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教育・進学資金の準備。教育ローンや奨学金を活用する場合、家計のお金の流れはどうなるの?

ファイナンシャルフィールド / 2019年6月7日 10時30分

教育・進学資金の準備。教育ローンや奨学金を活用する場合、家計のお金の流れはどうなるの?

前々回、前回と、教育・進学資金の代表的な準備方法を採用した場合に、それぞれが家計内でどのようなお金の流れを作るかについて見ています。 家計の中でお金の流れを見るには、「収入」・「支出」・「資産」・「負債」の4つの項目を基準に考えるとイメージしやすくなります。今回も、この4つを意識してお金の流れを確認してみましょう。 今回は、教育・進学資金の代表的な準備方法である、(1)預貯金、(2)学資保険、(3)ジュニアNISA、(4)教育資金の贈与、(5)教育ローン、(6)奨学金、の6つのうち、(5)と(6)について見ていきます。 

(5)教育・進学資金を「教育ローン」で準備する場合のお金の流れ

 
国の教育ローンとは、日本政策金融公庫が行っている「教育一般貸付」のことです。
 
これを利用する場合、まずはお金を借りるため、家計内では「負債」として計上されます。同時に、そのお金は「資産」として預貯金に計上され、その後、子どもの教育・進学資金として「支出」されていきます。
 
国の教育ローンは、あくまでも借入金であるため、返済する必要があります。このようなことから、元金と利息の返済金も「支出」として計上されることになります。お金は「負債」⇒「資産」⇒「支出」という流れです。
 

(6)教育・進学資金を「奨学金」で準備する場合のお金の流れ

それでは、(6)の奨学金ではどのようにお金が流れていくでしょうか。 
 

 
(5)の教育ローンは親御さんがお金を借り、返済していくため、親御さんが運営する家計内でお金が流れていきます。しかし、(6)の奨学金は学生本人、つまりお子さんに資金が貸与され、お子さんがお金を返還することになります。
 
もしくは、お子さんに資金が給付され、その後は返還しなくてもいい場合のどちらかであるため、親御さんが運営している家計内では、一切のお金の流れが生じません。 
 
このようなことから奨学金は、お子さんの将来について親御さんとお子さんがしっかりと話し合ったうえで検討する必要があります。
 
これまで、長らく、妊娠から進学まで、子育てに関するお金について言及してきました。次回からは「自動車関連費」に話題を移していきます。
 
執筆者:重定賢治(しげさだ けんじ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)
 
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