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今後の普及は必ず起こる?「スマホ決済」を中心としたキャッシュレス決済

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月24日 3時0分

今後の普及は必ず起こる?「スマホ決済」を中心としたキャッシュレス決済

最近も、スマホ決済サービス会社の「100億円キャンペーン」が話題となりました。   本格的な「キャッシュレス時代」に向けて、近年徐々にキャッシュレス決済比率が高まっているものの、日本では根強い「現金決済」の習慣があるため、まだまだ普及していないのが現状でしょう。キャッシュレス決済比率が最も高い韓国では約90%、第2位の中国では約60%であるのに対して、日本はまだ約20%となっています。   今後、最も普及していくであろう「スマホ決済」を中心に、最新のキャッシュレス決済について確認してみましょう。  

スマホ決済とは!

「キャッシュレス決済」とは、「現金なし」にモノやサービスを買うことをいいます。日本人にとって最も身近なキャッシュレス決済の方法は、クレジットカード決済といえるでしょう。しかし、日本人の多くは「クレジットカード払い=借金する」というイメージが根底にあるようで、思ったほどには利用率が上がっていません。
 
その救世主となり得るのが、「スマホ決済」です。名前の通り、現金はもちろん、カードすら持ち歩かなくても、1台のスマホさえあれば簡単に決済ができる方法です。
スマホ決済のメリットは、ほかにもたくさんあります。
 
今後、乱立しつつあるサービス各社が、顧客獲得にしのぎを削っていくことは必須ですが、利用金額に応じたポイントを付与したり、還元したり、お得なクーポンを提供したりなど、さらにサービスの拡充が図られていくことと思います。
 
また、何よりも現金決済とは違って、「スマホをピッ」と読み込ませるだけでスピーディーに決済が終了することが、最大のメリットといえるでしょう。さらに、その支払いの履歴が自動的に蓄積されていくため、いつでも簡単に確認することができます。
 

販売する側にもメリットがある「QRコード決済」

スマホ決済には「バーコード決済」や「QRコード決済」がありますが、今後のキャッシュレス化を一気に推し進める原動力となるのは「QRコード決済」といえるでしょう。
 
「QRコード決済」は、基本的には販売店側に専用の読み取り端末などの準備がいりません。
 
例えば、「ユーザースキャン」という決済方法では、販売店側にあるモバイル端末に表示したQRコードや、あらかじめ紙などに印刷したQRコードを、客側のスマホで読み込んで代金の金額を入力すれば、決済が完了する仕組みです。
 
クレジットカードや電子マネー決済などでは、カードなどを読み取る専用端末が必要となります。特に、小規模事業者にとっては、この専用端末が高額な設備投資となるため、導入をためらう要因ともなっています。
 
また、「QRコード決済」を導入後のランニングコストとなる加盟店手数料についても、クレジットカードなどと比較すると割安(3%台程度が多い)に利用できることもメリットとなるでしょう。
 

今後の普及の見通し

中国人向けのサービスとして有名なのが「アリペイ」や「ウィーチャットペイ」です。日本のコンビニや家電量販店、百貨店、ドラッグストアなどにおいては、これらが利用できることが当たり前となってきました。
 
今後もサービスに参入する企業は増加する傾向にあり、大手通販会社や通信キャリア各社、一部の地方銀行などが既にサービスを提供しています。さらに、生活のあらゆる場面で利用できる環境が、近い将来には実現することでしょう。
 

まとめ

10月からの消費税増税の対応策として、キャッシュレス決済した消費者に、2~5%ポイント還元する経済政策を政府が検討中のようです。しかし、高齢者の利用環境の整備や、QRコードの規格統一化など、さまざまな問題も残されています。時代の潮流からするとキャッシュレス化への大きな流れは、もう既に後戻りできない状況といえるでしょう。
 
近い将来、「うちは現金決済はやってないので、お釣りは用意してませんよ」なんていうお店も出てくるのかもしれませんね!?
 
執筆者:高橋庸夫(たかはし つねお)
ファイナンシャル・プランナー
 
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