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来月友人の「結婚式」に参列する予定です。年末年始の帰省で出費がかさみ余裕がないのですが、「2万円のご祝儀」はさすがに失礼ですよね…?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月27日 5時30分

来月友人の「結婚式」に参列する予定です。年末年始の帰省で出費がかさみ余裕がないのですが、「2万円のご祝儀」はさすがに失礼ですよね…?

大切な友人の新たな人生のスタートである「結婚式」に招待されたら、とても喜ばしいことです。しかし、出費が重なり参列するために必要となるご祝儀の捻出が難しい、と感じている方もいるかもしれません。また、実際にどの程度の額を用意するのが適当なのか、分からない方もいることでしょう。   本記事では、ご祝儀の相場や2万円でも構わないのかを解説します。

新郎新婦の友人の場合は「3万円」のご祝儀が最多

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会が行った「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、新郎新婦との関係別ご祝儀の最多回答額と平均額は表1の通りとなりました。
 
表1

新郎新婦との関係 最多回答額 平均額
兄弟/姉妹 3万円 6万52円
叔父/叔母 5万円 8万1629円
従兄弟/従姉妹 3万円 3万4635円
上記以外の親戚 10万円 11万7568円
職場の上司 3万円 3万7505円
職場の同僚 3万円 3万1696円
職場の部下 3万円 3万4921円
取引先 3万円 2万8611円
友人 3万円 3万960円
その他 3万円 13万250円
全体 3万円 5万6299円

出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)」(調査期間:令和5年10月1日~令和6年3月31日)を基に筆者作成
 
表1を見ると、職場関係や友人の場合は3万円が最も多く選ばれています。新郎新婦の叔父/叔母、兄弟/姉妹やいとこ以外の親戚といった血縁の近しい間柄以外は、基本的に3万円が近年の相場のようです。他にも、年齢が高い方のほうが高い金額を贈っている傾向にあるようです。
 

偶数金額のご祝儀はマナー違反といわれているが「2万円」は「ペア」を連想させるため構わないケースも

結婚式では「割れる(=別れる)」を連想させることから、4万円や6万円といった偶数の金額は避けるべきといわれてきました。ただし、近年では「2=ペア」が連想できることから、ご祝儀としても問題ないと考えられるようになっています。
 
また、学生や社会人になりたての方、失業中の方など、相場は理解していてもどうしても3万円の捻出が難しい方もいるかもしれません。
 
招待する側の新郎新婦も、事情は理解したうえで招待していると考えられるため、その場合も2万円で問題ないでしょう。金額にこだわらず、お祝いしたい気持ちが大切です。このような理由から「2万円のご祝儀」は必ずしもマナー違反とはならないでしょう。
 

夫婦や家族で出席する場合のご祝儀は?

夫婦で招待された場合では、ご祝儀は一般的に連名で包みます。金額は2人分になるため、相場の3万円×2人で6万円です。ただし、偶数金額は避けるべきと考えられているため、6万円を避けて5万円または7万円にするケースが多い傾向にあります。
 
また、子どもを連れて出席する場合は、子どもの年齢に応じてご祝儀を追加することが多いようです。0~2歳の子どもであれば、まだ普通食が食べられないケースが多いため、原則追加は不要でしょう。
 
就学児以降は子ども用のメニュー、小学校高学年以上になれば大人と同じメニューが提供される場合が多いため、1万5000円~2万円程度を追加するのがおすすめです。成人している子どもがいる場合は、一般的な相場である3万円を追加するのがよいでしょう。
 

まとめ

結婚式のご祝儀は、親族を除くと3万円が相場となっています。また、「割れる(=別れる)」と連想される偶数の金額は避けるのがマナーといわれています。しかし、近年は「2=ペア」の考え方により、「2万円のご祝儀」も問題ないとされるようになりました。
 
また、学生や失業中の方、社会人になりたての方なども新郎新婦が事情を把握したうえで招待していると考えられるため、2万円でも問題ないでしょう。
 
夫婦や家族で出席する場合は、ご祝儀の金額は基本的に個人の相場×人数分となりますが、偶数の金額にならないように調整する必要があります。小さい子ども連れの場合は、年齢に応じて金額を追加するようにしましょう。
 
ご祝儀において最も重要なのは「お祝いする気持ち」です。相場を考慮しつつ、マナーを守った金額を検討しましょう。
 

出典

一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 刊行物・レポート 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度) 集計結果 1. 祝儀の平均額と、最多回答額
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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