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冬は車の「燃費」が悪くなる!? 少しでもガソリン代をおさえるための方法とは?

ファイナンシャルフィールド / 2025年2月5日 5時10分

冬は車の「燃費」が悪くなる!? 少しでもガソリン代をおさえるための方法とは?

燃料費が高止まりしている中、燃費を向上させようと運転に気をつけたり、少しでも燃費のいい車を購入したりしている家庭もあるでしょう。   燃費について考えるときに注意したい点の一つとして「冬の燃費」が挙げられます。今回のケースで言及されているように、冬場は燃費が悪くなるようです。   本記事では、冬と燃費の関係について解説するとともに、燃料費を少しでも下げるための方法もご紹介します。

「冬場で燃費は悪くなる」は本当?

一般社団法人日本自動車工業会によると、乗用車の燃費は春秋が夏冬よりも1割ほどいいようです。また平均気温が15~20度のときが最も燃費がいいというデータも出ています。
 
車両による差や運転の状況によって差はあるため一概にはいえませんが、これらのデータからすると、冬場に燃費が悪くなるという話は真実味を帯びているといえるでしょう。
 
ある企業が行った独自の調査によると、「冬になると車の燃費は悪くなると感じるか」という質問に対して、「感じる」と回答した人が全国的に約半数であり、「感じない」を上回っていました。
 
また北日本の日本海側から北陸にかけてはとくに、「感じる」と回答した人の数が8割以上にも達します。寒冷地の人の方が、より燃費の悪さを実感しているようです。
 

寒いと燃費が悪くなるのはなぜか

寒くなる冬場に燃費が下がる理由としては、以下のような要素が関係すると考えられます。

・エンジンのアイドルアップで燃料を消費する
 
・空気密度が高くなる
 
・オイル粘度が高くなる
 
・タイヤの空気圧が低くなる
 
・スタッドレスタイヤの影響

例えば寒い地域の場合、車はエンジンを暖めるために回転数を上げようとします。この時に燃料を多く消費してしまうため、燃費が悪くなってしまう可能性があるでしょう。
 
また、空気密度が高くなると多くの燃料が噴射されるのも、燃費が悪くなる原因の一つです。さらに気温低下によってエンジンオイルが冷えることで粘度が高くなり、エンジンへの負担が増すことで燃費が悪化するかもしれません。
 
タイヤについても空気圧が低くなったり、スタッドレスタイヤを使用したりなどの影響で、接地面積が広くなる可能性があります。これにより通常よりも多くの抵抗を受けるため、燃費が悪くなると考えられるでしょう。
 

燃費を向上させる方法

冬場の燃費悪化を少しでも防ぐには、以下のような対策を取れます。

・アイドリング時間を短めにする
 
・タイヤの空気圧をチェックする
 
・暖房時に「A/C」スイッチを利用しない

寒いと、エンジンを暖める目的で、アイドリング時間を長く取るかもしれません。しかし最近の車は長くアイドリングしなくてもエンジンへの負担が少なくなるようになっているようです。マニュアルを参考にしつつですが、毎日運転している車であれば、アイドリングはしないか1分ほどで十分かもしれません。
 
また、こまめにタイヤの空気圧をチェックして、車両に記載されている適正な値になっているかどうか確認しましょう。必要に応じて空気を充填すれば、燃費向上を期待できます。
 
車内を暖める際は、「A/C」スイッチを利用する必要はありません。暖房自体は燃費に悪影響を与えないといわれているため、冷房の感覚でオンにしないよう注意しましょう。
 

冬は燃費が悪化しがち! 必要な対策を

気温が下がる冬場は燃費が悪化する可能性が高いです。その原因と考えられる要素はさまざまですが、寒冷地に住む人を中心に、多くの人が燃費悪化を実感しています。
 
燃料費の高騰が叫ばれる昨今、冬場の燃費を悪化させないよう、ご紹介した対策を試してみてはいかがでしょうか。
 

出典

一般社団法人日本自動車工業会 気になる乗用車の燃費 乗用車の燃費がわかるQ6(9ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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