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冬は「エアコン・ファンヒーター・加湿器」をフル稼働! 電気代が心配だけど、コスパと快適さは両立できるの? 電気代もあわせて解説

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月25日 4時20分

冬は「エアコン・ファンヒーター・加湿器」をフル稼働! 電気代が心配だけど、コスパと快適さは両立できるの? 電気代もあわせて解説

寒さが本格化するのに伴い、エアコンやファンヒーター、加湿器をフル稼働させている家庭も多いのではないでしょうか。しかし、光熱費が高騰している今、電気代の大幅な負担増が家計を圧迫することは避けたいですよね。   本記事では、電気代を抑えつつ快適さも確保できる、効率的な寒さ対策を紹介します。

主な暖房器具のコスパを比較

暖房器具を使う際にかかる主な費用は電気代です。電気代は「消費電力(キロワット)×使用時間(アワー)×電力料金単価(円/キロワットアワー)(※)」で計算することができます。
 
この計算式をもとにエアコン、ファンヒーター、ホットカーペット、加湿器の電気代を比較したものが図表1です。
※電力料金単価は31円/キロワットアワーで計算
 
図表1

図表1

各メーカーの商品仕様より筆者作成
 
エアコンは部屋全体を暖めることができ暖房効率が高い一方で、消費電力も大きいため、1時間あたりの電気代が最も高くなることがわかりました。
 
しかし、暖房器具によって暖められる範囲が異なるため、この結果だけを見て「エアコンのコスパが悪い」とは言い切れません。それぞれの暖房器具の特徴をふまえて活用することで、冬でも快適な暮らしができ、かつコスパも抑えることができます。
 

家計にやさしい寒さ対策のコツとは

暖房器具を賢く使い分けることで、電気代を抑えながら快適に過ごすことができます。
 
例えば、エアコンと加湿器の併用はおすすめです。加湿器を使うことで部屋の湿度が上がり、暖房効率が高くなります。その分、エアコンの温度を低く設定することができ、効率的に部屋を暖めつつ電気代の節約にもつながります。
 
資源エネルギー庁の調べによると、毎日エアコンの設定温度を1℃下げるだけで、ひと冬で約1430円の節約になるという結果も出ています。また、加湿器との併用によって、エアコンなどによる室内の乾燥を和らげ、快適さを保つこともできます。
 
なお、加湿器とエアコンを併用する場合、エアコンの設定温度を高い状態にしてしまうと逆に電気代が高くなってしまう可能性があるため注意が必要です。
 
ファンヒーターやホットカーペットは部屋全体ではなく集中的に暖めたい場所がある場合に使用するのに向いており、長時間の連続使用は避けることで効果的に活用することができます。
 

暖房の効果を最大化するための工夫も大切

暖房器具の消費電力を抑えながら部屋を快適に保つためには、暮らしの工夫も大切です。実は、暖房器具を使用している際、家の中の熱の6割は窓などから外に逃げているといわれます。せっかくの暖かい空気が外に逃げてしまっては、家の中が十分に暖まるまで時間がかかり、余計に電気代がかかってしまいます。
 
これを防ぐために、厚手のカーテンを使用したり、窓に断熱シートやフィルムなどを貼ったりすることで、温めた熱を逃がしづらくなります。また、エアコンの風向き(吹き出し角度)を水平に対して60度以上にすることで、温風が足元までしっかり届き、暖かさを感じやすくなります。
 

暖房器具の使い方と暮らしの工夫をかけ合わせて、節電しながら快適に冬を過ごそう

冬の寒さ対策では、暖房器具をただフル稼働させるだけではなく、暖房器具ごとに適した使い方や、暮らしの中での工夫をかけ合わせることで、電気代の節約が可能です。
 
家族全員で過ごすリビングではエアコン、一時的に集中して暖めたい場合にはファンヒーターやホットカーペットを稼働するなど用途に応じた使い分けを行いましょう。また、部屋全体の暖房効率を上げるため、暖房器具と共に加湿器を併用することも有用です。
 
各家庭に合った寒さ対策で、家計にやさしく、快適に冬を乗り越えましょう。
 

出典

経済産業省 資源エネルギー庁 省エネやってみた
政府広報オンライン 省エネのポイントを部屋別にご紹介! 高くなりがちな冬の光熱費を抑えましょう
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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