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【相談事例】40歳を過ぎて結婚・出産。これからマイホームを持つなら

ファイナンシャルフィールド / 2019年6月28日 9時0分

【相談事例】40歳を過ぎて結婚・出産。これからマイホームを持つなら

今回は、次のような相談事例をもとに、マイホーム取得とライフプランについて考えてみたいと思います。   「私は40代の会社員です。最近結婚して子供が生まれたのを機に、マイホーム購入を考えています。自分に見合う住宅予算によって新築か中古のどちらにするか迷っています。私たちに合った適正なマイホーム価格はいくらでしょうか? 」  

住宅購入前に冷静になってすべきこと

ご相談者は40代のご夫婦。最近結婚し、第一子が誕生しました。ご主人は会社員。奥さまは現在専業主婦ですが、お子さんが幼稚園入園のタイミングで扶養の範囲でパート収入を得ようと考えています。
 
お悩みは、「そろそろマイホームは欲しいが、今から住宅ローン返済を考えると子供の教育費負担もあるため、無理のない住宅予算はいくらなのか? 」を気にしていました。そこで、適正な住宅予算を知るためにライフプランニングを行うことにしました。
 

適正なマイホーム予算を知るためのライフプランニングとは?

ライフプランニング(将来家計予測)をすることで、今後の家計収支のバランスや貯蓄残高の推移が見えるようになります。
 
例えば、貯蓄残高のピーク時期、子供に教育費がかかる時期と退職時期との関係、老後生活は公的年金とそれまでの貯蓄額で賄えるか? など、具体的に数字で把握することができます。
 
今回、適正なマイホーム予算を知るためのライフプランニングでは、以下の点に注目しました。
 
1、住宅ローンを組んだ後も貯蓄可能か?
住宅ローンの返済は長期に亘るものですから、返済期間中には収入の減少や、教育費などの支出の増加も想定し、住宅ローンを組んだ後も貯蓄ができるくらい余裕を持ちたいものです。
 
2、子供の教育費負担のピークが退職時期を越えていないか?
ご相談者はご夫婦ともに40代ですので、お子さんが大学生になる頃には60歳を迎えます。退職後に教育費と住宅ローン返済の負担が残らないような返済計画が必要となります。
 
3、リタイア後の貯蓄は100歳まで持続可能か?
退職後の収入源は、公的年金とそれまでの貯蓄の取り崩しを中心に考える場合は注意が必要です。貯蓄の取り崩し生活はいつか必ず終わりがやってきます。老後資金の準備は貯蓄だけでなく、資産運用の組み合わせの検討も大切です。
 

ライフプランニングの前に準備しておきたいもの

ライフプランニングを行うには現在の収入や支出、将来受け取れる年金見込み額、お子さまの進路に応じてかかる教育費の見込み額など、さまざまな情報が必要となります。
 
現在はライフプランニングをするための専用ソフトがあり、ファイナンシャルプランナーに作成を依頼する他、個人でも作成は可能です。ライフプランを作成する時に準備しておくと良い資料は以下の通りです。
 
・給与明細、賞与明細
・源泉徴収票
・退職金の見込み額が分かるもの(退職金規定など)
・家計簿(なければ光熱費や通信費などの記録)
・ねんきん定期便(ねんきんネットで取得可)
・保険証券(生命保険、自動車保険、火災保険など)
・各種ローンの返済金額の分かるもの(返済明細表)
・貯蓄残高の分かるもの(通帳など)
 

ライフプランニングは何度でも変更可能な人生の設計図

ご相談者はライフプランニングをすることにより、無理なく購入できるマイホーム予算がおよそ2000万円と知ることができました。適正予算が確認できたことで、範囲内なら新築・中古にこだわらず落ち着いてマイホーム購入を考えられるようになったようです。
 
ライフプランニングは何度でも変更できる人生の設計図です。結婚、出産、住宅購入など人生の節目に一度は作成してみてください。
 
執筆者:下田幸彦(しもだゆきひこ)
ファイナンシャルプランナー(AFP)
 

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