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湯たんぽと電気あんかはどちらがコスパに優れている? 電気代を計算してみた

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月30日 10時0分

湯たんぽと電気あんかはどちらがコスパに優れている? 電気代を計算してみた

夜が冷え込む寒いシーズンには、就寝時の布団も冷たく感じるものです。湯たんぽや電気あんかで足元に暖を取りたいと思う方もいるでしょう。ですが、どちらも熱を利用しているため、熱を生み出すための光熱費が必要となります。   湯たんぽは、お湯を沸かすだけで使うことができるため、節約になると考える方もいるかもしれません。ですが、毎回お湯を沸かす必要があるため、電気あんかの方が節約になるといった方もいます。   そこで本記事では、湯たんぽが電気あんかと比べて本当に節約になるのか検証します。

湯たんぽにかかるコスト

湯たんぽは金属やプラスチックなどで作られた容器にお湯を入れ、暖を取るアイテムです。素材やサイズによって購入時の初期費用は違ってきます。例えばポリエチレン製3リットルのもので約1400円、純銅製2.2リットルのもので約1万7000円と価格帯は幅広い特徴があるようです。
 
湯たんぽを使う場合、お湯が必要です。湯たんぽに使う水は水道水を使うとし、それを沸かすために電気ポットやケトル、やかんなどが必要です。そのため、毎日の使用には、水道代と電気代やガス代が必要になります。
 
ここでは、2.2リットルの湯たんぽを利用する場合に必要となるコストを解説します。
 

水道代

東京都水道局によると、水道単価は1リットル当たり0.24円とのことです。1回当たり2.2リットルの水を使用した場合の水道代は約0.5円となり、毎日使用すると1ヶ月で約15円になる計算です。
 

電気ポットで沸かす場合の電気代

とある電気ポットで水道水を満水にして沸騰させる場合、700ワットで約26分かかります。電気料金の概算は、0.7キロワット×26/60分×31円/キロワットアワー=約9円です。
 
水道代と合わせると約10円が1回当たりのコストとなります。なお、電気代の概算における電力料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出した目安単価である31円/キロワットを使用しました。
 

電気あんかを使うコスト

電気あんかは、サイズや形状などいろいろと違うタイプのものがあります。山形や平形など好みにあった形の物、熱量の大きなものから小さなものまでさまざまです。そのため、室温などの環境などに応じて選ぶとよいでしょう。
 
例えば平形の電気あんかの場合、29センチメートル×39センチメートルのサイズで30ワットの定格出力の商品があります。この電気あんかを6時間使用した場合の電気代は、0.03キロワット×6時間×31円/キロワットアワー=約6円となります。
 
ただし定格出力(電気機器などが安定して出力できる最大の電力)での計算であるため、実際にはもう少し消費電力は少なくなる可能性があります。そのため、一晩当たりのコストも約6円より安く済むこともあるでしょう。
 

湯たんぽと電気あんかのコストを比べると電気あんかの方がお得だと考えられる

湯たんぽの一晩当たりのコストと電気あんか一晩当たりのコストを比較した場合、湯たんぽだと約10円、電気あんかだと約6円となり、電気あんかの使用の方が約4円お得な可能性があると分かりました。1ヶ月30日間使用だと約120円の差が出る計算です。
 
ただし、今回は2.2リットルサイズの湯たんぽと定格出力30ワットの電気あんかで比較したため、双方ともサイズなどによっては実際の運用コストも異なる可能性があります。今回の試算は参考程度としたうえで、自身にとって使い勝手のよい方を選択しましょう。
 

出典

東京都水道局 くらしと水道
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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