【意外にも理解】消費税増税に対する主婦の意見は意外にも優しい意見多数?
ファイナンシャルフィールド / 2019年7月10日 10時0分
今回の参議院選挙の動向が気になるところです。選挙の争点の一つになる可能性がある消費税10%増税について、働く主婦のみなさんはどう考えているのでしょうか。 少子高齢化により、現役世代が急なスピードで減っていく一方で、高齢者は増えています。老後、自分たちが保障を受けたり、子どもたちの負担を軽減するために、社会保障財源のための増税はやむを得ないところでしょう。とはいえ、生活者としては2%の増税は痛いですよね。 主婦に特化した人材サービス『しゅふJOB』(事業運営者:株式会社ビースタイル/本社:東京都新宿区)の調査機関しゅふJOB総研は『消費税増税の影響』をテーマに働く主婦層にアンケート調査を行いました。※ この結果から、働く主婦は消費税増税に関してどう考えているのか、どう対処するつもりかを見ていきましょう。
消費税率UPの認知率はほぼ100%。施行後は節約するか収入を増やすことを検討する人が大半
2019年10月に消費税率を10%まで引き上げることを知っているか聞いたところ、「知っている」との回答が98.3%で、ほぼ100%の認知でした。働く主婦層にとっては関心が高いことが伺えます。
消費税率が上がると、生活にどんな影響がありそうか尋ねると、「家計のやりくりが大変になりそう」(67.6%)「全体的に出費を減らすことになりそう」(63.2%)というように、節約するという回答が最も多い結果となりました。
一方、「収入を増やさないとやっていけなくなりそう」(50.8%)と、稼ぎを増やすことを検討している人も半数はいるもようです。
増税前の駆け込み需要は? とみると、「施行直前に駆け込み購入しそう」との回答が21.1%ありました。2%の増税でも高額商品の購入だと影響が大きいです。車や家電など大きなものを買い替える予定があるなら、消費税増税前に買ってしまうのも手ですね。
働く主婦は「より稼ぐ」ことを検討。Wワークで仕事を増やすことも
次に、消費税率が上がると仕事選びにどんな影響がありそうですかと聞いてみました。「より稼げる仕事を選びそう」という回答が47.7%と最も多い結果に。
「より働きたい気持ちが強くなりそう」(39.2%)「Wワーク等仕事の数を増やしそう」(35.1%)というように、仕事を増やすという回答も多くみられました。
パートや派遣で週2日程度働いている人の中には働く日数を増やすことを検討している人もいるかもしれません。副業を始めたり、仕事を掛け持ちしようと考える人もいるでしょう。
他には、増税による買い控えにより景気が減退することを懸念し、「求人の数自体が少なくなりそう」(14.4%)という意見も見られました。
消費税増税に反対する人が過去に比べて20%以上減。財源確保のためにはやむなしと考える人が増えている
消費税率を2019年10月に10%まで引き上げることに「賛成」と回答したのは20.8%で、「反対」が46.9%と、反対する人が多い結果となりました。
ただし、2012年の調査結果と比較すると、「賛成」が6.5%増、「反対」が23.5%減、「わからない」が17%増というように、反対が20%以上も減っていることがわかりました。
「賛成」と答えた人のフリーコメントを見てみると、必要な財源確保のためには仕方ないと、増税を受け入れていることがわかりました。
・必要な財源確保のためならば、多少の増税は仕方ないので、きちんと使って欲しい(40代:パート/アルバイト)
・引き上げによる家計の負担は増えるが、増える社会保障費などを次世代に先送りせずに現世代で負担していくことは重要なことだと思う(40代:パート/アルバイト)
・これ以上、国の借金を増やすわけにはいかないので増税はするべき。痛みは伴うが未来の事を考える事が大事(30代:今は働いていない)
・これからより多くなる高齢者を支えるには消費税引き上げしかない(40代:パート/アルバイト)
・社会福祉の維持・拡充のために避けては通れない。子供たち世代の豊かな暮らしのためにも、生活を切り詰めてでも増税を受け入れようと思う(40代:今は働いていない)
「反対」のフリーコメントからは、生活が厳しい、まだ無駄がある、増税しても社会保障に使われるかわからない等の意見が見られました。
・低所得者層には、かなりつらい。高所得者層には、全然問題ない。格差が出るのは必至(50代:その他の働き方)
・本当に必要なのだろうか、無駄がまだ沢山あるように思う(50代:派遣社員)
・社会保障にきちんと使われているのか心配(50代:契約社員)
・消費税をあげる前に、消費が上がる対策を練った方が税収は上がるのではないかと思う(50代:公務員/団体職員)
・消費税が上がっても、北欧のように老後の生活が保証されないので、困る(30代:パート/アルバイト)
消費税増税は生活者にとって確かに厳しいです。しかし、社会保障の財源を確保しないと、老後の自分自身の生活が苦しくなったり、子ども世代に負担を強いることになってしまいます。家計のやりくりをしながら、少しでも収入アップを図るようにして、増税に備えたいものですね。
出典
※衆参ダブル選挙は見送り?働く主婦に聞く、消費税増税10%の影響(しゅふJOB総研調査)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
この記事に関連するニュース
-
GWなど長期連休の帰省は、既婚女性の息抜きになる?「なる」「ならない」が半々
PR TIMES / 2024年4月16日 11時15分
-
働くことを応援してくれる家族が「いない」主婦・主夫の割合は?
マイナビニュース / 2024年4月15日 15時3分
-
仕事と家庭の両立に“悩んでいる”主婦層「30代以下」85.9%「60代以上」33.8%
PR TIMES / 2024年4月9日 12時15分
-
65歳以降、年金だけでは生活が厳しいとき頼れる「老齢年金生活者支援給付金」とは?
ファイナンシャルフィールド / 2024年4月4日 6時10分
-
もし在宅勤務ができたら、主婦・主夫層が望む勤務時間「フルタイム希望」約2倍に
PR TIMES / 2024年3月28日 10時0分
ランキング
-
1全国で閉店相次ぐなか百貨店が“過去最高益” 絶好調の百貨店を支える訪日外国人【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年4月22日 20時37分
-
2新Vポイント「残高確認できず」 サービス開始初日、運営会社陳謝
共同通信 / 2024年4月22日 23時28分
-
3常識覆す「豪華すぎるマイクロバス」が登場!座席は「ほぼ全て窓側」特別仕様
乗りものニュース / 2024年4月23日 9時42分
-
4「会社の飲み会」を避ける人は大損している…飲み会は無駄という若手が知らない"お値段以上のリターン"
プレジデントオンライン / 2024年4月23日 6時0分
-
5“グリコ”プリンなどが品切れに “システム障害” 商品の一部が出荷停止 再開までに時間
日テレNEWS NNN / 2024年4月22日 20時31分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください