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電気代を節約したいなら。家電を買い替えることで、電気代を減らせる?

ファイナンシャルフィールド / 2019年9月11日 9時20分

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今年の夏も厳しい暑さが続きました。エアコンの冷房や扇風機なしでは生命の危険を感じますし、食べ物を腐らせないためには冷蔵庫も冷凍庫もいつもより大活躍。使用しないことで電気代を節約するというのは難しい時代ですよね。   気になるのが電気代。9月の請求書に怯えている方もいるのではないでしょうか。古い家電をお使いのみなさんにご提案です。新しい家電に買い替えることで電気代が節約できますよ、長い目で見て、ご検討ください。  

10月から大手10社の電気料金は値下げへ。しかしながら、長期で見ると上昇傾向。

報道によると、大手電力会社10社の10月の家庭向け電気料金が9月に比べ値下げとなる見通しだそうです。火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)や石炭などの価格下落を反映したとのこと。
 
ただ、東日本大震災以降、電気料金は値上げが相次ぎ、原油価格の下落などによる一時的な低下はあったものの、2017年度以降は原油価格の再上昇等の影響で再び上昇傾向でした。国際エネルギー機関(IEA)の長期見通しでは、新興国のエネルギー需要が当面は旺盛なことから、原油価格の上昇傾向は続くとしています。
 
国が自給率を高めることで、原油高の影響が受けにくくなり、再生可能エネルギーの普及でコストが低減されれば、電気代の上昇抑制になると考えられますが、2010年度と比較して、2017年度の電気料金平均単価は家庭向けで約16%、産業向けで約21%上昇しているのも事実です。
 

家電を買い替えることで、電気代を減らせる! さらにエコ!!

長く大事に使ってきた家電を壊れてもいないのに買い替えるのは「もったいない」と感じる方が多いと思います。ゴミにせず使っていくことはもちろん大切ですが、使用時にエネルギーを多く消費している家電に関しては、省エネ性能が低い古いものを長く使い続けることの方が、電気代とエネルギーがもったいないともいえます。
 
どのくらい省エネ性能が向上しているのか、つまり、電気代が削減できるのか、具体的に見てみましょう。
 
2018年度のもので、冷蔵庫は10年前と比べると約43%の省エネ、液晶テレビは8年前と比べると約32%の省エネ、エアコンは10年前と比べると約4%の省エネ、温水洗浄便座は10年前と比べると約33%の省エネになっています。
 
これらは代表的なサイズの製品についての比較ですが、今、自宅で使っている家電を買い替えたら、年間電気代や年間消費電力量がどのくらい節約されるか、環境省のHP「しんきゅうさん」で試算できます。
 
それでも「使えるものをゴミにするのは……」とためらっている方は、エアコン、冷蔵庫、冷凍庫、テレビ、洗濯機、衣類乾燥機は家電リサイクル法によってリサイクルが義務付けられていますから、不要になった家電がすべて廃棄物になるわけではありません。
 
新製品を購入するのはもちろん出費です。ただ、長い目で見た場合、年間の消費電力量が減らせるというのは、電気代上昇傾向の現代においては、結果的に節約につながることもあるのではないでしょうか。
 
出典
経済産業省 資源エネルギー庁 電気料金の変化
一般財団法人 家電製品協会 スマートライフおすすめBOOK
環境省 省エネ製品買換ナビゲーション 「しんきゅうさん」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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