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めいの結婚式に「200万円」出したという姉夫婦。わが家は娘の式に「100万円」ほどしか出せないのですが、少なすぎるでしょうか…?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月30日 3時20分

めいの結婚式に「200万円」出したという姉夫婦。わが家は娘の式に「100万円」ほどしか出せないのですが、少なすぎるでしょうか…?

子どもが結婚式を挙げることになったら、少しでも多く資金援助をしてあげたいと考える親は多いのではないでしょうか。しかし、日々の生活を考えると多額の援助は厳しいところ。そんな中、周囲から「数百万円を援助した」「親が全額出した」と聞くと焦ってしまいますよね。   本記事では結婚式で親が資金援助する場合どれくらいの金額が妥当なのか、子どもが結婚式をする場合に親が用意する費用について解説します。

結婚式で親からの資金援助は100万円~200万円が多い

「ゼクシィ結婚トレンド調査2024」によると、挙式や披露宴、ウェディングパーティーを開くにあたって親から資金援助を受けたカップルは74.2%となっています。援助の金額は家庭により異なりますが、平均すると168万6000円(全国、推計値)です。100万円~200万円未満の資金援助をしている親が最も多い結果です。
 
調査では、3割近いカップルが親の資金援助なしで結婚式を挙げていることが分かりました。結婚が家と家の結びつきと考えられ、結婚費用を親が負担するのは当然とされていた時代もありましたが、変化しているのですね。
 
子どもが結婚式などを開くにあたり、多くの親の資金援助が100万円~200万円未満にとどまっていること、結婚するカップル全体のうち3割近くが資金援助なしで式を挙げていることを考えると、100万円の資金援助は少なくはないでしょう。
 

資金援助ではなくご祝儀なら30万円ほど用意

結婚資金の援助はしないとしても、子どもにご祝儀を渡す親も多いでしょう。結婚式で親はゲストではないため、ご祝儀という表現ではなく、お祝い金として考えましょう。
 
親から子どもに包む金額は10万円~30万円が一般的といわれています。結婚式で必要な料理や引き出物のお金に、お祝いの気持ちを加えた程度の金額ですね。親から子へ渡すお祝い金の目安は、友人・知人よりも高額になるようです。
 
子どもが結婚式を挙げる際に資金援助をしない場合、親は最低でも30万円ほど用意しておくと安心でしょう。
 

家具や新婚旅行の資金を援助する親も

最近では、婚姻届を出すのみとかフォトウェディング程度で済ませ、結婚式を挙げないカップルも多く見られます。その際には、新生活に必要な家具や新婚旅行の資金を親が援助するケースもあります。
 
結婚式を挙げない場合の資金援助は、結婚式の際に包むお祝い金よりも少ない金額になることが多く、10~30万円が相場といえます。もちろん、親から子どもに贈るお祝い金の金額は決まっていませんので、100万円など高額を包んでも問題ありません。
 
結婚式などを金銭面でサポートする以外の目的で、110万円以上のお金を子どもへ渡す場合は、贈与税の対象になるので注意が必要です。家具や新婚旅行の資金援助は、結婚・子育て資金と見なされず課税対象となります。
 

家庭の経済状況に合わせた金額を贈ろう

子どもが結婚するのはおめでたいことですが、どうしても出費がかさんでしまうもの。結婚式の資金を援助する場合は100万円~200万円、結婚式の資金を援助せずに出席する場合はお祝い金として10万円~30万円が必要になると考えておきましょう。
 
結婚式を挙げずに、婚姻届を出すだけの場合やフォトウェディングで済ませる場合は、家具や新婚旅行の資金を援助するのも良いですね。
 
大切な子どもが結婚式を挙げるとなると、お祝いを贈りたいと考えるのが親心でしょう。今回は相場を紹介しましたが、子どもは親に無理をしてまで援助してほしいと考えていないのではないでしょうか。家庭の経済状況に合わせた金額を贈るようにしましょう。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2024
こども家庭庁 結婚・子育て資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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