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テレビの待機電力は、一年間でどのくらいかかる? テレビの節電方法を解説

ファイナンシャルフィールド / 2025年2月5日 10時0分

テレビの待機電力は、一年間でどのくらいかかる? テレビの節電方法を解説

一年間テレビを見ないまま、プラグを挿しっぱなしにしていたことがある人もいるかもしれません。その場合、電源がオフであったとしても、待機電力が消費されていた可能性があります。一体どれほどの電力を無駄にしてしまったのか、調べてみましょう。

待機電力とは

待機電力とは、コンセントに挿し込んだままの家電が、使用していない間にも消費する電力のことです。電源を切っていても電気代がかかる原因は、この待機電力にあるといわれています。
 
家電製品が待機電力を消費する理由は、電源をすぐに入れられるようスタンバイ状態を維持しているためです。また、一部の家電はデータ保存や時計表示といった機能を維持するためにも電力を使っています。
 
このように、多くの家電は電源が切れている状態でも少量の電力を消費し続けていることが知られていますが、普段はあまり意識されていないことが多いようです。
 

待機電力の消費が特に多い家電

資源エネルギー庁の調査によれば、待機電力の消費が特に多い家電には以下のものがあります。
 

・ガス温水器
・テレビ
・冷暖房兼用エアコン
・電話機
・BD・HDD・DVDレコーダー
・温水洗浄便座
・パソコン
・ルーターやモデムなどのネットワーク機器
・電子レンジやオーブンレンジ
・インターホン

 
これらの家電の使用や接続方法を見直すことで、待機電力を減らし、無駄な電力消費を抑えられる可能性があります。
 

コンセントを挿しっぱなしにすることによる電気代

資源エネルギー庁の調査によると、家庭で消費される年間電気代の約5.1%が、コンセントを挿しっぱなしにすることによる待機電力の消費によるものだとされています。
 
一世帯あたりの年間電気使用量が3911kWhである場合、そのうち約199kWhが待機電力に該当します。これを電力料金の目安単価である1kWhあたり31円で計算すると、待機電力による年間電気代は約6169円です。
 

テレビの待機電力による年間電気代

資源エネルギー庁の調査によると、家庭の消費電力量に占める待機時消費電力量の割合は、テレビが全体の10%でした。一世帯あたりの年間待機電力による電気代約6169円のうち、テレビの待機電力に対応する電気代を次のように計算できます。
 

テレビの待機電力の割合:10%
年間待機電力による電気代:約6169円
テレビの年間待機電力による電気代:6169円×10%=616.9円

 
テレビの待機電力による年間電気代は、約 617円 です。
 

テレビを使用していないときは電源を切り、コンセントを抜く

テレビを使用していないときは、電源を切り、コンセントを抜くことで待機電力の削減につながる可能性があります。テレビは待機電力が比較的大きい家電のひとつであり、節電対策の優先対象となります。
 
さらに、省エネモードが搭載されているモデルの場合、視聴中にその機能を活用することで、電力消費をさらに抑えられる可能性があります。ただし、コンセントを抜く際には、録画中や予約録画が設定されていないことを事前に確認しましょう。
 

他にもできる節電対策

コンセントを抜く以外にも、待機電力を減らす方法があります。以下の方法を取り入れて、効率的に節電を目指しましょう。
 

節電タップを活用する

節電タップを使えば、コンセントを抜き挿しする手間を省けるといわれています。このタップは複数の家電をまとめて接続でき、各プラグにスイッチがついているため、簡単にオン・オフの切り替えが可能になるようです。
 
例えば、テレビやパソコン、扇風機などをまとめて接続し、使わないときにスイッチをオフにする習慣をつければ、コンセントを抜きさしせず節電できる可能性があります。
 

省エネ家電を選ぶ

家電を買い替える際には、省エネ性能の高い製品を選ぶことを検討してみてください。近年では、テレビやパソコン、冷蔵庫など、多くの省エネ型家電が登場しています。
 
省エネ製品の魅力は、従来の性能を維持しながら消費電力を抑えられる点だといわれています。これにより、電気代の削減だけでなく、環境への負担軽減にもつながる可能性があります。長期的に見れば、より経済的な選択といえるでしょう。
 

まとめ

待機電力は、電源を切った状態でもコンセントに挿し込まれた家電が消費する電力のことで、多くの家庭で見過ごされがちですが、電気代に大きく影響を与えているといわれています。
 
調査によると、家庭の年間電気代の約5.1%が待機電力によるものです。家庭の状況などによって異なる場合はありますが、これは一世帯あたり年間約6169円に相当する可能性があります。なお、そのうちテレビの待機電力は約617円です。
 
待機電力を削減するためには、使っていない家電の電源を切り、コンセントを抜くことが効果的であると考えられているようです。また、節電タップの活用や、省エネ性能の高い家電を選ぶことを検討するのもよいでしょう。
 

出典

資源エネルギー庁 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要
全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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