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金に投資するならどんな方法がある? 積立・ETF・投資信託など自分に合った手段を見つけよう!

ファイナンシャルフィールド / 2019年9月21日 10時0分

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金は「有事の金」といわれるように、昨今加熱する米中貿易摩擦や景気後退リスクの上昇の中で、金投資が注目されています。金投資には、昔からある金の延べ棒の保有から積立まであらゆる方法があります。特色を理解して自分に合った金投資方法を見つけましょう。

金の投資方法は主に4種類

今から金投資を始めるならどの方法がおすすめ?

金地金を買うには、最低でも一度に280万円程度必要で、買付時に消費税(例:消費税率10%で28万円)がかかります(売却時に返ってきます)。また、金地金は高価な資産のため、自宅で保管するには盗難リスクを考慮し、金庫など保管方法も考える必要があります。
 
今から金投資を始めるのにおすすめなのが積立です。積立には、2つの方法があります。実物の金の積立か投資信託の積立です。積立することで、少額からコツコツできる投資を始めることができ、ドルコスト平均法を活用できます。
 
ドルコスト平均法とは、安い買付タイミングが分からない方でも、毎月長期で一定金額を積立投資することにより、高いときは少ないグラム数・口数を買い、安いときは多いグラム数・口数を買うことになり、買付単価を下げる効果が期待できます。
 
実物の金の積立の場合には、地金に交換できる目安500gなどに達すると実物の金地金に交換することができます。金地金にいつか換えたいと思っているならこの方法がおすすめです。
 
ただし、交換時に保管先(NYが多い)からの輸送費、消費税などの費用がかかり、自宅での保管方法にも盗難リスクに備えて気を付ける必要があります。また、税金は金地金と同じで譲渡所得として、50万円の特別控除があります。売却利益が50万円以内なら税金はかかりません。
 
その上、5年超保有すると50万円以内の特別控除を引いた利益の半分に対して課税される税制優遇があります。
 
一方、投資信託は100円(最低積立額は金融機関によります)から積立ができ、NISA口座での積立なら売却益が非課税になります(一般NISAで最長5年間120万円/年までの新規投資)。
 
また、金は一般にドル建てNY金先物を指標としており、金価格が上がっていてもドルに対して円高になると価格が下がるリスクがありますが、為替ヘッジをしてドルの為替リスクを低減している投資信託の銘柄もあり、種類は豊富です。

短期的に売買したいならETF

投資信託は、1日1回の価格が表示され、「ブラインド方式」といって当日の価格が公表されず、前日の価格を参考に価格が分からないまま売買しなければいけません。
 
少し上がったら売るという短期で売買したいなら証券取引所に上場しているETFがおすすめです。1口単位で3000円程度から投資できます。NISA口座で買うこともできます。
 
中でも、純金上場信託(銘柄コード:1540)は、国内の金のグラム数あたりの先物価格に連動させたETFで、株式のように取引することができ、NISA口座で買付すれば利益を非課税にすることもできます。
 
このETFは三菱UFJ信託銀行が運用する「金の果実シリーズ」の中の1つで裏付けとして実物資産を保有しており、1kg以上5kg以内で地金と交換することができます。ただし、ETFであるため積立ができないのがデメリットです。
 
そして、商品先物取引による投資方法もあります。少額で大きな取引ができるのがメリットですが、予想に反したときに大きな損失となるため、金価格相場観やチャート分析ができる上級者向けの投資方法になります。
 
投資意向に合った金投資方法で、金投資を考えてみましょう。
 
執筆者:大堀貴子
CFP(R)認定者 第Ⅰ種証券外務員
 

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