共働き家庭の子供の夏休みの人気習い事とは?
ファイナンシャルフィールド / 2019年7月15日 2時30分
7月に入り、夏休みも間近に迫ってきました。長い夏休み、子どもには学校がある期間にはできない経験をさせたいもの。国内外の長期旅行の予定はすでに立てている人もいることでしょう。 夏休みならではの短期スクールや、キャンプなど選択肢がたくさんある中で、何をさせるか検討している方も多いのではないでしょうか。 e-ラーニングに関するサービスのさまざまなコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所(本社:大阪府吹田市)は、子どもがいる親を対象に「子どもの夏休みに関するアンケート」を実施しました。※ それでは早速結果をみてみましょう。
「旅行」「キャンプ」「海水浴」など、夏の長期休暇にしかできない体験をさせたい。予算は半数が2万円以下
「子どもの夏休みに体験させたいアクティビティは何ですか」という問いに対しては、1位が「旅行」(179) 、2位が「キャンプ」(164)、3位が「海水浴」(91)という回答になりました。昨年に引き続き、「旅行」や「キャンプ」などの長期休暇を利用した、普段とは異なる体験ができるアクティビティが上位になっています。
山やアウトドアでのキャンプのほか、海水浴・川遊び、花火は夏しかできないですよね。夏ならではの楽しい経験は、子どもが大きくなった時に思い出として残ることでしょう。
また「子どもの夏休みの体験にいくらくらい予算をかけますか」という問いには、「1万5001円~2万円」(44)が最も多く、「5万0001円以上」(43)、「5001円~1万円」(39)、「1万0001円~1万5000円」(36)と僅差で続きました。「0円習い事を始めた」を含め、約半数が2万円以内と回答しました。
2万円以下であれば、近場の旅行や日帰りの海水浴、キャンプなどに行ける金額ですね。5万円以上とすると、国内でも遠方で数泊、近場の海外などへの旅行に行くのだと考えられます。
気になるのは回答の中の「0円習い事」。これはいったい何でしょうか。自治体や地域では、「子ども○○教室」「1日体験」というイベントが開催されることがあり、無料か材料費のみ負担など、格安の価格で参加できます。また民間の習い事でも、子ども向けに無料や安価で体験教室を行っているところもあります。このような無料のイベントを調べて、子どもにいろいろなことを体験させるのも手ですね。
夏休みにさせたい習い事は「英語」「プログラミング」が圧倒的に多い。「ユーチューバー」という回答も
「子どもの夏休みに勉強させたい習い事は何ですか」という問いでは、1位が「英語・英会話スクール」(181) 、2位が「プログラミング」(156)となり、3位以下に大差をつけて、この2つに多くの回答が集中しました。
来年から小学校で必修化が開始することも受けて、引き続き注目度が高いことが伺えます。
回答が少ないものの中に「ユーチューバー」(10)がありました。子どもがなりたい職業の第3位のユーチューバーですが、それってどうよ?と思う親も多いでしょう。
ユーチューバー教室では動画を撮ったり実況したりといったことを学習するようです。ネットリテラシーや動画撮影の表現方法、自分で表現する力を学ぶにはいいのかもしれません。
共働き家庭では子どもの夏休みの過ごし方に不安。工夫して安全で楽しい夏休みを
「子どもの夏休みの過ごし方に、不安や負担を感じることはありますか」という問いでは、「はい」が55%、「いいえ」が45%となり、半数以上が子どもの夏休みの過ごし方に不安や負担を感じていることがわかりました。
また、「どんなことを不安や負担に感じますか」という問いに対しては、「宿題や自由研究を見る量が増えること」(60)が最も多く、次に「子どもの面倒をみてくれる人がいなくなること」(57)が続きました。
共働き世帯が増える中で、子どもの長期休暇中に子どもが一人で過ごす時間が増えてしまうことに、不安や負担を感じていると考えられます。
「子どもの夏休みに学童やアフタースクールがあったら利用したいですか」という問いに対しては、「はい」が93%、「いいえ」が7%となっており、9割以上が学童やアフタースクールに子どもを預けたいと思っていることがわかりました。
夏休みで学校がない場合、子どもをどう過ごさせるのかは働く親にとっては重要な問題。小さい子どもを一人で夏休み中家に置いておくのは心配です。宿題をきちんとやるのか、危険なことをしないのか、そして何より寂しくないのか等、親としては心配がつきません。そのため、長期休暇中も安心して子どもを預けられる学童やアフタースクールへの需要が高まっているようです。
お盆前後などは、家族で旅行に行ったり、祖父母の家に行ったりと、学童に来る子どもの数が減ってしまい、子どもが行きたがらないということもあるかもしれません。
学童やアフタースクールのほかにも、夏休みの短期教室や子どもキャンプに参加させたり、親が夏休みを交代で取得したりと方法はいろいろあります。いろいろな手段を組み合わせて、子どもには安全で楽しい夏休みを過ごさせてあげたいですね。
出典※子どもがいる親世代に聞いた「子どもの夏休みに関するアンケート」(株式会社イー・ラーニング研究所)
執筆者:
FINANCIAL FIELD編集部
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