3万円で買ったコートがすぐ「毛玉」だらけに! やっぱり高いコートに「投資」すべきなの? 近年の相場もあわせて解説
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月22日 4時40分
寒い季節に欠かせないコートですが、購入したばかりなのに1シーズンもたずに毛玉だらけになってしまったという経験はありませんか? 本事例のように3万円という決して安い買い物でなければ、すぐに劣化してしまうと残念に思いますよね。 このような経験から、「やはり高価なコートを買うべきなのか?」と迷う人もいるのではないでしょうか。今回は、コートの価格帯や素材の違い、さらに高級なコートを購入するメリットについて解説します。
コートの価格帯と近年の相場
コートの価格帯はブランドや素材によって幅広く、1万円程度から10万円以上するものまでさまざまです。総務省統計局の2024年11月の小売物価統計調査によると、主要品目の都市別小売価格の平均は、男子用コートが3万780円、婦人用コートが4万995円でした。
具体的なブランドの例では、ユニクロのウールカシミヤチェスターコートが約1万8000円(2025年1月8日時点)、セレクトショップや百貨店ブランドでは5万円前後、さらにラグジュアリーブランドでは10万円以上する商品もあります。
一般的に、価格が高いほど品質や耐久性が良いとされていますが、必ずしも価格だけが品質を保証するわけではありません。どの価格帯を選ぶべきかは、コートの使用頻度や求める耐久性、そして見た目の好みなどによって変わります。
毛玉ができやすいコートの素材とは?
毛玉の発生は主に素材の特性によります。以下に、毛玉ができやすい素材とその特徴をまとめました。
・ポリエステルやナイロン(化学繊維)
化学繊維は強度が高く、価格も比較的安いですが、繊維が絡まりやすく、摩擦が加わると毛玉が発生しやすくなります。
・ウール(天然繊維)
ウールは暖かさと見た目の高級感が特徴ですが、毛が柔らかく、表面が擦れると毛玉ができることがあります。ただし、質の高いウール(スーパーウールなど)は毛玉ができにくい場合もあります。
3万円程度のコートは、ポリエステルやウール混紡が主流で、手頃な価格を実現しています。しかし、その分これらの素材は摩擦に弱く、毛玉ができやすい傾向にあり、メンテナンスに注意が必要です。
高いコートを選ぶメリットとは
高価格帯のコートは、素材や仕立てのクオリティにこだわりがあり、価格以上の価値に期待ができます。一度購入すれば長く使えるため、結果的にコストパフォーマンスが良いという側面もあります。ここでは、高いコートを選ぶ具体的なメリットについて詳しく解説します。
1.素材の品質が高い
高価格帯のコートには、上質なウールやカシミヤなどの高級素材が使用されることが多いです。これらの素材は密度が高く、毛玉ができにくいだけでなく、保温性にも優れています。また、撥水加工や防汚加工が施されている場合もあり、日常使いしても長持ちすることが期待できます。
2.デザイン性と着心地の良さ
高級コートは、シルエットやカッティングにこだわりが見られるため、着ている人の洗練された印象を作り出します。また、体にフィットしやすい設計がされているため、動きやすく長時間の着用でも疲れにくいのが特徴です。こうしたデザイン性は、日常使いはもちろん、フォーマルな場面でも活躍します。
3.自分への投資になる
高いコートを購入することは、自分へのご褒美や自己投資とも考えることができます。見た目の上品さや質の高さは、身にまとう人の印象を高め、ビジネスシーンや人と会う機会が多い場面で良い影響を与えます。また、良い物を持つことで自信が生まれ、日々の生活にプラスの効果をもたらすことも期待できます。
4.長持ちする
適切なメンテナンスを行えば、高価格帯のコートは10年以上使用できる場合もあります。特に、耐久性のある素材や丁寧な縫製が施されているコートは、季節ごとに買い替える必要がなく、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いです。
価格に応じた選択とメンテナンスが大切
コート選びでは、価格だけでなく、素材や用途、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。3万円のコートでも、メンテナンスをしっかり行えば長持ちします。一方で、高価格帯のコートは品質やデザイン性が高く、自分への投資としても価値があります。
どちらを選ぶにせよ、購入後のメンテナンスが重要です。毛玉ができた場合は、毛玉取り器を使用する、あるいは専門クリーニングを利用するなどしてコートを長持ちさせましょう。
出典
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)
ユニクロ公式 ウールカシミヤチェスターコート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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