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夏休みは財布が緩みがち……浪費せずに楽しむためのコツとは

ファイナンシャルフィールド / 2019年8月22日 3時0分

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夏休みは、子どもがいる家庭ではとくに財布が緩みがちになる2ヶ月です。無計画に場当たり的な使い方をしていると、財布の中の札束はあっという間にレシートの束になります。いつも以上に「締める」気持ちを頭に残しておきましょう。  

出費感覚がまひしてしまう

まずは旅行費用です。閑散期と比べて交通費も宿泊代もかなり割高になります。しかもこれらは後に残らないので、おいしいものを食べたり、欲しかったモノを買ったりしたときに比べて満足感を実感するのが難しいです。
 
混雑した空港で満足感を味わうために、いつも以上に不必要なモノを買ったりレストランやカフェで食べたり飲んだりすることで、帳尻を合わせようとします。
 
「旅の思い出に」と思って買ったはずの小物が、机の引き出しに埋もれてまったく使うことがなかった、ということはよくある話です。
 
一例として、東京から大阪のユニバーサルスタジオに遊びに行く場合を、閑散期と夏休み期間とで比較してみます。同じホテルを利用して他の条件が同じでも、交通費・宿泊代パックにした場合、大人1人1泊3万8000円(閑散期) VS 4万3000円(ピークシーズン)ぐらいの違いがあります。
 
しかも「せっかく来たのだから」ということで、食事料金などが割高でも気にならなくなります。これは、引っ越しの時に次から次に出費項目が発生することで、徐々に「お金を払っている」という感覚がまひしてしまうのに似ています。
 

「せっかくの機会」「たまに」という浪費の言い訳を習慣化させない

そうはいっても1年に1度の夏休みですから、時には羽目を外してみたくなる気持ちは誰でも同じです。そんなときはダイエットを思い浮かべてください。
 
たまには、と思って普段我慢しているものを思い切り食べて体重増加がとまらなくなった時、どうしますか? 食べ過ぎた後できるだけ間を置かず、脂肪が定着する前にダイエットを再開すると戻りもスムーズだといわれます。
 
危険なのは、食べ過ぎがクセになって食生活そのものが変わってしまうことです。それと同じで、「せっかくの夏休みだから」を連発することで、節約モードにならない理由づけが習慣化してしまうのです。
 

冷静な引き締めをしてもイベントは楽しめる

いつも家計のことを考えていると楽しめない、と思うかもしれませんが、これもダイエットと同じで「冷静な引き締めを習慣化」させてしまえば、それほど負担は感じないものです。
 
不必要な衝動買いはなくても、普段訪れたことのない場所での経験を家族で楽しむことはできます。今のプレシニア世代はモノ消費よりもコト消費(経験を楽しむ)を大事にする傾向にあるといいますが、これは健全な家計運営のためには世代を超えて当てはまることかもしれません。
 
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者

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