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旅行中の空き巣被害。窓の破損や盗難品は、どこまで火災保険で補償される?

ファイナンシャルフィールド / 2019年9月13日 9時0分

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涼しくなる秋は連休も増え、旅行でご自宅を空ける機会が多くなります。確実に戸締まりをしたけれど、空き巣被害にあってしまったら、どうしよう……。そんな不安を感じる方もいるのではないでしょうか?   意外かもしれませんが、そんなときに役立つのが火災保険です。火災保険は、火災の場合はもちろん空き巣被害にも対応できる保険です。再度、補償内容を確認し、万全の状態でお出掛けしましょう。  

いろいろなリスクを補償する火災保険

住まいには、火災によるリスク以外に、台風・大雨・大雪、さらに地震等の自然災害などによっても、財産が消失・破損・滅失するという物的リスクがあります。
 
また住まいを取り巻くリスクには、給排水設備の詰まりや漏水等による水ぬれ、泥棒が入ったことによる窓ガラスの破損、家財の盗難、さらに不測かつ突発的な破損・汚損等、があります。
 
こうしてみると火災保険は、火災のみならず、自然災害や水ぬれ、盗難などの日常生活における事故など、住まいを取り巻くリスクに備えるという点で、生活になくてはならない保険といえるのではないでしょうか?
 

火災保険の対象

火災保険では何を対象として保険に入るかが大事です。住まいの保険では、対象を「建物」「家財(生活用動産)」に分けています。
 
「建物」とは、土地に定着し、屋根および柱、または壁を有するものをいいます。建物に含まれるものは、畳・建具、電気・ガス・冷暖房設備、浴槽・流し・ガス台・調理台、それと門・塀・物置・車庫等です。
 
「家財」とは、建物内に収容されている生活用の家財です。例えば、家具や家電製品、衣類等で被保険者以外の親族の所有する家財も含まれます。
 

旅行中の空き巣被害

旅行中の空き巣被害に備える場合、火災保険について、まず盗難の損害を補償してあるタイプに加入しているかどうかを調べましょう。その次に「建物」を対象としたものか、または「家財」を対象としたものか、それとも両方とも対象となっている契約かを確認しましょう。
 
例えば、窓ガラスを壊され侵入された場合、窓ガラスは建物に含まれますから、「建物」を対象とした保険に加入していないと補償されません。
 
そして「家財」を対象とした補償であれば、家財が盗難された場合に支払われます。さらに、盗まれなかったが、テレビが壊されていたというような場合も補償の対象になります。そして、生活用の通貨または預貯金証書が盗まれたときも補償されますが、損害保険金額には限度額が設けられています。
 

家財明記物件と家財に含まれない物

家財の中で、契約時に申込書に明記しないと保険の対象とすることができない物があります。貴金属、宝石、書画、骨董、彫刻その他の美術品など高額なものが該当します。もし所有している場合は契約の際に相談しておくとよいでしょう。
 
また、家財の中には自動車や125CC超のバイクは含まれません。自動車盗難の補償には自動車保険(車両保険)をご契約ください。
 

防犯が重要

空き巣に入られないようにするには、まず防犯が重要となります。窓やドアの二重ロックや、防犯カメラの設置も有効です。さらに家にはできるだけ現金を置かないよう心掛けましょう。しかし、もし空き巣に入られてしまっても火災保険がお役に立つことでしょう。
 
執筆者:古屋禎之
古屋FP事務所 代表
CFP(R)資格
1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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