片付かないモノの山!話題のトランクルームを活用するべきワケ
ファイナンシャルフィールド / 2019年6月13日 9時0分
ジメジメした日が続きますね。せっかく衣替えしたのに、もうタンスや押し入れが臭かったり、物置状態になっている部屋にカビが生えていたり……そんな経験ありませんか? 定期的に断捨離していても、家の中にはなにかとモノが溜まっていくもの。モノが増えて風通しが悪くなると、どうしてもこの時期はカビ臭くなりがちです。 掃除のたびに、家族のモノをどけたりよけたりしてストレスが……!そんなときに、ふとレンタル倉庫・トランクルームの存在が頭をよぎります。 そこで今回は、街中でもよく見かけるようになったレンタル倉庫・トランクルームの利用状況や、その市場規模などをチェックしてみましょう。
レンタル倉庫・トランクルーム、人気の高いスペースは畳○畳分!
株式会社ヨシハラが、実際にレンタル倉庫・トランクルームを利用している全国20代~50代の男女を対象に行った「レンタル倉庫・トランクルームに関する意識調査」(※1)を見ていきます。
【レンタル倉庫・トランクルームには何を置いていますか?】
1位:趣味のもの 38.3%
2位:使わなくなったもの 29.0%
3位:服 15.1%
4位:スポーツ用品 11.9%
5位:その他 5.7%
もっとも多かった回答が、「趣味のもの」でした。趣味でいろいろ集めたものが部屋を圧迫してしまうため、コレクションはレンタル倉庫・トランクルームに保管しておく……といった人が多いのかもしれません。
2位の「使わなくなったもの」については、使わなくなったもののまたいつか使うかもしれない……というものなのでしょうか。服やスポーツ用品は、シーズン外のものはまず引っ張り出さないため、レンタル倉庫・トランクルームに保管しておくのが便利かもしれません。
ではみなさん、どのくらいのスペースを借りているのでしょうか。
【レンタル倉庫・トランクルームはどのくらいのスペースを借りていますか?】
1位:1畳程度 43.1%
2位:2畳程度 34.6%
3位:3畳程度 14.1%
4位:4畳程度 4.1%
5位:4畳以上 4.1%
1~2畳が大多数を占める回答に。広くなればなるほどレンタル料金もかさむため、できれば最小スペースでなんとかしたいもの。みなさん、思った以上に手狭なスペースで事足りているようですね。
レンタル倉庫・トランクルームを借りたきっかけは?今後も続ける?
次に、レンタル倉庫・トランクルームを借りるようになったきっかけと、今後の利用意向について見てみましょう。
【レンタル倉庫・トランクルームを利用するきっかけを教えてください】
1位:スペースがなくなったから 59.5%
2位:家族に邪魔だと言われたから 18.8%
3位:部屋にものを置きたくないから 12.4%
4位:見られたくないから 7.1%
5位:その他 2.2%
半数以上の人が、「スペースがなくなったから」という回答でした。もうこれ以上置き場所がないためレンタル倉庫・トランクルームを借りた、という流れが圧倒的なのですね。
ほかの理由として、「家族に邪魔だと言われた」「部屋にものを置きたくない」というものも。明らかに使っていない家族の荷物については、レンタル倉庫・トランクルームを勧めるのも効果的なのかもしれません。
邪魔だと言われても捨てられない、部屋に置きたくないけど必要なもの……というアイテムを保管するのにも、レンタル倉庫・トランクルームは適しているといえそうです。今後の利用意向について、双方の意見は以下のとおり。
【レンタル倉庫・トランクルームを利用し続ける派の意見】
・置き場所が家にないから
・便利だから
・いずれ使うものを保管できるから
【レンタル倉庫・トランクルームを利用し続けない派の意見】
・処分したいから
・お金がかかる
・安い場所を探したい
どちらの意見もわかる気がしますね。やはり便利だから使い続けたいという人もいれば、しばらく保管してモノと距離を置くことで「処分してもいいかも」と思う人もいるということがわかります。
また、お金の面で借り続けることが厳しいと感じている人も少なくないようです。
価格競争は起きる?レンタル倉庫・トランクルームの市場規模
競合が多ければ多いほど、価格競争も激しくなるもの。レンタル倉庫・トランクルームの市場規模はどうなっているのでしょうか。株式会社キュラーズが発表した「トランクルーム市場に関する市場規模と成長予測に関する調査結果」(※2)をチェック!
これによると、2019年5月23日現在、トランクルーム市場(屋内・屋外含む)は、過去最高となる590億円規模へと大きく拡大したとのこと。特に東京23区を中心に成長を続けており、このままいくと2025年には1000億円を超える規模へ拡大する可能性を秘めているのだとか。
ちなみに、2018年に新たにオープンした屋内型トランクルームの都道府県別割合のTOP3は以下のとおり。
【屋内型トランクルーム 2018年新たにオープンした新店舗 都道府県別割合】
1位:東京都 32.0%
2位:神奈川県 22.0%
3位:大阪府 11.0%
東京を筆頭に、人の集まる都市に多く出店されているようです。それだけニーズがあるということですね。今後も多くの出店が見込めることからも、価格競争が激化して、より使いやすく家計を圧迫しない価格帯のレンタル倉庫・トランクルームが出てくることが期待できそうです。
掃除のたびに家族が溜め込んでいる趣味のものが崩れてきて邪魔……!なんて思いも、もうしなくて済むようになるかも?便利なサービスを、効率的に活用したいものですね。
※1 株式会社ヨシハラ「レンタル倉庫・トランクルームに関する意識調査」
※2 株式会社キュラーズ「トランクルーム市場に関する市場規模と成長予測に関する調査結果」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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