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実家に帰省したら両親から「滞在費1万円を払って」と言われました。実家とはいえお金を払うのが普通なのでしょうか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年1月30日 22時40分

実家に帰省したら両親から「滞在費1万円を払って」と言われました。実家とはいえお金を払うのが普通なのでしょうか?

一人暮らしを始め、久しぶりに実家を訪れた際に「滞在費を払って」と言われた経験はありませんか。実家暮らしだったときには「お金を払って」なんて言われなかったのに、なぜ急に滞在費を求められるようになったのか、疑問に思う方もいるでしょう。   本記事では、実家へ帰省した際に滞在費を払ったほうがいいのか、実家暮らしでもお金を家に入れたほうがいいのかを紹介します。

帰省した際に実家にお金を払うべき?

一人暮らしを始めると、生活するうえで家賃や光熱費、食費などさまざまな費用が生じることに気づくでしょう。しかし働き始める前は、生活費とは何を指すのか、詳しく分からなかった方も多いのではないでしょうか。それは子どものために親が働き、代わりに生活費を支払ってくれていたためです。
 
働き始める前の子どもには支払い能力がありません。しかし、仕事を始めると給与としてお金を得られるようになります。家庭によっては、子どもに支払い能力があると判断して、ある程度の生活費を要求されても不思議ではありません。
 
これまで育ててくれた感謝を込めて、滞在費を要求されたら、ある程度の金額を支払ったほうが、今後の家族関係はうまくいきやすいでしょう。
 

実家にお金を入れている人の割合

では、実家暮らしでも働き始めたら、家にお金を入れたほうがいいのでしょうか。
 
保険マンモス株式会社が実施した「実家暮らしの方へのアンケート」によると、実家にお金を入れている人は74%、入れていない人は26%となっています。
 
この結果からは、だいたいの人がお金を入れていることが分かります。実家とはいっても、一人増えるごとに生活費はかかります。収入があるのであれば、実家にお金を入れたほうが家族への負担は減らせるでしょう。
 

平均金額

実家にお金を入れている人はどのくらいの金額なのでしょうか。保険マンモス株式会社のアンケート調査では、以下のような結果が出ています。
 
表1

年代 平均金額
19歳以下 2万5663円
20~30歳 3万3623円
31~41歳 4万1875円
41~50歳 4万6970円
51~60歳 4万5000円
60歳以上 17万5000円

出典:保険マンモス株式会社「実家暮らしの方へのアンケート」を基に筆者作成
 
最も少ないのは19歳以下、最も多いのは60歳以上となっています。若いうちは収入も少ないため、家に入れるお金は少ないようです。年齢が上がってくると収入も増えるため、4万円台まで入れている人が多くなっています。
 
一方、60歳以上になると年金や稼ぎのほとんどを家に入れているためか、金額は一気に跳ね上がっています。家族と暮らしている人は、自身に介護費用などがかかるようになると、収入のほとんどを家に入れる方がほとんどであることが分かります。
 

一人暮らしと実家暮らしの生活費比較

生活費は、実家暮らしのほうが安いといわれることが多いようですが、実際にはどのくらいの差があるのでしょうか。ここでは、一人暮らしと実家暮らしの生活費を比較してみます。
 

一人暮らしの生活費

総務省統計局が公表している「家計調査報告 家計収支編(2023年)」によれば、一人暮らしにかかる生活費の支出は以下の通りでした。
 
表2

食料 4万2049円
住居 2万3799円
光熱・水道 1万3045円
家具・家事用品 5760円
被服及び履物 4447円
保健医療 7367円
交通・通信 2万1654円
教養娯楽 1万8794円
その他の消費支出 3万705円
合計 16万7620円

出典:総務省「家計調査 家計収支編(2023年)」を基に筆者作成
 
一人暮らしだと、あらゆる場面で費用がかかることを実感します。仕事で忙しくなって外食が増えたら、食費が支出の中に占める割合は大きくなるでしょう。いくら節約をしていても、支払いのために毎月10万円以上は確保しておく必要があります。
 

実家暮らしの生活費

上記で解説した通り、実家にお金を入れる平均額は4万円台です。手取り20万円の場合、手元に残るお金は一人暮らしだと約4万円に対し、実家暮らしは16万円残ることになります。一人暮らしに比べると、圧倒的に安いことが分かります。
 

収入に合った金額を入れるようにしよう

実家は、家族と長年住んでいる場所であることから、つい甘えがちです。しかし、実家でも家族が生活費を払っています。自分に収入がある場合は、家族の一員としてお金を出したほうがいいでしょう。
 
また、実家暮らしはお金がかからない分、貯金や自分の趣味に使えるお金は多くなります。収入の多くを自分のために使うのではなく、金額を調整しながらお金を入れることで家族の負担を減らしてあげましょう。
 

出典

保険マンモス株式会社 実家暮らしの方へのアンケート調査(PR TIMES)
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査/家計収支編 単身世帯 2023年 詳細結果表
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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