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日銀が0.5%へ利上げ決定!「第二種奨学金(有利子)」を借りているのですが、どんな影響が予想されますか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月28日 23時40分

日銀が0.5%へ利上げ決定!「第二種奨学金(有利子)」を借りているのですが、どんな影響が予想されますか?

政策金利が0.5%に上昇したことで、奨学金の返済にどのような影響があるのか気になる方も多いでしょう。この記事では、政策金利の上昇が奨学金返済に与える影響について解説します。

政策金利の上昇が奨学金返済に与える影響とは?

政策金利とは、日本銀行が金融政策の一環として設定する金利のことで、経済全体の金利水準に大きな影響を与えます。日本銀行は政策金利を0.5%に引き上げを表明し、この影響でさまざまな金融商品の金利が上昇することが予想されます。
 
奨学金返済にも大きな影響を及ぼす可能性があります。日本学生支援機構(JASSO)が提供する奨学金には、「第一種奨学金(無利子)」と「第二種奨学金(有利子)」の2種類があり、「第二種奨学金(有利子)」の「利率見直し方式」を選択している方は今後、返済額が増える可能性があります。
 

「利率見直し方式(変動金利)」を選択している場合の影響って?

第二種奨学金には、返済完了まで同じ金利が適用される「利率固定方式」とおおむね5年ごとに金利が見直される「利率見直し方式(変動金利)」の2種類があります。このうち「利率見直し方式(変動金利)」を選択している方は、政策金利上昇の影響を受ける可能性があります。
 
変動金利型の利率は、おおむね5年ごとに市場金利を基に見直されます。現在は政策金利が上昇しているため、次回の利率見直し時に金利が引き上げられる可能性があります。
 
金利上昇は、特に返済期間が長い場合に大きな影響を与えます。返済期間が長期化するほど、利息によって総返済額が増加します。
 
そのためまずは利率見直し時期がいつになるのかを把握しておきましょう。利率見直し方式の場合、利率一覧表や返済計画書で次回の見直し時期を確認できます。
 

返済負担が増加する前に準備を

政策金利が上昇している局面では、早めに準備を始めることが大切です。次の利率見直しまで時間がある場合、返済額の増加に備えた資金計画を立てると安心です。特に繰り上げ返済が可能な場合、元金を減らすことで利息負担を抑えられます。
 
※ただし国からの借入利率が年3%を超えた場合でも、負担する利率は年3%が上限と定められています(基本貸与月額分に限る)。
 
この3.0%の上限は、利率固定方式と利率見直し方式の両方に適用されますが、注意点として、この上限は基本貸与月額に対してのみ適用されるため、私立大学の医・歯・薬・獣医学における増額部分や、入学時特別増額貸与奨学金には別途定められた利率が適用されます。
 

既に返済が難しくなっている場合、どんな方法がある?

返済が困難な場合、奨学金の毎月の返済額を半額または3分の1、4分の1、3分の2に減額できる「減額返還制度」や一定の条件を満たせば返済を一時的に停止できる「返還期限猶予制度」などが利用できます。これらの制度を利用するためには条件がありますので詳しくはHPを確認しましょう。
 
3ヶ月以上の延滞が発生すると信用情報機関に情報が登録されるため、延滞を避けることが重要です。
 

まとめ

政策金利の上昇は、奨学金の返済額に影響を及ぼす可能性があります。特に、変動金利型の第二種奨学金を利用している場合、返済負担が増加するリスクが高まります。まずは自分の奨学金の金利タイプを確認し、早めの対策と情報収集を行いましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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