冬の電気代が高い理由は? 電気代をおさえるためのポイントを解説
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月29日 11時40分
今年の冬は暖冬といわれていますが、寒さを感じる日も多く、暖房は欠かせません。健康のためとはいえ、電気代やガス代が家計を圧迫するのが悩ましいところです。 本記事を参考に、少しの工夫でエネルギーの消費を抑え、快適さを保ちながら節約できる方法を取り入れてみませんか?
冬の電気代が高い理由
冬の電気代が高くなる主な理由は以下の3つなどがあります。
暖房器具の消費電力が大きい
冬は寒さ対策として暖房器具を使用する頻度が高くなります。エアコンやファンヒーター、電気毛布などの暖房器具は消費電力が高いため、使用時間が長いほど電気代が増加します。
家で過ごす時間が増える
冬は日照時間が短く外出を控える傾向があるため、家で過ごす時間が長くなります。その結果、照明や電化製品の使用頻度が上がり、電力消費が増加します。
乾燥機の利用頻度が上がる
冬は気温が低く湿度も低いため、洗濯物が外で乾きにくくなります。そのため、乾燥機を使う機会が増え、電気代が高くなる要因となります。
冬場の電気代を抑えるポイント
冬場の電気代を抑えるには、季節に合わせた工夫がポイントです。以下に効果的な4つの節約方法をご紹介します。
断熱シートで熱を逃がさない
室内の暖かい空気が外に漏れるのを防ぐために、窓に断熱シートを貼るのがおすすめです。暖房効率が上がるため、電気代を節約できます。このシートは手軽に手に入り、最近では100円ショップでも購入可能です。
ドアや床の隙間を埋めるクッション材や、カーテンの隙間を防ぐアイテムも併用することでさらに効果が期待できます。
家電の設定を調整する
冷蔵庫の温度を冬用に「中」に設定すると、余分な電力消費を抑えられます。これだけでも年間でかなりの節約が可能です。
また、トイレの便座温度を控えめに設定し、使わないときはフタを閉めるといった小さな工夫も、電気代の削減につながります。
部分的な暖房を活用する
広い部屋や一人暮らしの場合、エアコンやヒーターの代わりにこたつや電気毛布を使うと効率的です。自分の周りだけを暖めることで、無駄な電力消費を抑えられます。
さらに、電気を使わない「着る毛布」なども活用すると、より快適に過ごせるでしょう。
電子レンジを活用して調理時間を短縮
火の通りにくい根菜類などは、電子レンジで下ごしらえをしてから調理することで、ガスや電気の使用時間を短縮できます。同時調理を心がけるのも効率的で、調理にかかるエネルギーを節約するポイントです。
冬のガス代が高い理由
冬のガス代が高い理由は、主に以下の2つです。
●水の温度が下がる
●お湯を作る際に多くのエネルギーが必要
冬は気温の低下により水の温度が下がるため、お湯を作る際に多くのエネルギーが必要になります。また、寒さが厳しい時期には、湯船につかる頻度が増えるため、ガスの使用量が増加します。
冬のガス代を節約する方法
冬のガス代を節約するための方法をご紹介します。
ガス会社の見直し
ガス代を手軽に節約したい方には、現在契約しているガス会社を変更する方法がおすすめです。特にプロパンガスは、料金が自由に設定される仕組みのため、供給元を変えるだけで大幅なコスト削減が期待できます。
生活スタイルを変えることなく、無理なく節約を実現できる方法です。
追い焚きの頻度を減らす
お風呂の追い焚きはガスの消費量が多く、節約の鍵になります。資源エネルギー庁によれば、追い焚きの回数を1日1回減らすだけで、年間で約6190円節約できるとのことです。
お湯が冷めにくいよう浴槽にフタをしたり、保温シートを活用したりすると効果的です。
シャワーの使用時間を短縮する
シャワーを1分間使うと12Lのお湯が流れ、シャワーを17分使い続けると、浴槽1杯分の水量に相当する約200Lを消費します。資源エネルギー庁のデータでは、シャワー時間を1日1分短縮することで、年間約2070円のガス代が削減できるとのことです。
節水型のシャワーヘッドを利用すると、さらなる節約につながります。
電気代を抑えるためには断熱対策が有効。ガス代の節約は、お風呂の使い方を見直す
ガス代の節約については、お風呂の使い方を見直すと効果が大きいでしょう。追い焚きはガスを多く消費するため、できるだけ回数を減らすことがポイントです。浴槽にフタをしたり、保温シートを使ってお湯が冷めにくくしたりする工夫を加えれば、追い焚きの回数を減らせます。
シャワーの使い方も重要です。使用時間を少し短くするだけでも節約効果があります。特に、シャワーを使いすぎないよう意識し、節水型のシャワーヘッドを取り入れると、さらなる効果が期待できます。
さらに、プロパンガスを利用している場合は、ガス会社を見直すのも一つの方法です。プロパンガスは料金設定が自由なため、供給会社を変更することで大幅なコスト削減が可能です。
出典
資源エネルギー庁 無理のない省エネ節約 風呂・トイレ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「冬に増える出費」から家計を守るコツ! 節約アドバイザーがすすめる“5種類の節約テク”とは?
オールアバウト / 2025年1月28日 21時15分
-
毎日お風呂の1時間前から「浴室暖房」を使用! 電気代が高いと聞くけど、これってもったいないの? 1時間あたりの電気代はどのくらい?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月24日 4時30分
-
「自動お湯はり」と「追い焚き」の水道光熱費を比較!節約のためのコツはある?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月21日 10時10分
-
「冬場」の「電気代」と「ガス代」はどのくらい?一人暮らしで「1万円」以内に抑えるのは不可能?
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月8日 4時20分
-
夫婦2人「オール電化住宅」で生活中。夫の帰宅が遅いので毎日「追い焚き」していますが、40℃で光熱費はいくらかかる? 1回あたりの電気代を試算
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月7日 2時40分
ランキング
-
1ブレーキランプが「謎の点滅」! 突然“チカチカ”光る意味はナニ? まばゆい「赤ライト」の“素早い点滅”に隠されたメッセージとは!
くるまのニュース / 2025年1月30日 18時30分
-
2バッテリーをポチるときは要注意 ネット通販の“落とし穴”が 事前に確認すべき4つのポイント
オトナンサー / 2025年1月30日 16時10分
-
3【ダイソー限定】密かに話題のブラックサンダー知ってる?夢中になるガリっと食感に「史上最強」「箱買いしたい」
東京バーゲンマニア / 2025年1月30日 11時36分
-
4「オール電化」と「太陽光発電」って「何年」で「元が取れる」の? それぞれ計算してみた
ファイナンシャルフィールド / 2025年1月30日 9時30分
-
5万博への子供無料招待、見送り続出 大阪府市と協会、交通手段確保や暑さ対策に懸命
産経ニュース / 2025年1月30日 21時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください