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暖房をつけたまま寝ると、乾燥して朝「喉が痛く」なります。寝ている間の乾燥を防ぐための、手軽でお得な対策方法はありますか?

ファイナンシャルフィールド / 2025年2月2日 2時0分

暖房をつけたまま寝ると、乾燥して朝「喉が痛く」なります。寝ている間の乾燥を防ぐための、手軽でお得な対策方法はありますか?

冬の朝目が覚めると、喉が乾燥して痛み、不快な思いをしたことがある人は多いでしょう。暖房で部屋の温度が上がると、どうしても空気が乾燥してしまいます。乾燥を和らげて喉を守るにはどうすればよいのでしょうか。   本記事では、暖房による喉の乾燥を防ぎ、なおかつ電気代の節約にもなるお得な方法を大きく2つに分けて紹介します。

部屋を加湿すると喉の乾燥と同時に電気代の節約もできる!

 
暖房によって部屋が乾燥しすぎるのを防ぐ一番の近道は、加湿器などを導入して部屋の湿度を上げることです。
 
部屋を適度に加湿すると、乾燥で喉を痛めにくくなるだけではありません。寒い冬でも体感温度が上がり、エアコンの設定温度をいつもより下げても過ごしやすくなる効果も期待できます。
 
エアコンの運転コストは気温と設定温度との差が大きいほど高くなるため、設定温度を下げられれば電気代の節約にもつながるでしょう。
 

部屋の加湿で電気代はどのくらい節約できる?

 
部屋の湿度が上がることで期待できる、電気代の削減効果はどのくらいなのでしょうか。
 
部屋の広さなどの条件にもよりますが、部屋の湿度が20%上昇すると、エアコンの設定温度を1℃下げても体感温度はほとんど変わらないというデータがあります。経済産業省の省エネポータルサイト「家庭向け省エネ関連情報」によると、外気温度が6℃のときに、2.2kW(およそ6畳用)のエアコンの暖房設定温度を21℃から20℃に1℃下げると、1日当たり9時間使用する場合、年間電気53.08kWh、電気代約1650円 の節約になる試算です。(※エアコンの性能や電気の契約内容などにより、実際の節約効果には差があります)
 
また、設定温度の下げ幅が大きいほど、より大きな節約効果が見込めます。
 

簡単で大きなコストをかけずにできる部屋の加湿方法は?

 
部屋の湿度を上げる方法としてメジャーなのは電気加湿器を使う方法ですが、電気代がかかるために節約面の効果は薄れてしまいます。大きなコストをかけずに睡眠中の部屋を加湿するには、次のような方法がおすすめです。

●ぬれタオルをつるす
●水を入れたコップや自然気化式の加湿器を置く
●霧吹きを活用する
●観葉植物を置く

部屋にぬらして絞ったタオルをつるしておくと、それだけで加湿効果があります。夜に洗濯をする人は、洗濯物を寝室に干してもよいでしょう。
 
また、水を入れたコップや、陶器や紙に水を染み込ませて気化させて加湿する「自然気化式の加湿器」を置く方法もあります。自然気化式の加湿器はインテリアとしてもおしゃれで値段も手頃なものが多いので、気に入ったものを取り入れてみましょう。
 
このほか、霧吹きでカーテンなどに軽く水を含ませてから眠る方法や、観葉植物を部屋に置いて、植物の蒸散を利用して加湿する方法もあります。
 

部屋の断熱性を上げて寝る直前にエアコンを切ることも検討しよう

 
乾燥しすぎない環境を作るために、睡眠中は暖房を切っておくことも検討しましょう。部屋の断熱性を上げると暖房で温めた部屋の空気が冷えにくくなるため、寝る直前に暖房を切っても温かく就寝できるようになります。
 
また、エアコンの稼働時間が短くなれば、それだけ電気代の削減も可能です。経済産業省の「家庭向け省エネ関連情報」によると、暖房の稼働時間を1日1時間短縮することで年間約1260円の節約になります(※設定温度20℃の場合)。
 

簡単にできる部屋の断熱性アップの方法は?

 
大がかりなリフォームをしなくても、部屋の断熱性は上げられます。とくに窓回りの対策はすぐにできることが多いので、取り入れてみましょう。

●厚手で長めのカーテンをつける
●窓サッシに隙間テープを貼る
●窓や壁に断熱シートを貼る

床まで届く厚手のカーテンをかけたり、サッシの隙間をテープでふさいだりすると、冷気の侵入を防げます。また、窓や壁の面に断熱シートを貼るのも効果的です。アルミシートタイプや空気を封入した気泡シートタイプ、模様が印刷されたインテリア性が高いものなどさまざまなタイプがあるため、部屋に合うものを選びましょう。
 

加湿や断熱で乾燥防止と節約を同時にかなえよう!

 
睡眠中に暖房による乾燥で喉を痛めるのを防ぐには、部屋の加湿や、部屋の断熱性を高めてエアコンを切る環境作りが役立ちます。また!加湿で体感温度を上げたり、断熱対策をしたりしてエアコンの稼働時間を減らすことで、電気代の節約も見込めるでしょう。自分に合った方法を試して、上手に乾燥対策と節約を両立しましょう。
 

出典

経済産業省 省エネポータルサイト 家庭向け省エネ関連情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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