日本と中国、女性の美容に関する支出に違いは?化粧品・サプリメント購入金額をチェック!
ファイナンシャルフィールド / 2019年4月26日 9時15分
![日本と中国、女性の美容に関する支出に違いは?化粧品・サプリメント購入金額をチェック!](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/financialfield/financialfield_42543_0-small.jpg)
みなさん、愛用されている化粧品はどこの国でつくられたものが多いですか?近年では、韓国コスメを求めて日本や中国から観光客が訪れたり、日本の化粧品やサプリメントを求めて中国から観光客が訪れたりなど、アジア同士での動きも活発ですね。 訪日中国人の数は年々増え続けており、日本の化粧品やサプリメントをおみやげに買っていく人も多いもの。そこで今回は、日本と中国における美容に関する支出を中心にチェックしてみたいと思います。
中国人女性は日本人女性の●倍も化粧品を買っている!?
株式会社ヴァリューズが発表した、「日本人・中国人女性の美容に関する支出金額と日本化粧品へのブランドイメージの差異」(※)を深掘りしていきます。
この調査における中国人女性は、越境ECの利用習慣があり、かつ過去1年間に訪日経験のある人を対象としています。まずは、日中の化粧品平均購入金額を比較してみましょう。
【1ヶ月あたり化粧品平均購入金額の日中比較】
<24歳以下>
・日本 4,362円
・中国 15,903円
<25〜30歳未満>
・日本 4,801円
・中国 15,964円
<30〜35歳未満>
・日本 5,218円
・中国 16,648円
<35〜40歳未満>
・日本 4,633円
・中国 12,799円
<40歳以上>
・日本 5,537円
・中国 10,699円
40歳以上は約2倍、それ以外の年代では約3倍の開きがあるという結果に!中国人女性は、かなり化粧品にお金をかけているようですね。また、日本人女性は40歳以上が一番お金をかけていますが、中国人女性は40歳以上が一番お金をかけていないという事実も見えてきます。
中国では若い人ほど美容に対する意識が高いのかもしれません。また、日本ではアンチエイジングの化粧品など、年齢を重ねるにつれ高価なものを買う傾向があるのかもしれません。
サプリメントの購入金額は、日本人女性と中国人女性でさらに大きな差が!
では次に、サプリメントの平均購入金額を比較してみましょう。
【1ヶ月あたりサプリメント平均購入金額の日中比較】
<24歳以下>
・日本 660円
・中国 5,229円
<25〜30歳未満>
・日本 1,267円
・中国 7,612円
<30〜35歳未満>
・日本 1,430円
・中国 9,676円
<35〜40歳未満>
・日本 2,346円
・中国 8,927円
<40歳以上>
・日本 2,905円
・中国 5,356円
化粧品の購入金額より、さらに差が開く結果になりました。日本人女性は、年齢が上がるにつれサプリメントの購入金額も上がっています。やはり健康が気になってくるのでしょうか。
いっぽうで中国人女性は、化粧品と同じく30〜35歳未満が一番サプリメントを買っているようです。美容や健康に関する意識は、30代がもっとも高いという状況が見えてきます。
それにしても、30〜35歳未満の金額をとって見ると約7倍もの差が。訪日経験があり越境ECを利用している人は比較的消費に積極的な層かもしれない、ということもあるかもしれませんが、1ヶ月でサプリメントに1万円近く使うことを想像すると、なかなか衝撃的ですよね。
日本の化粧品のブランドイメージとは?
日本の化粧品は中国でも人気ですが、いったいどのようなブランドイメージを持たれているのでしょうか。これについても日中の意識を比較してみます。
【日本化粧品のブランドイメージ】
<日本人女性>
・親近感がある(花王、コーセー、Kanebo)
・高級感がある(SKⅡ、ポーラ、コスメデコルテ)
<中国人女性>
・国際的、革新的・先進的(SKⅡ、ポーラ、コスメデコルテ)
そのほか、日本人女性は日本の化粧品について「信頼性・安心感がある」という印象も抱いているようです。また、中国人女性は日本の化粧品について「独自性がある」「効果が期待できる」という評価も。
こう比較すると、日本人女性は日本の化粧品に「安心・安全」「親近感」などを求めているのに対し、中国人女性は日本の化粧品に「革新的」「独自性」などを求めているということがわかります。
特に、SKⅡ、ポーラ、コスメデコルテなどのブランドに対するイメージの違いが如実でおもしろいですね。
みなさんは、日本の化粧品やサプリメントにどんな印象を抱いていますか?一度1ヶ月あたりの美容に関する支出を計算してみると、家計を新たな側面から見直せるかもしれませんよ。
※株式会社ヴァリューズ「日本人・中国人女性の美容に関する支出金額と日本化粧品へのブランドイメージの差異」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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