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外車に憧れているのですが、友人から「やめとけ」と言われます。外車特有のデメリットなどあるのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月28日 4時20分

外車に憧れているのですが、友人から「やめとけ」と言われます。外車特有のデメリットなどあるのでしょうか?

外車の持つ独特のデザインやブランド力に魅力を感じ、購入を検討する人もいるでしょう。しかし、友人や家族から「やめとけ」と言われるのもよくある話です。その背景には、外車特有のデメリットが関係しています。   そこで本記事では、外車のデメリットとメリットを紹介します。外車を購入する際は、現実的な問題をしっかり把握することが大切です。

「外車はやめとけ」と言われる理由

ここでは、「外車はやめとけ」と言われる主な理由を3つ紹介します。
 

税金や維持費が高い

外車の維持費が高いと言われる理由の一つは、税金や車検費用にあります。
 
日本では軽自動車が多く普及しており税金を抑えられますが、外車には軽自動車の概念があまりありません。軽自動車に適用されるような税制上の優遇がなく、国産車と比べて車両が重い傾向にあるため、自動車重量税が高額になる可能性があります。
 
また、車検の法定費用はあまり変わりませんが、部品交換や整備にかかる費用が高くなりがちで、維持費の負担が大きくなる傾向にあります。外車の購入を検討する際には、初期費用だけでなく、維持にかかる長期的なコストも計算に入れておくことが大切です。
 

修理費用が国産車より高くつく

外車の修理には、国産車にはない問題が存在します。
 
例えば、外車メーカーのディーラーは全国的に店舗数が少なく、外車専門の整備工場も限定的です。そのため、消耗品や部品の交換が必要になった場合、近隣に修理可能な業者が見つからないケースも少なくありません。
 
また、部品自体が高額になりやすく、在庫がない場合には海外から取り寄せる必要があり、輸送費や時間が余分にかかる可能性があります。
 
結果として、日本車に比べて修理費用が高くなる可能性が高いため、購入後のメンテナンスプランを慎重に検討することが大切です。
 

日本の気候に適応できず故障しやすい

日本特有の高温多湿な気候や四季の変化は、車種によっては厳しい環境となる可能性がある点に注意が必要です。
 
国産車は、日本の気候や道路事情を考慮して設計されているため、湿気や潮風による劣化を抑える対策が講じられている傾向があります。
 
一方で、外車のなかには高温多湿な環境を想定していないモデルもあります。特に、古い車種では電装やゴム部品の劣化、天井の内張りが垂れる、エアコンの不具合といったトラブルが報告されています。
 
近年はこれらの問題が改善されている車種も多くありますが、外車に乗るには定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスの頻度や内容、費用は車種によって異なるため、自身のライフスタイルに合わせて車種を選ぶことが大切です。
 

外車ならではの魅力

外車は、高級感あるデザインやブランド力で多くの人を魅了します。しかし、魅力はそれだけではありません。所有することで得られる付加価値や経済的なメリットも見逃せないポイントです。ここでは、外車ならではの経済的な魅力を2つ紹介します。
 

将来的な資産と考えている

外車、特に高級車は単なる耐久消費財ではなく、資産としての一面を持っています。特に富裕層の間では、高級車を「乗るためのもの」であると同時に「売るためのもの」として考える人が多いようです。
 
例えば、購入時に1000万円の車が10年後に800万円で売却できれば、実質的な支出は200万円に抑えられます。一方、300万円の車を購入して10年後に100万円で売却する場合も同じく200万円の支出となります。
 
特に限定モデルや希少価値のある車種は、年月がたつにつれて資産価値が高まることがあります。市場価値が下がりにくい車種を選ぶことで、外車は資産運用の一環として活用できる可能性を秘めています。購入時には、デザインや性能だけでなく、長期的な価値を見据えた選択を心掛けるとよいでしょう。
 

節税対策になる

事業用として外車を購入することで、節税効果を得られる可能性があります。個人事業主や法人のビジネスオーナーであれば、外車を社用車として利用することで、税金計算上の必要経費として計上できます。
 
例えば、資本金1億円以上の普通法人で法人税率が23.2%の場合、利益を1000万円減らすことで約232万円の税負担の軽減が可能です。ただし、企業の具体的な状況や他の要因によって税負担軽減効果が変わる点や、減価償却などの要因を考慮する必要があります。詳しく知りたい場合は、税務の専門家に相談することをおすすめします。
 

外車特有のデメリットと魅力を理解して選択を

外車には、維持費や修理費用が高くなる傾向にあります。一方で、一部の外車には資産価値や節税対策といった経済的な魅力も存在します。例えば、価値が下がりにくい車種や希少価値のあるモデルを選ぶことで、長期的な資産として活用できる可能性があるでしょう。また、事業用として適切に利用することで節税効果を得られる可能性もあります。
 
外車の購入を検討する際には、デメリットとメリットの両面をしっかりと把握し、自分のライフスタイルや目的に合った選択をしましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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