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NISAやiDeCoの制度導入でややこしい?投資初心者が始めるべき投資はどれ

ファイナンシャルフィールド / 2019年3月18日 9時15分

NISAやiDeCoの制度導入でややこしい?投資初心者が始めるべき投資はどれ

ここ数年、金融政策やNISA・iDeCoなどの制度の導入により、株価がググっと上がったり、はたまた海の向こうのにらみ合いで円高だの株価下落だのが起きたりと、本来の景気とはかけ離れたところで経済が動いています。   そのため、「いざ投資!」と意気込んでも、これがほんとのはじめ時なのか、バブルなのかよく分からない方も多いと思います。  

情報が多すぎて、何が正しいのか分からない。

「投資をはじめたいけど、何からすればいいの?」と、よくお客さまから聞かれます。金融商品には多かれ少なかれメリットとデメリットがあり、メリットしかないものなどありません。
 
よく知らないまま投資をはじめると、取り返しのつかないことになったり、イメージしていた商品とはあまりにもかけ離れていることに後から気づいた…というような、悲しい結果になる可能性があります。
 
そうならないように、投資をはじめる際の最低限のポイントを押さえておきましょう!
 

取り返しのつかないことってどんなとき?

金融商品を選ぶ際に最も重要なことは、なんらかの運用をした結果に受け取るお金を『何に使うのか?』に尽きると思います。
 
例えば、子供の教育資金を準備したいときには、「いつまでに」「いくらくらい」と目標を決めますので、60歳まで引き出しできないiDeCoではダメです。
 
また、5年後の住宅購入にむけて頭金を貯蓄したい場合、外貨建ての貯蓄保険では、ほとんど元本割れするのでダメですね。どちらも取り返しがつきません。
 
老後のために複利運用で大きく収益を狙いたい場合、積立NISAなら運用が比較的ローリスクなので、もの足りなさも感じつつですが、取り返しはつきます。
 

イメージしていた金融商品って?

日本の長期国債がほぼゼロ。短期金利もマイナスという状況で、最近では外貨建ての保険がよく話題にあがります。
 
そこでよく耳にするのが予定利率です。「この保険商品の予定利率は3%です」と聞いて、ワクワクしながら申し込みをするも、払っている保険料が3%で複利運用されているわけではありません。
 
保険会社が契約者から預かったお金のなかで、純粋に保険に運用する分だけを3%で運用する予定で計算しているわけですので、思ったほど増えないのが現実です。
 
また、新興国の割引社債なども、「5年ほどで預けたお金が2倍になる!」とイメージさせる商品がありますが、為替手数料などを考えると、相当イメージとかけ離れてきます。
 
銀行などでよくみる金利10%外貨定期預金などもそうです。金利は1年の利息のことですが、このような商品は1ヶ月定期だったりするので、実際の金利の恩恵は10%÷12ヶ月=0.83%ほど。20.315%の税金や為替手数料など考慮に入れると、同じレートなら元本割れすることもあります。
 
しっかり現実を見極めて、過度な広告に惑わされないようにしましょう。
 
執筆者:福田昌也(ふくだ まさや)
一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)、保護司
 
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