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タイヤ交換を怠ると「法律違反」の可能性があるって本当? 放置するとどのような「費用」や「リスク」が発生するの?

ファイナンシャルフィールド / 2025年2月3日 3時50分

タイヤ交換を怠ると「法律違反」の可能性があるって本当? 放置するとどのような「費用」や「リスク」が発生するの?

「タイヤ交換しないと法律違反になる」と聞いたことがある人は多いでしょう。タイヤ交換を怠った場合、状況によっては交通違反となるため注意が必要です。   本記事では、タイヤ交換をしなかったときのリスクや罰則について解説します。タイヤ交換にかかる費用についても紹介しますので、参考にしてください。

タイヤ交換をしなかった場合のリスク

安全のためにも、タイヤ交換は定期的に行わなくてはなりません。法律違反でもある上、放置していると大きな事故につながる恐れがあるからです。
 
本項では、タイヤ交換をする目安と、タイヤ交換をしなかった場合のリスクについて解説します。なぜタイヤ交換を行わなければいけないかを理解し、適切にタイヤ交換をするようにしましょう。
 

タイヤ溝1.6ミリメートル以下で走行した場合

タイヤ交換の目安のひとつとして、タイヤ溝1.6ミリメートルというものがあります。タイヤ溝が1.6ミリメートル以下の場合、車検に通りません。また、タイヤ溝1.6ミリメートル以下で走行した場合は交通違反で2点の加点および罰則金が科せられます。
 
タイヤ溝が1.6ミリメートル以上でなくてはならない理由は、溝がなくなると事故のリスクが高まるからです。溝がないと路面の水を適切に排出できず、路面の上を滑ってしまう「ハイドロプレーニング現象」が起きやすくなります。
 
タイヤ溝が1.6ミリメートル以下になっているかどうかは、「スリップサイン」で分かります。スリップサインとは、タイヤの溝底に1.6ミリメートルのゴムの盛り上がりを設置した部分のことです。
 
スリップサインが出るギリギリにタイヤ交換をするよりも、早めに交換することで安全性が高まるでしょう。常にタイヤ溝をチェックし、タイヤ交換を行ってください。
 

ノーマルタイヤで雪道を走った場合

ノーマルタイヤで雪道を走るのも法律違反で罰則金が科せられる場合があるため、雪が降る前にタイヤ交換を行いましょう。夏用のタイヤで雪道を走ることも、スリップ事故のリスクが高まって危険です。
 
もし冬用のタイヤがない場合は、チェーンの装着も有効です。ただし、地域によって具体的な規定が異なる場合があるため、自分の地域の規則を事前に確認しておきましょう。
 

タイヤ交換の費用相場

タイヤ交換(脱着+組み替えの場合)の費用は、タイヤのサイズにより店舗ごとに決められています。費用相場としては4本で13~14インチが1万2000~5万円、15インチが1万5000~5万円、16~17インチが4~6万円、18~19インチが6~10万円程度です。
 
このほかに、バランス調整(1本500~1000円前後)やゴムバルブ交換(1本300~1000円程度)、古いタイヤの廃棄料(300~500円程度)がかかる場合もあります。
 
また、店舗によってタイヤの交換費用は、タイヤ本体の料金に含まれている場合もあります。さらに、タイヤのグレードやノーマル・スタッドレスによっても料金は異なります。
 

タイヤ溝を摩耗させない方法

タイヤ溝がすぐに減ってしまうと、交換費用でお金がかかってしまいます。しかし、タイヤ溝を摩耗させないよう工夫することで、交換頻度をおさえられるかもしれません。
 
タイヤ溝の摩耗をおさえる方法として、以下のものがあります。

●空気圧の管理
●アライメント
●タイヤローテーション
●運転を優しくする
●無駄な荷物を積まない
●タイヤの保管場所に注意する

タイヤの空気圧を適切に管理しましょう。タイヤに空気が入っていないと摩耗しやすいからです。
 
アライメントとは、車体に対してホイールが取り付けられる角度のことで、ズレていると一部が極端に摩耗しやすくなります。空気圧もアライメントも、販売店等で確認できます。
 
タイヤローテーションとは、タイヤが偏摩耗しないように入れ替えることです。一般的に車のフロントタイヤの摩耗が激しい傾向にあるため、リアタイヤと入れ替えることで均一にタイヤを使えるようになります。タイヤローテーションは、約5000キロメートル走行時を目安に行うとよいでしょう。
 
優しい運転も、タイヤの摩耗をおさえる手段として有効です。急ブレーキをしない・急発進しない・急ハンドルを切らないといった点を意識すると、タイヤに優しい運転となるでしょう。
 
車に不要な重い荷物を積むと、タイヤへの負担が増加し、摩耗が早まります。できるだけ不要な荷物は下ろし、車両の推奨積載量を守りましょう。
 
タイヤを保管する際は直射日光を避け、涼しく乾燥した場所に立てた状態で保管することが望ましいです。タイヤは直射日光や高温、湿気、オゾンなどの影響を受けると劣化しやすくなります。
 

適切にタイヤ交換を行おう

タイヤ溝が1.6ミリメートル以下で走行した場合は、交通違反で2点の加点および罰則金が科せられます。車検にも通りません。また、ノーマルタイヤで雪道を走った場合も法律違反となります。
 
タイヤ交換せずに走行すると、重大な事故が発生する恐れがあります。タイヤ溝が少なくなってきたら、早めにタイヤ交換するとよいでしょう。
 

出典

一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 使用頻度について
一般社団法人 日本自動車工業会 jama blog
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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