話題のQRコード決済、どう選べばいいかわからない。そんな人は、4つのポイントを意識して
ファイナンシャルフィールド / 2019年10月7日 8時30分
筆者は実店舗で買い物をするとき、キャッシュレスな支払手段を好んで利用します。すでに支払いの9割程度をキャッシュレスにしており、現金で支払うのは現金でしか支払いができないときだけになっています。 コード決済(スマホ決済)については、今年の初め頃からPayPayやLINE Payなど6つのサービスを試しましたが、それぞれにはさまざまな違いがあることが分かりました。そこで今回は、コード決済サービスを選ぶときに比較すべきポイントについて解説します。
キャッシュレスな支払手段はいろいろある
2019年10月1日から2020年6月末までの間、「キャッシュレス・消費者還元事業」が実施されます。対象店舗において所定の手段で支払いをすると、代金の2%または5%相当のポイント還元を受けることができます。
消費者還元事業の対象となるキャッシュレスな支払手段とは、以下のものです。
・クレジットカード
・電子マネー
・コード決済(スマホ決済、QRコード決済などとも表記されます)
・デビットカード
・プリペイドカード(一部)
例えば1万円の商品を現金で購入する場合、支払代金は消費税10%とあわせて1万1000円です。しかし、対象店舗において上記の方法で支払いをすれば、最大で1万1000円×5%=550円相当のポイントが戻ってきます。そのため、実質負担額は1万1000円-550円=1万450円となります。
さらに、クレジットカードやコード決済などで支払った場合、これらによるポイント還元もあるのでポイントを2重にもらうことができ、さらに実質負担は少なくなります。
ところで、実店舗の買い物でクレジットカードや電子マネーは利用したことがあっても、コード決済サービスを利用したことがないという方は意外と多いのではないでしょうか。
コード決済は、アプリに表示されたバーコードを店員に読み取ってもらう方法と、店員から提示されたQRコードをアプリのカメラで読み込み、自分で金額を入力して支払う方法があります。後者は経験したことがないと面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば意外と簡単です。
使ってみると便利であることを実感できるので、消費者還元事業で大きな還元を受けられるうちにぜひ試してみてください。
コード決済サービスを選ぶときの4つのポイント
コード決済サービスにはそれぞれ特徴があります。初めてコード決済サービスを利用するのであれば、以下の4点を意識して選んでみてください。
還元率が高い
コード決済サービスは、そのサービスを通じて支払うだけでポイント還元を受けられるものがたくさんあります。還元されるポイントには幅があり、キャンペーンを行っているときを除けば0.5~3%程度となっています。
また、会員ランクやチャージする手段によって還元率が違うこともあります。手間がかからず、それでいて還元率が高めのものを選ぶのがおすすめです。
利用できる店舗が多い
いくら還元率が高くても、使えるお店が少なくてはそもそも還元を受けられません。そのため、よく利用するお店で使えるサービスを選びましょう。
店頭での支払いがスムーズである
店頭での支払時における使い勝手には、微妙な違いがあります。例えばバーコードを表示させるため、スマホの画面を複数回タップする必要があるものは面倒です。このわずかな手間が、日常使いをするうえでは意外と大きな差になります。
オートチャージまたは即時決済ができる
コード決済サービスは原則としてチャージをしてから支払いに利用するので、残高が足りていないと支払いができません。そのため、レジに向かうときに残高が足りているかが気になります。
しかし、コード決済サービスの中にはオートチャージに対応しているものがあります。オートチャージができれば残高不足を気にせず利用できるので便利です。
また、チャージが不要なものもあります。楽天ペイのように登録しているクレジットカードに直接請求がかかるものや、ゆうちょPayのように銀行口座から即時に引き落としされる仕組みになっているもので、これらも残高不足の心配が不要です。
実際に試して判断するのがおすすめ
各サービスにはさまざまな特徴があります。例えばメルペイはメルカリの利用者にとって使いやすくできていますし、LINE PayはLINEの友達が多い人にメリットがあると言えます。
コード決済サービスはたくさんありますが、どれも無料で利用できるので、気になるサービスは実際にどんどん試してみましょう。
執筆者:横山琢哉
ファイナンシャルプランナー(日本FP協会 AFP認定者)
フリーランスライター
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