1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

定年後の支出を抑える3つの秘訣

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月25日 23時15分

定年後の支出を抑える3つの秘訣

定年後には、資産を運用して収入をカバーしたり、アルバイトなどをして稼いだりすることがあっても、現役時代と比べて、収入が大幅に減る人がほとんどだと思います。   そういった中で、支出のほうが現役時代とあまり変わらないのであれば、家計が赤字になってしまい、老後資金が不足する事態にもなりかねません。   現役時代には、必要だったけれども、退職後は不要なものや、以前より、それほどお金をかけずに済むこともあるかと思います。そういった見直しを行うことで、できるだけムダな支出を減らし、長い老後に備えたいものです。   今回は、効果的、効率的に支出を見直す、賢明なやり方について紹介します。  

支出を抑える3つの秘訣

■家計簿をつける
必要なものにお金をかけるのは有効な使い方だと思いますが、何に使ったかがわからないまま、お金が減っていったのでは、制御不能になってしまいます。こういった使途不明金をなくすことが、支出を抑える1つ目のコツです。
 
そのためには、家計簿をつけてお金の流れを「見える化」する必要があります。だからといって、10円単位で厳密に記録をつける必要はありません。家計簿をつけること自体が目的になってしまい、途中でいやになって、投げ出してしまうこともあるからです。
 
家計簿をつける目的は、普段「何気なく使ってしまっている」お金の使い方を、振り返ることですので、厳密につける必要はなく、気軽に取り組むのが良いでしょう。
 
■出費に優先順位をつける
家計簿によって、お金の使い方が「見える化」できたら、項目ごとに「本当に必要な出費であったのか」を見直すことが必要です。
 
特に、退職後は、会社仲間との交際費や昼食代などは不要になるなど、現役時代からの変化もあります。ムダな出費はしない、必要な出費を明確にするなど、出費に優先順位をつけ、メリハリをつけることが第2の秘訣です。
 
■固定費を見直す
節約というと、こまめに電気を消したり、洗い物の水を少なくしたり、あるいはスーパーのチラシを見て、少しでも安い店で買い物をすることを想定しがちです。しかし、こういったことは、手間がかかる割には効果が少なく、継続的に努力をしなければなりません。
 
居住費や保険料などの、毎月決まっている固定費を見直しするほうが、効果的、効率的です。つまり、固定費は、一度見直しをすると継続的に努力をしなくても、その効果がずっと続くメリットがあるということです。
 
次に、その固定費の節約方法について詳しく書いてみます。
 

固定費の節約方法

■住居費
住宅ローンを返済中の人は、繰り上げ返済を検討するのも良いでしょう。「残りの返済期間を短縮する方法」と「毎月の返済額を少なくする方法」の、2つの方法があります。金融機関と相談して、無理のない範囲で、自分たちにあったやり方で行うのが良いでしょう。
 
賃貸の人であれば、家賃の安い場所に引っ越す方法もあります。子供が独立しているなら、広い家も不要になります。また、通勤を考えなくて良いので、都心から離れた場所や駅から多少遠くとも賃料の安いところに住むのも賢明な選択肢だと思います。
 
■生命保険料
子供が独立したら、現役時代のような高額な死亡保障は不要となるのが一般的です。そのため、死亡保障を低額なものに見直すのも良いと思います。
 
ただし、日常的な医療費は公的な健康保険などからの給付でまかなえますが、入院が長引く場合など、民間の医療保険があったほうが良いケースもあります。保険を自分たちにあった内容、金額に見直すことで、保険料の負担を下げることも賢明な選択肢です。
 
■自動車保険
退職して車を使う頻度が少なくなったり、子供が独立して夫婦しか乗らないのであれば、年間の走行距離、運転者の年齢、使用目的など条件を変更することで、保険料を下げることができます。
 
また、車の所有そのものを見直し、カーシェアリングを活用すれば、保険料は不要(カーシェア料金に含まれる)であり、車検代や駐車代なども節約できるので、大幅な節約をすることができます。
 
■携帯電話料金など
退職して携帯電話を使う頻度が減ったならば、料金プランを見直す選択肢があります。また、スマートフォンを持っている人は、ガラケーへの変更や、固定電話で連絡がつくのなら、思い切って解約するのも良いかも知れません。
 
また、有料の多チャネルサービスや、スポーツクラブ・リゾートクラブの会員契約などや、そのほか、高額でなくとも毎月の会費や年会費を支払っているサービスに対して、本当に必要なものか、役に立つものかを検討し、解約や退会するもの賢明な選択肢だと思います。
 
執筆者:堀江佳久(ほりえ よしひさ)
ファイナンシャル・プランナー
 
関連記事
■定年してからの生活を考えてますか?事前に準備しておくべきお金のこと
■お金が貯まる家計簿とは!?固定費の見直し方ポイントを徹底解説
■貯蓄をするなら意識したい5つのこと
 

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください