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資産形成を作る為に知っておきたい【2つの○○力】

ファイナンシャルフィールド / 2019年7月19日 10時30分

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「老後に約2000万円の備えが必要」とした金融庁の報告書をきっかけに起こった通称「老後2000万円問題」。日経新聞の報道によると、老後資金に対する問題意識から資産形成へ動き始める個人が増えているようです。   特にネット証券では20~40代の現役世代を中心に、少額投資非課税制度(NISA)の申し込みが急増しています。また、資産形成をテーマにしたマネーセミナーなども大盛況のようです。   さて、今回は資産形成に大切な2つのことをお伝えします。意外すぎるかもしれませんが、この2つのことが最も大事であり、かつ最も難しいことです。  

その1「継続力」

文字通り投資を「継続する力」です。継続しているからこそ、成果につながります。
 
毎月1万円を日経平均株価に連動させて、1998年1月から2017年12月までの20年間、積立投資をした場合を考えてみましょう。積立総額は240万円ですが、それが約431万円まで成長することになります。これは20年間、投資を「継続している」からこその結果です。
 

その2「スルー力」

もう一つは「スルー力」です。具体的には相場に一喜一憂しないで、それらをスルーしていくことです。20年の間にはリーマンショックなどさまざまな出来事がありました。上記のケースで結果につながったのは、そういった出来事をスルーして投資を継続したからです。
 
このスルー力も投資を継続するために大切な要素です。良くないときに相場を見てしまうと、衝動的に解約してしまいたくなります。そこで解約してしまえば、終了。今後プラスになる可能性もなくなってしまいます。
 
この「継続力」「スルー力」を最も生かせる制度があります(もちろん成果を約束することはできませんが)。それが、「つみたてNISA」「個人型確定拠出年金」の2つです。
 

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「継続力」&「スルー力」が生かせる2つの制度

つみたてNISA、個人型確定拠出年金(イデコ、iDeCo)は、いずれも少額から、長期・積立・分散投資を継続するための制度です。つみたてNISAの場合は最小100円から、イデコの場合は最小5000円からできます。
 
特にイデコの場合は、原則として60歳まで解約ができませんので、一度始めたら半ば強制的にずっと「継続」することができます。60歳まで解約ができないというのは制度上のデメリットとも言えますが、「継続力」という観点から言えばメリットとして捉えることができます。
 

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日常の中にある「継続力」&「スルー力」

世の中には「継続力」&「スルー力」を持っている方たちがいます。例えば、勝敗にかかわらず応援し続けるスポーツチームのファン。敗北を乗り越えて勝利を目指して応援し続ける力はまさに「継続力」と「スルー力」だといえます。
 
また当たり前すぎて、意識しないかもしれませんが、長い間会社勤めをしている方や結婚生活を送っている方もそうです。資産形成をする際にも、ぜひこの2つを意識するようにしましょう。
 
[出典]
金融庁「つみたてNISA Meetup in 大阪」(10ページ目)
 
執筆者:大場脩
ファイナンシャルプランナー
 

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