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消費税10%目前!都営バスの交通費にはどんな影響がある?

ファイナンシャルフィールド / 2019年9月30日 10時25分

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間もなく消費税が10%になります。それに伴って電車やバスの運賃が改定となる会社もいくつかあるようです。   本稿では都営バスの例を簡単に解説します。(本文中に特別の記載がない限り、大人料金について述べています)  

通常利用の場合

1.現金利用
23区内の路線(均一料金)を現金利用の場合は、「AL01系統」の料金のみ110円へと10円アップですが、他は現行と同額です。均一区間については210円のままです。多摩地区の路線(距離料金)を現金利用の場合、180円~220円の区間は料金変更がなく、現行で230円~640円の区間は10円もしくは20円アップになります。
 
2.ICカード利用
ICカード利用の場合は1円単位の値段設定になっていたので、残念ながらすべて料金UPとなる予定です。23区内の均一区間206円(深夜バス412円)は現金利用の場合と同額の210円(深夜バス420円)となってしまいました。他の特別運賃が設定されている路線(学バスなど)も値上げですが、こちらは現金より数円安い設定であることは変わりません。
 
また、ICカードを利用して90分以内に乗り継いだ場合の運賃100円割引に関しては変わらないままですので、ICカード利用の優位性は大きく揺らがないといえます。多摩地区の場合も上げ幅は区間によってさまざまで、一部料金区間では現金と同額になるところもあります。
 

定期券利用の場合

23区の均一区間内のバス利用の場合は、下表のとおりの改定がなされます。値上げ幅としては220円~620円、一月当たりで考えると200円強の増額になるといえます。
 
都バスフリーカードの場合

 
多摩地区の定期券の金額計算は、前述の改定後の現金運賃を基準に定められた料率を掛けて計算されますので、値段改定が発生した区間に関しては運賃が値上げされますが、改定がなかった区間は据え置きとなります。
 
計算式は通勤定期1ヶ月の場合は「改定後普通運賃(現金)×2×30×0.75」、通勤定期3ヶ月の場合は「改定後1ヶ月定期運賃×3×0.95」となっており、この計算式に変更はありません。定期券の場合、運賃改定前に購入したものは差額の支払いなしで、そのまま有効とのことなので、改定前に購入する方が少しお得であるといえます。
 

定額定期券利用の場合

都営バスの場合、都内均一区間において全線有効な1万円で「1ヶ月+4日間」の定期や、豊洲01系統のみで利用できる4000円で「1ヶ月+4日間」有効という定期があります。しかし、こちらも値上げの影響を受けています。
 
それぞれの購入時の額面1万円および4000円に変更はありませんが、有効期間が1日短くなり「1ヶ月+3日」となるため、実質の値上げとなっています。こちらの定期券も改定前の購入であっても差額の支払いなしで有効ですので、早めの購入がお得になります。
 

回数券の場合

回数券を購入する場合においても変更が発生しています。
 

 
表の通り、額面5000円が4500円に変更になることと、1000円(1)以外は枚数の変更が行われます。
 

まとめ

都営バスの消費税増税による運賃改定を簡単に解説しました。定期券や回数券を利用されている方は、消費税増税前に購入する方が結果的にお得という可能性もあります。都営バスを利用される方は参考にしてみてください
 
参考
東京都交通局「消費税率引上げに伴う運賃改定の認可について」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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