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外出時の「暖房」は、「何時間まで」だったら「つけっぱなし」のほうがお得?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月28日 4時0分

外出時の「暖房」は、「何時間まで」だったら「つけっぱなし」のほうがお得?

冬場の寒さが厳しい中では、生活をするうえでエアコンの暖房は欠かせません。電気代が気になるところですが、外出時に暖房をつけたままにするべきか悩む方も多いでしょう。   本記事では、どれくらいの時間なら外出時に暖房をつけっぱなしにしたほうがお得なのかについて解説します。

暖房のつけっぱなしがお得な時間

エアコンの電気代は暖房と冷房のどちらでも、運転開始直後に多くの電気代がかかるとされています。その理由は、室温をエアコンの設定温度に合わせるために多くの電力を消費するからです。無論、室温とエアコンの設定温度の差は、エアコンの運転開始時が最も大きくなっています。
 
また、夏場よりも冬場の方が室温と設定温度の差が大きいことが多いため、それだけ消費電力が多い状態で運転される時間が長くなるのです。このことから、基本的に冷房よりも暖房の方が電気代はかかるとされているのです。
 
なお、室温が設定温度に近づくと、エアコンは室温を維持させる程度の運転状況になるため、運転開始時ほどの電力は消費しなくなります。つまり、室温を維持している間は、運転開始時ほどの電気代はかかりません。
 
状況次第ではありますが、1時間程度の外出であれば暖房は切らずにつけっぱなしの方が電気代はお得になるとされているようです。
 
冬場は暖房を切るとすぐに室温が下がり、設定温度と室温の差が生まれやすい傾向があります。つまり、この状況で暖房を切ると、室温を設定温度に近づけるために多くの電力を消費する状況が発生し、電気代がよりかかる可能性があります。
 

暖房を24時間つけっぱなしにした場合の電気代

エアコン使用時の1時間当たりの電気代は、消費電力に電気料金の単価をかけることで求められます。
 
電気料金の単価は電力会社によって異なるため、今回の試算では全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている目安単価を用います。なお、現在の目安単価は31円/kWhです。
 
暖房使用時の消費電力が600Wのエアコンの場合、1時間当たりの電気代は約19円となります。つまり、24時間つけっぱなしにした場合は約456円です。
 
ただし、消費電力はエアコンの機種や運転状況、設定温度などにより異なる場合があります。そのため、上記の試算はあくまで一例となることにご留意ください。
 

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの使用時における電気代の節約方法を以下にまとめました。

●風向きを調整する
●サーキュレーターを使用して、室内の空気を循環させる
●こまめにフィルターを掃除する
●冷気を遮断する

基本的に冷たい空気は空間の下部に、暖かい空気は上部にとどまるといわれています。そのため、冷房使用時は風向きを上に、暖房使用時は風向きを下に設定するとよいでしょう。
 
風向きの調整に加えて、サーキュレーターを使用して部屋全体の空気を循環させることも、素早く部屋を冷やす、もしくは暖めるうえで効果的な方法の一つだとされています。扇風機でも不可能ではないですが、サーキュレーターに比べて風量が弱く、可動域も狭いため適切とはいえないようです。
 
また、エアコンを効率的に運転させるためにも、こまめにフィルターを掃除することをおすすめします。頻度はエアコンの稼働状況やフィルターの汚れ具合などにより異なりますが、目安は2週間に1度程度とされているようです。
 
冬、つまり暖房使用時の電気代対策として、冷気を遮断することも大切です。比較的手軽にできる対策として、窓に貼るフィルムなどを使用し、室温を下げない工夫をしてみましょう。
 

1時間ならつけっぱなしのほうがお得

基本的に、1時間程度の外出であれば、暖房はつけっぱなしの方がお得だとされています。冬場は暖房を切ると急激に室温が下がり、再度つける際、設定温度近くまで室温を暖めるために多くの電力を使用するからです。紹介した節約術とあわせて、ぜひ実践してみてください。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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