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「一人暮らし」の冬の電気代、月額1万円は高い? 平均はどのくらい?

ファイナンシャルフィールド / 2025年2月12日 11時40分

「一人暮らし」の冬の電気代、月額1万円は高い? 平均はどのくらい?

冬の電気代に悩んでいる人がいるかもしれません。冬場は暖房器具の使用頻度が高まり、電気代が高くなる傾向にあります。   本記事では、一人暮らしの電気代の全国平均と、冬場の電気代節約のポイントについて解説します。エアコンや電気カーペットなど、暖房器具ごとの効率的な使用方法もまとめていますので、電気代の節約にお悩みの人は本記事の内容をご活用ください。

一人暮らしの電気代の全国平均

総務省の「家計調査家計収支編 単身世帯」によると、2023年の電気代の平均は以下の通りです。

●1〜3月期: 9340円
●4〜6月期:5486円
●7〜9月期:5842円
●10〜12月期:5833円

四半期ごとの推移をみると、1〜3月期が突出して高く、そのほかの期間は5000円台後半でほぼ横ばいです。これは冬期の暖房需要による電力使用量の増加がおもな要因と考えられます。
 
エアコンやストーブなどの使い方によっては、一人暮らしであっても1万円を超えてしまう可能性もあります。
 

冬の電気代を節約するポイント

ここからは、冬の電気代を節約するポイントを解説します。
 

暖房の省エネポイント

暖房の省エネポイントは以下の3つです。

●暖房の使用時間を減らす
●暖房を20度を目安に使用する
●フィルターを月に1~2回清掃する

暖房を必要なときだけ使用することは、家計の大きな節約につながります。エアコン(2.2キロワット)の暖房を1日1時間短縮するだけで、年間で約1260円の節約効果が得られます。暖房の使用時間を減らすには、寝る15分前に暖房を切る、外出時は早めに切るなどの工夫が大切です。
 
また、エアコンの設定温度を21度から20度に1度下げると、年間約1650円の節約になります。これは、1日9時間の使用を想定した場合の金額です。ほかにも電気使用量が53.08キロワットアワー削減され、二酸化炭素排出量も25.9キログラムおさえられ、省エネにつなげられます。
 
加えて、フィルターを月に数回清掃することも、冬の電気代を節約するために有効です。フィルターが目詰まりしているエアコン(2.2キロワット)と定期的にフィルターを清掃しているエアコンの電気代を比較すると、年間約990円もの節約になります。
 

電気カーペットの省エネポイント

電気カーペットは以下のポイントを実践することで、節約効果を得られます。

●設定温度を「強」から「中」に下げる
●部屋の広さにカーペットの大きさを合わせる
●電気カーペットの下に断熱マットを敷く

1日5時間使用する電気カーペット(3畳用)の設定温度を「強」から「中」に下げることで、年間約5770円もの節約になります。これは電気使用量に換算すると185.97キロワットアワーの削減に相当します。
 
また、カーペットのサイズ選びも重要です。必要以上に大きなサイズを使用すると無駄な電気代がかかってしまいます。3畳用のカーペットを使用している場合、2畳用の方が年間約2790円の節約が可能です。
 
さらに効率的に使用するためには、電気カーペットの下に断熱マットを敷くことがポイントです。これにより床への熱の逃げを防ぎ、暖房効率が向上します。また、分割して温める機能がある場合は、人のいない部分の暖房を切ることで、さらなる節約効果が期待できます。
 

1月の電気代1万円超えは平均より少々高め

今回は一人暮らしの電気代の全国平均と冬場の節約ポイントについて解説しました。一人暮らしの電気代は季節によって大きく変動し、特に1〜3月期はほかの期間と比べて高額となります。
 
家計の負担を減らすためにも、各暖房器具の特徴を把握し、効率的な使用を心がけましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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