「私の年収って多いのかな?」年代別に年収を調査してみた
ファイナンシャルフィールド / 2019年2月24日 22時30分
![「私の年収って多いのかな?」年代別に年収を調査してみた](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_37343_0-small.jpg)
毎日頑張って仕事をしているけれど、自分の年収は同年代の人に比べて多いのか、それとも少ないのか、気になったことはありませんか。 年齢はもちろん、男性と女性でも、年収額には大きな違いがあります。 今回は、日本人の平均年収やボーナス、さらにどのようにしたら年収をアップすることができるのかについて、一緒に見ていきましょう。
年代別の平均年収はいくら?
まずは、男女の平均年収を年齢階層別に見ていきましょう。
国税庁が行った調査によると、日本人の平均年収は以下のとおりとなっています(※1)。
![](https://financial-field.com/wp/wp-content/uploads/2019/02/75e53d4448e1e2458319d198b7c42715-29.jpg)
男性と女性の年収額を比較すると、どの年齢階級においても、男性の方が女性よりも年収が高くなっています。
また、男性の年収は、20代から年々増加していき、50~54歳でピークを迎え、677万円となります。
一方、女性の年収は、年齢が上がっても大きく増えないという特徴があり、20代~50代にかけて、300万円前半を推移しているという結果となっています。
ボーナスの金額はどのくらい?
次にボーナスの金額について見ていきましょう。
大手企業の2018年の夏の賞与・一時金の妥結額は、95万3905円となっています(※2)。一方、2018年の年末の賞与・一時金の妥結額は、93万4858円となっています(※3)。
さらに、業種別にボーナスの金額を見ていくと、夏も冬も、建設業が最もボーナスの金額が高く、夏は161万7761円、冬は159万3228円となっています。自動車や機械金属、私鉄産業なども、ボーナスが高い傾向が見られます。
どうしたら年収は増える?
それでは、どのようにしたら、現在の年収額をアップさせることができるのでしょうか。
まずは、より高いお給与がもらえる業種や企業に転職をするという方法があります。
現在の日本では、正社員の方の場合、一般的に会社での勤続年数が長くなるにつれて年収も高くなる傾向があります。今後も同じ企業に長く勤めていると、年収が上がる可能性が高いですが、さらに大幅にお給与をアップさせたいと考えている方は、転職活動をして新しい仕事にチャレンジするのもよいでしょう。一気に年収が増えることがありますよ。
また、会社内で推奨されている、TOEICなどの英語の試験や、専門知識を問う資格試験にチャレンジするという方法もあります。資格を取得することにより、毎月の給与に資格手当が上乗せされたり、会社内での昇格・昇給につながる可能性があります。
さらに、会社で認められている場合は、休みの日や空き時間を利用して、自分で新しいビジネスを行い、副業をするという方法もありますね。自分の知識を活かして、コンサルティング業や執筆活動を行ったり、フリーマーケットなどで自分が作った商品を販売する方もいらっしゃいます。今の年収をさらにアップさせるために、できることはないか検討してみましょう。
自分の年収と同年代の方の平均年収を比べてみると、自分の経済状況を客観的に分析することができますね。毎日、ただなんとなく仕事をするのではなく、少しでも年収を増やすことはできないかと考えながら、仕事に取り組むようにしましょう。
出典
(※1)国税庁 「平成29年分 民間給与実態統計調査(平成30年9月)」
(※2)日本経済団体連合会 2018年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(加重平均)
(※3)日本経済団体連合会 2018年年末賞与・一時金大手企業業種別妥結状況(加重平均)
執筆者:下中英恵(したなかはなえ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者
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