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片づけの美学43 捨て時が分からない。子どもの工作・絵

ファイナンシャルフィールド / 2019年4月4日 3時0分

片づけの美学43 捨て時が分からない。子どもの工作・絵

子どもの学年が終わる時、一緒にやってくるのが大量の使い終えたノートや絵、工作などの成果物。成長の証として大切にしたいと思いつつ、二度と使うことのないそれらは、かさばるだけの存在に。子どもに聞くと、必ず「いる!」「使う!」というのも悩みの種ではないでしょうか。  

まず持ち帰った時にすること

子どもが絵などを持ち帰ったら、まず親子で手に取って楽しみましょう。「上手に書けているね」「どうやって作ったの?」など色々と会話することで、子どもの学校での様子を知ることができたり、成長を実感したりすることができると思います。
 
結局のところ、学校などで作った作品を持ち帰ってくる意義は、「子どもの様子を知る」ことや「成長を実感する」ことが全てではないでしょうか。
 
つまり、親子で十分作品を楽しめば、それで目的は果たせているのです。言い換えると、これで作品の「役目は終わった」ということになります。あとは、みんなが気持ちよく処分できるタイミングを探るだけです。
 
「親」が処分できない場合も「子ども」に処分させてもらえない場合も、「処分できない」という悩みは同じです。気持ちよく解決する方法は処分の「時期」を見極めることです。
 

処分にむけて、やっておくとよいこと(1)

「写真に撮って作品をデータで保存」

デジカメやスマホで撮影しておくと、形がないので、収納スペースが必要ないことが最大のメリットです。撮影のタイミングは一番状態がよい、持ち帰ったその日です。
 
子ども自身と一緒に撮影しておけば、いい思い出にもなります。「写真に撮らせて」と言うと、子どもは嬉しそうな反応をするので、自尊心を育てるのにもいいのではないかと思います。
 

処分にむけて、やっておくとよいこと(2)

「しばらく飾っておく」

これも子どもは嬉しそうな反応をします。リビングなどの共用部分に飾ると、家族全員が見るので、よいコミュニケーションになるはずです。絵や工作は季節感のあるものが多いので、四季を楽しむにもいいかもしれません。
 
家で自由に作った絵や工作も短期間でいいので飾ってあげましょう。作った量が多い場合は、飾る専用スペースを作ってあげ、「ここに入る分は飾るけど、他は処分しよう」とルールを決めると、子どもの工作が増えすぎることを防ぐことができます。
 

作品の捨て時は、心の準備を待つこと

処分の準備ができたら、次はさっさと捨てる!と行動したいところですが、きっと親も子どもも心の準備ができていないはずです。「頑張って作ったのに、もったいないかな」という気持ちの時はまだ捨てるべきではないと思います。
 
「もういらない」と自然と思えるまで思い出のモノは取っておきましょう。ただ、いろんなところに思い出を分散して収納すると、無制限に増えてしまいます。このスペースは思い出のモノを入れるところと、おおよそのサイズを決めておきましょう。
 
作品などの思い出は、「今は大切」というだけで、また時間が過ぎて新しい思い出ができると、その思い出が大切になり、過去の思い出には執着がなくなることが多いです。執着がなくなると、自分でも驚くほど実にあっさりとモノを捨てられるはずです。
 
小さい子どもであれば、親が「もういらない」と思えれば、処分の時期だと思います。小学生以上であれば、本人の許可を得て、処分してしまいましょう。半年後、1年後など時期を見て、確認してみてください。子どもが少しずつでも処分する習慣をつけてくれるとうれしいですね。
 
執筆者:奥野愉加子(おくの ゆかこ)
美学のある暮らし 代表
 
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