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入会特典目当てで発行した3枚のクレジットカード。現在使い分けをしていますが、思い切って1枚にしたほうがよいでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月22日 5時0分

入会特典目当てで発行した3枚のクレジットカード。現在使い分けをしていますが、思い切って1枚にしたほうがよいでしょうか?

クレジットカードを新しく作ると、ポイントを始めとした入会特典がもらえることがあります。この入会特典目当てでクレジットカードを複数枚所持している人もいるでしょう。何枚かのクレジットカードを利用すると、カードごとに異なる還元率やサービスを受けられる一方で注意しておきたい点もあります。   そこで今回は、複数枚のクレジットカードを使い分けることのメリット・デメリットをご紹介しながら、現在持っている3枚のクレジットカードを1枚にまとめたほうがよいのかを検証します。

複数枚のクレジットカードを利用するメリット

一般社団法人日本クレジット協会の行った調査によると、1人当たり(20歳以上)のクレジットカードの平均保有枚数は3枚とのことです。1人で複数枚のクレジットカードを使用するのにはいくつかの理由が考えられます。
 
まず、ポイント還元や各クレジットカードの特典を最大限に受けられる点です。クレジットカードは、ショッピングする場所に応じて異なるポイント還元率や特典が設定されていることがあります。
 
日用品の購入に特化した還元率のカードや、旅行やエンタメ関連の優待を受けられることもあるでしょう。目的に応じてクレジットカードを利用することで、それぞれのカードの強みを最大限に活用できます。
 
さらに、万一1枚のカードが使えなくなっても、別のカードを持っていれば支払いを問題なく済ませられるのも利点です。
 

複数枚のクレジットカードを利用するデメリット

クレジットカードを何枚か持っているとさまざまな特典やより高い還元率のカードを使えるなどのメリットがある一方で、いくつか注意しておきたい点もあります。詳しく見ていきましょう。
 
複数のカードを使用することで、各カードの請求額を毎月確認しなければならず、家計簿の管理が複雑になる可能性があります。また、いくら使ったのか支出全体が把握しづらく、気づかないうちに使い過ぎてしまうリスクもあるでしょう。
 
さらに、カードによっては年会費が必要な場合があります。年会費永年無料の場合は問題ありませんが、初年度のみ年会費無料、一定額以上カードを利用しないと無料にならないなどの場合は年会費がかさむ可能性があるでしょう。
 
どうしても何枚かのカードを使い分けたい場合は、メインカードを1枚決めて2枚目以降は年会費無料のカードを持つと、年会費をおさえつつカードごとの特典を最大限に受けられます。
 
普段使う頻度の低いカードは気づかないうちに年会費がかかっているケースもあるため、利用明細はこまめに確認するようにしましょう。
 

クレジットカードは最小限にまとめて使い分けるとよい

一般社団法人日本クレジット協会の調査では、1人当たり(20歳以上)平均で3枚のクレジットカードを持っていることが分かりました。これは、ポイントの還元率やカードの特典を受けるためにシーンによって異なるクレジットカードを使い分けている人がいるためと考えられます。
 
今回の事例のように3枚のクレジットカードを持っている場合、1枚にまとめたほうがよいかどうかはライフスタイル、支出パターン、カード特典、管理のしやすさなどを考慮して決めるとよいでしょう。カードを1枚にまとめると管理がしやすい、年会費を最小限におさえられるなどのメリットがあります。
 
一方で、普段の生活や旅行など、クレジットカード利用シーンに応じて使い分けたいなどの目的が明確な場合は、できるだけ年会費無料のカードを選ぶと費用を節約できます。また、2枚目以降のカードを持っていると万一1枚が使えない場合でも支払いを問題なく済ませられるでしょう。
 

出典

一般社団法人日本クレジット協会 クレジットカード発行枚数調査結果の公表について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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