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夫の会社ではボーナスとは別に年1回「寸志」が現金支給されていたことが発覚…これってよくあることなのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月27日 4時20分

夫の会社ではボーナスとは別に年1回「寸志」が現金支給されていたことが発覚…これってよくあることなのでしょうか?

賞与とは別に、小ボーナスとして「寸志」を渡されるケースがあります。給与や賞与と異なるとはいえ、直接お金を受け取っても問題ないのか疑問に思う方もいるでしょう。また、現金で寸志を受け取る際に、確認すべき事項もあります。   今回は、寸志の概要や現金で受け取っても問題ないのか、また、現金で受け取る際の注意点についてもご紹介します。

寸志とは

ビジネスシーンにおける「寸志」とは、毎月の給与とは異なるタイミングで、ボーナスほどまとまった金額ではないものの、ねぎらいの意味を込めて渡されるお金のことです。
 
正社員に渡すケースもありますが、賞与の条件を満たさないパートやアルバイトの従業員に対して、ボーナス代わりに渡す場合もあります。企業によっては、現物で渡すケースもあるでしょう。
 

ボーナスや寸志を現金で直接受け取っても問題ない?

労働基準法第24条では給料について、「賃金は、通貨で、直接労働者に、その全額を支払わなければならない。」と定められています。つまり、通貨であれば現金支給でも、口座振り込みでも問題ないといえるでしょう。
 
ボーナスや寸志として渡された際に、計算が必要になったり問題となったりするのは「現物支給」の場合です。労働基準法にもあるように、賃金は通貨で支払うことが原則とされています。
 
現物支給とは、通貨ではなく自社製品や商品券を渡されることです。これらは通貨ではないため、場合によっては違法とみなされる可能性があります。
 
ただし、ボーナスや寸志ではなく、長年勤続の記念として旅行に招待したり、会社の創業記念に「記念品」として配ったりする場合は、基本的に問題ありません。また、条件を満たしていれば、その金額分は課税されない可能性もあります。
 
もし年に1回の小ボーナスとして現物支給される場合は、その内容について聞いておきましょう。
 

現金で寸志を受け取るメリットとデメリット

寸志を現金で受け取る場合は、すぐにお金を手元で管理できる点がメリットでしょう。銀行やATMへお金を下ろしに行く必要がなく、すぐに帰宅できます。寸志は小ボーナスであるため、小旅行やぜいたく品の購入など、給与とは違う使い方をするといいかもしれません。
 
また、預金を管理する銀行でトラブルが起きると、一時的に口座が使えなくなるケースがあります。現金で受け取っておけば、そうしたトラブルにも巻き込まれません。
 
また手渡しなら、支給当日に、確実に受け取れます。自宅保管用や、諸費用の支払いにすぐ使う場合も便利です。
 
一方で、現金を直接受け取るため、盗難のリスクがあります。もし、帰宅途中に紛失した場合は、届け出がない限り、寸志を受け取れなかったのと同じことになるでしょう。
 

現金で寸志を受け取るときの注意点

寸志を現金で受け取る際に、必ず確認しておきたい点が源泉徴収の有無です。
 
もし、源泉徴収していないお金を寸志として受け取った場合は、金額により確定申告が必要になります。申告が必要な状態にもかかわらず無申告でいると、追加で税金が課される可能性もあるため、しっかり確認しましょう。
 
可能であれば、寸志も源泉徴収し口座へ振り込んでもらうと、申告忘れを防げます。
 

現金で受け取ること自体は問題ない

「寸志」とは、通常の給与ではなく、ボーナスにも満たない程度の、いわゆる「小ボーナス」を指します。労働基準法にて「賃金は、通貨で、直接、従業員へ支払う」ことが定められているため、現金で渡すこと自体に問題はないでしょう。
 
しかし、寸志が現物支給だった場合も課税対象になりますし、違法な可能性もあるため、会社に確認しておきましょう。
 
現金で寸志を受け取ると、すぐに手元でお金の管理ができる点がメリットです。銀行の口座トラブルに左右されずに受け取れるのも、メリットといえます。ただし、源泉徴収されていなければ、自分で確定申告を行う必要があるため、注意しましょう。
 

出典

デジタル庁 e-Gov法令検索 労働基準法(昭和二十二年法律第四十九号)二十四条)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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