 11」搭載パソコンへの買い替え

 
現在使用中のパソコンがシステム要件を満たしている場合は、無償で「Windows 11」へアップグレードが可能です。
 
要件を満たし「Windows 11」を正常に実行できるかどうかは、Microsoftが提供する「PC 正常性チェック アプリ」で確認できます。要件を満たしていない場合は、「Windows 11」搭載パソコンへの買い替えがおすすめです。
 
では実際に「Windows 11」搭載パソコンへ買い替える場合は、いくらくらいの費用が必要なのでしょうか。例えば、あるパソコン販売店では「Windows 10→11 乗り換え応援フェア」と題し、最大1万円分のパソコン下取り還元サービスを実施しています(2025年1月現在)。
 
さらに同販売店では、乗り換えに最適なパソコンを用途ごとに紹介しており、表1のとおり、「7万円~16万円程度」の予算でパソコンを買い替えることが可能なようです。
 
表1

パソコンの種類 主な用途 価格(税込み)
デスクトップパソコンA ビジネス・日常用途 6万9800円~
ノートパソコンA ビジネス・日常用途 8万9800円~
デスクトップパソコンB ゲーム 15万9800円~
ノートパソコンB ゲーム 14万4800円~

※筆者作成(2025年1月現在)
 
ビジネスや日常用途であれば「10万円以下」で購入できる可能性もあるため、ポイント還元などお得なサービスも活用してパソコンを買い替えるのもよい選択かもしれません。
 

まとめ

今回は「Windows 10のサポート終了」について解説しました。サポートが終了したら直ちにパソコンが使えなくなるわけではありません。しかし、サポート終了後も「Windows 10」を使い続けることにはリスクがあります。サポート終了の2025年10月までに「Windows 11」へのアップグレードや、パソコンの買い替えを検討しましょう。
 

出典

独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 情報セキュリティ Windows 10 のサポート終了に伴う注意喚起
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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